奈良大和路水彩スケッチ散策

奈良・大和路の風景を寺社仏閣中心に水彩スケッチ探訪

霊山寺本堂

2012-08-04 05:08:46 | スケッチ
霊山寺:富雄川にかかる橋を渡ると、朱塗の大鳥居が先ず目にとまります。霊山寺は天平八年(736年)聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立したといいます。バラ園の経営など多角経営でも知られていますが、千二百年の歴史を持つ古刹です。
 明治の廃仏毀釈のなかで伽藍規模は半減し、200体の仏像焼却の憂き目に遭っています。本堂(国宝)・三重塔、鐘楼(重文)など三十余点の重要文化財をを所蔵しています。

霊山寺本堂/F3
 一重入母家造り本瓦葺の国宝本堂は鎌倉時代の代表的建物。弘安六年(1283)改築、昭和十七年解体修理を行っています。重要文化財の本尊薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は春日厨子内にあり秘仏・十二神将・二天王・大日・阿弥陀如来。行基菩薩・菩提倦那を祀ています。
花さけば 愛も浄土か 霊山寺  常空