日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2019 - ステーキハウス金松

2019-11-25 12:42:44 | B級グルメ
那覇を出るとき、朝食に弁当でもいただいていこうかと思いました。しかし、昨日と違って持ち時間が限られます。二食分の時間を消費するよりも、一食にまとめてしまい、その分走る時間を捻出した方が得策です。一区切りついたところで遅い朝食兼昼食の時間となりました。最後を飾る一軒は「ステーキハウス金松」です。
繰り返す通り、時間に余裕はありません。那覇に戻ってからにした方が安全ではありました。しかし、延々走った成果が城だけというのも物足りません。そこで思い出したのが、昨日通りがかった北谷のステーキハウスです。かつては毎回のようにいただいていた、しかし最近ほとんどいただかなくなったものの一つにステーキがあります。これは、ステーツサイズ、ジョージレストランを始めとして、那覇にあった古きよきステーキハウスがことごとく失われ、観光客向けの店ばかりになってしまったことによるところが少なくありません。それだけに、北谷の店と出会ったとき、かつて愛用していたこれらの店を彷彿させる佇まいに看過しがたいものを感じていました。昨日は朝食から間が空いていなかったため、素通りせざるを得なかったものの、思わぬ形で再挑戦の機会が巡ってきた次第です。
店内は外観同様古びており、能登で訪ねた禄剛崎のドライブインと同様、昭和の頃から何一つ変わっていないかのように見えます。ベテランのおばちゃんを筆頭にした三人組が仕切る中、常連風の地元客が黙々とステーキを頬張るところもこちらの思い描いていた通りです。テンダーロインと並ぶ沖縄のステーキハウスの定番といえばニューヨークですが、270gで1900円、 230gで1500円のところ、1000円ぽっきりの200gは明らかに奉仕品ということになります。かつては分厚いステーキにかじりついていた自分も、今や200gもあれば十分です。何よりこの店内でいただけることに価値があります。有終の美を飾るにふさわしい一軒でした。

ステーキハウス金松
中頭郡北谷町字港11
098-936-5909
1100AM-2130PM(LO)
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