座間市役所の掲揚塔に自衛官募集の懸垂幕がかかげられています。市民と野党方々から疑問や不安が寄せられています。
議員有志で、下記の内容を申し入れました。
市庁舎前掲揚塔の自衛官募集に係る懸垂幕撤去の申し入れ
日頃より市政運営にご尽力されていることに敬意を表します。
市庁舎前にある懸垂幕掲揚塔に「防衛省 国家を守る、公務員。詳しくはこちらから。」との懸垂幕が掲げられています。自衛隊法施行令の第119条で「都道府県知事及び市町村長は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関する広報宣伝を行うものとする」とされていますが、自衛官募集に協力するかは自治体の判断に委ねられています。今回の懸垂幕掲揚を県内すべての自治体が行っているものではありません。
私たちは、災害時における自衛隊員の働きには心からの敬意と感謝を表すものです。しかし、2015年の安保法制により、日本に対する攻撃が無くても自衛隊員が武器を持ち海外へ派遣されるようになり、さらに、敵基地攻撃能力で先制攻撃してかまわないという政府答弁までされています。専守防衛や災害救援の自衛隊が変質していくなかで、自治体が自衛官募集に積極的に協力するのは問題だと考えます。かつて、この掲揚塔には市是である「基地の整理、縮小、返還」を求める懸垂幕が掲げられていました。それがなくなり、今回の懸垂幕が、核兵器廃絶平和都市である本市の庁舎前に掲げられたことは本当に残念です。「教え子を再び戦場に送らない」「二度と戦争はごめんです」など平和を願う多くの方々から不安の声が寄せられています。ついては、掲揚期間終了を待たずに、自衛官募集の懸垂幕を下ろすことを求めます。
以上