日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 続編 - ささやかな晩酌

2015-10-06 21:15:09 | 東北
時間を過不足なく使い切った点において、本日の活動は理想的だったと先ほど申しました。ただし、時間内に収められなかったものが一つだけあります。乗車の前の腹ごしらえです。
時間がなかったというより、七戸十和田の駅周辺で飲食できる場所が皆無に近いのです。駅前にはイオンがあり、あらゆる食料が揃うとはいえ、車内での飲食を好まない性分上、キャンプ場でしてきたような晩酌をするつもりはありません。ならば軽食だけ買うかと思っても、これはと思うものが見当たりませんでした。
より正確には、めぼしいものがなかったというより、あらゆるものが揃うところにむしろ味気なさを感じたとでもいえばよいでしょうか。広大な駐車場に大型商業施設を併設した、絵に描いたような現代の新幹線駅に車を置いて、駅前のイオンで食料を買い込み、安っぽいテーブルを広げて飲み食いするという行為が、旅情に真っ向から相反するように思えてならなかったのです。さほどの空腹感がなかったこともあり、結局何も買わずに乗り込みました。
その後盛岡での停車時間を使って、銀河高原の缶ビールと小岩井のチーズだけを買いました。これで小腹を満たし、足りない分は我が家に戻ってからいただきます。〆て500円少々のささやかな晩酌です。

コメント    この記事についてブログを書く
« 晩秋の大地を行く 続編 - は... | トップ | 晩秋の大地を行く 続編 - 帰着 »

コメントを投稿