日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2018 - ホテルラッソ釧路

2018-10-02 09:46:38 | 北海道
不動の定宿だったホテルラッソ釧路に、残念な変化があったのは去年のことです。運営会社が代わったらしく、室料が上がった上に、無料だった朝食が千円になっていました。しかも学会の弊害による混雑が拍車をかけ、自分が出せる限度に近い水準まで宿泊料が値上がりした結果、朝食をやむなく切るという経験をしました。そのような経緯もあり、今回は無条件でここに泊まるつもりまではありませんでした。それでも結局回帰したのは、最安値ではないものの、朝食を含めて税抜五千円という、かつてと比べても千円違わない程度の料金だったからに他なりません。

予約サイトでは、朝食有料化の理由として、たしかバリューアップなどという横文字が使われていたと記憶しています。しかし、あの内容からさらに千円増しにするほど、何を改善する理由があるのかと懐疑的でした。今回久々にいただいてみると、予想はおおむね的中し、和洋各種の惣菜はおおむね同じでした。当館名物のカレーについても。その代わり、目に見えて充実したのがデザート類です。何種も選べるアイスクリームに自家製のプリンが加わり、さらにはヨーグルトとそれに添える果物も何種か選ぶことができます。中でもプリンの滑らかな舌触りは、「大地のテラス」のパンナコッタと甲乙つけがたいものでした。注文を受けてから焼く目玉焼きと焼おにぎりも加わっており、ここまでくると無料はさすがに無理だと納得できる内容です。
とはいえ本質は大きく代わらず、「おまけ」の部分が拡充されたに過ぎません。実質的には体のよい値上げともいえます。店舗にもよるものの、法華クラブの朝食が原則千円を超えないことを考えると、これで千円はどうかというのが率直なところです。とはいえ、八百円程度なら料金を払ってでもいただきたいと思える値打ちはありました。自身の評価とたかだか二百円しか違わないなら、散財としては全く惜しくはありません。

今日は若干値上がりし、素泊まりでも五千円台後半の料金設定です。500円違わない値段でプリンスホテルに泊まれることを考えると、二泊目はあちらを奢るという選択も考えられるところではあります。とはいえ、繁華街の只中という利便性は絶大であり、今のところ五分五分の状況です。夕方に値を下げるなどということがあれば、もちろん即決することになるでしょう。

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3 コメント

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ちなみに (mosboya)
2018-10-06 12:03:23
200円ではなく1000円の貢献をしたものと認識しています。
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ようこそ (mosboya)
2018-10-05 10:56:46
個人的には、散財と無駄遣いは違うと考えています。身の丈に合わない贅沢はせず、いつものところでいつものように使うことを基本とするものの、普段なら出し惜しみしかねないわずかな額を、躊躇なく使うというのが自分なりの「散財」です。
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散財 (200円)
2018-10-03 21:59:51
200円という単語と散財という単語に違和感を感じます。
北海道への経済貢献が200円だけでしょうか。
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