市民市場で土産でも買って行くかと思ったところが、あいにく定休の日曜に重なり、寿司屋以外は皆休業でした。三時間の滞在はヤキメシ以外にさしたる収穫もないまま終わり、「いなほ」で秋田を後にします。
自分以外の同行者が皆「こまち」で帰路につく中、あえて羽越本線経由を選択したそもそもの理由は、「こまち」では帰りが早くなりすぎることにあります。冬ならば荒天にならない限り羽越本線経由の方が楽しめるだろうという考えもありました。そしてもう一つの決め手となったのが「いなほ」のグリーン車です。
四列座席のお粗末なグリーン車を量産する東日本が、この列車に限っては何を血迷ったか三列座席のグリーン車を造りました。それも、種車の普通車時代は前後二組、合わせて四席分が置かれていた場所に、椅子を一組設置して前後の席との間を仕切った、半個室といってもよい構造です。以前新潟から酒田まで乗ったとき、グランクラスにも引けを取らない豪勢な座席にいたく感服し、再度乗車の機会をうかがっていたのでした。その機会が今回巡ってきた次第です。
発車から小一時間で暗くなる時間帯だけに、日本海を車窓に眺めることのできる区間は限られ、初回ほどには楽しめないかもしれません。しかし、鉛色の空と日本海が暮れて行く水墨画のような世界も、それはそれで絵になるだろうと期待しています。新潟まで三時間半の大名旅行です。
★秋田1636/いなほ14(2014M)/2007新潟
自分以外の同行者が皆「こまち」で帰路につく中、あえて羽越本線経由を選択したそもそもの理由は、「こまち」では帰りが早くなりすぎることにあります。冬ならば荒天にならない限り羽越本線経由の方が楽しめるだろうという考えもありました。そしてもう一つの決め手となったのが「いなほ」のグリーン車です。
四列座席のお粗末なグリーン車を量産する東日本が、この列車に限っては何を血迷ったか三列座席のグリーン車を造りました。それも、種車の普通車時代は前後二組、合わせて四席分が置かれていた場所に、椅子を一組設置して前後の席との間を仕切った、半個室といってもよい構造です。以前新潟から酒田まで乗ったとき、グランクラスにも引けを取らない豪勢な座席にいたく感服し、再度乗車の機会をうかがっていたのでした。その機会が今回巡ってきた次第です。
発車から小一時間で暗くなる時間帯だけに、日本海を車窓に眺めることのできる区間は限られ、初回ほどには楽しめないかもしれません。しかし、鉛色の空と日本海が暮れて行く水墨画のような世界も、それはそれで絵になるだろうと期待しています。新潟まで三時間半の大名旅行です。
★秋田1636/いなほ14(2014M)/2007新潟
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます