日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2019 - HOTEL PASQUERA

2019-11-23 08:58:20 | 沖縄
那覇における不動の定宿といえばロコイン沖縄ですが、蜜月も今は昔となりつつあります。無料だった駐車場が有料化され、圧倒的な優位性が揺らいでからというもの、年々使い勝手が悪くなってきました。去年こそ三連泊したものの、今回は残念ながらそうもいきません。空きは一応あるものの、週末は自分にとって手が出ないほどの高額なのです。昨晩は宗旨替えして初見の宿に泊まりました。世話になったのHOTEL PASQUERAです。
このようなことになったのは、何といっても外国人観光客の激増による影響でしょう。激増する観光客に供給が追いつかず、宿の相場を引き上げている可能性が濃厚です。しかし、捨てる神あれば拾う神ありともいいます。その外国人観光客を当て込んだらしき安宿が、近年相当増えました。那覇の場合、本土でも増えているゲストハウス、カプセルホテルだけでなく、住宅の居抜きらしき宿が相当数あるのが特徴で、ここもその手の施設です。
昨夜の場合、予約サイトで検索すると、100を大きく上回る数の候補がありました。安い順から並べていくと、まずゲストハウスとカプセルホテルが現れ、おおむね四千円台から個室の宿が現れるという相場でした。例年宿泊している一帯という条件も踏まえて探した結果、こちらに行き着くという顛末です。
予約サイトの情報からも、ウィークリーマンションのようなものなのだろうと思っていました。実際のところ、玄関こそゲストハウス然としてはいるものの、あとは何から何まで住宅そのものです。ウィークリーマンションを兼ねた宿といえば、思い出すのは三年前に泊まった宇都宮の宿です。広い代わりに怪しげな雰囲気を放っていて、値段なりの割り切りは要る代物でした。しかしこちらは一昨年新築された物件という触れ込みです。館内はどこもかしこも真新しく、打ちっ放しのコンクリートを剥き出しにした客室は、いわゆるデザイナーズマンションのように小洒落ています。ロコイン沖縄の至近にあり、ほぼ同等の利便性があるのもこちらにとっては申し分ありません。これで税抜五千円なら値段以上の掘り出し物です。明晩は残念ながら満室らしく、再び宿探しをせざるを得ませんが、駆け込み寺として覚えておきたい一軒でした。
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