※これは2012年6月17日の記事です。
週末雨かぁ。。。
山行けないなぁ。。。
仕方ないので16日(土)は映画 『スノーホワイト』を見に行く予定にする。
ん~、でも雨だからといって山に行かないのは良くないな。
ずっと週末雨だったらどうする? 体腐っちゃうよ? (´Д`)
レインウェア着て雨の中登るのもいいじゃん。たまにはそんな山行も。
ということで、急遽日曜日に八ヶ岳の権現岳(標高2,715m)に登ることに決定。
八ヶ岳は先月隣の編笠山に登って以来。
7月に入ると虻の襲撃に遭いそうだし、ちょうどいい頃かも。
天気予報も午後から晴れマークがちらほら。。。これを信じていいかわからないけどとにかく行ってみよう。
レンタカーはいつもの車よりワンランク上のしか空いてないが仕方ない。
と思いきや、当日お店の人の計らいでいつもの車になりました♪ ありがとうございます♪
17日午前4時過ぎ雨の中、横浜出発。
いつもなら日の出とともに登るのでもっと早い時間に出るのですが、
今日は午後から天気が回復するということなので敢えて遅めの出発。
勝沼あたりで雨が上がり、雲がどんどん上がっていくのが見える。
いい感じ♪ 雨あがりそう。
でも八ヶ岳に近づくにつれてまた雨が激しく降ってくる。
ま、今日は雨の中登るつもりで出てきたし。。。無事登頂できたら恩の字。
6時過ぎ、天女山駐車場に到着。
準備をしている間にさらに雨は激しくなってきたので、小降りになるまで車内で待機。
大降りの中、2人の男女連れが出発。
男の人、レインウェアは上だけで半ズボンにレインスパッツも無しで出発されてました。
だ、大丈夫か?
7時小降りになったので出発。
というか、もう出発しないと帰りが遅くなる。
日帰りレンタカー族の悲しい宿命。
レインウェアで蒸れるのが嫌なので汗をかかないペースで歩く。
ありがたいことに、しばらくなだらかな道が続きます。
出発して1時間ほどで急坂地点。
言うほど急坂でもない。
この辺りで上から下りてくる団体とすれ違う。
高校生か大学生ぐらい。約10人×3グループの1つ。
それぞれわざと時間をずらして下ってるように見えました。こちらとしてはありがたい。
団体に道を譲ってる間に休憩していると、後ろから登ってきた単独の方に追いつかれ一緒に待機。
少し会話を交わした後、足が速そうなので先に行ってもらいました。
なんだかな~。
見たことある雰囲気だな~。
足早いし。
ザックカバーの色も。。。まさかな~。
雨量が少し減ってきたような。。。
空が明るくなってきました。
いいねいいねっ。
先ほどのグループのその2、その3とすれ違う。
話しかけると、大学の山岳サークルで昨日西岳から登って青年小屋泊し、権現岳から下りてきたらしい。
そして「ここが一番きつい」地点。
言うほどキツいとは思わなかったのだけど。。。
やっと前三ツ頭が見えました。
雨もやんできた♪ 天気良くなりそうです。
先行していた単独の方にも追いつき、また少しお話。
「もう雨あがるよ。」と言われ、
「嬉しいな♪ 雨の中来た甲斐がありました♪」
青い空も見えてきた♪
イワカガミとしていますが、もしかしたらコイワカガミかも。
前三ツ頭まであと10分らしい。
9時になると陽の光もさしてきて、さっきまでの雨が嘘のようになる。
影も出るぐらい晴れてきた。
天気が良くなってきたのは良いものの。。。
お腹が空いてきました。
おにぎりを食べようとザック内を見たけど、無い。
この時初めて主食(おにぎり2個)を車内に忘れてきたことに気づきます。
うぇぇ。。。。。(´Д`;)
旦那さまはちゃんと自分のは持って来ていたので、おにぎりを一つだけ分けてもらいました。
とりあえず、小屋に行けば何か食べれるはずなので、ここでは我慢して前三ツ頭で食べよう。
だけどあまりに空腹だったのでおやつで持って来ていたドライマンゴーを口にして凌ぎます。
シャリバテ気味で前三ツ頭に到着。
誰もいない。
単独の方がいないのいはわかるけど、私たちの前に出発した2人連れにも追いつけないなんて。。。
ペース遅すぎたか。。。
前三ツ頭でレインウェアを脱いで身軽になる。
風が気持ちいい。
おにぎり1個補給。少し生き返る。
目の前に見えるのが三ツ頭。
権現はまだその向こう。見えもしない。
黄色のザックカバーの人はちっちゃく見えてます。
(コ)イワカガミいっぱい咲いてます。
まだ雨後で元気ないけど。
脱皮完了&シャリ補給して出発。
道に迷うようなところも一切無し。
雨で小川のようになった登山道。
勢いよく流れていきます。
三ツ頭の手前でやっと休憩していた2人連れに追いつく。
「晴れて良かったね♪」と言い合います。
そして三ツ頭。
もう10時か。。。
予定よりちょっと遅いペースかな。
そしてやっと目指す権現岳さまが見えてきた。
素敵に尖っていらっしゃる♪
ガスってるけど、いい感じ♪
編笠山と青年小屋も見える。
天気は良くなってきたけれども、稜線上は風が冷たい。
少し前に目にした 『トムラウシ事故の報告書』を思い出す。
夏でも低体温症には注意。
半袖では寒いのでしばらく上着を羽織ります。
権現ズーム。
権現に近づくに連れて赤岳もちらちらと見え始めた。
あとは最後権現岳まで登るだけ。
歩いてきた道を振返る。
赤岳のガス、晴れるといいな♪
しばらく見惚れていると、さっきの単独の方がもう下りてきた。速っ!
「速いですね~」と声をかけると、いきなり
「そのズボン見たことがあるっ! ヤマレコされてますか?」と言われ
この単独の方の正体がここでやっと判明する。
ヤマレコという山旅サイトで色々とアドバイスをいただいて、コメントのやりとりをしている ricalojp さんでしたw
私の心の師匠です。
なんか見たことあるような不思議な感じがするなぁ~と思ってたのは間違いじゃなかった。
あちらも私が雨でレインウェアを脱皮してからの山ズボンで気づいたらしいです。
この山ズボン、そんなに記憶に残るものでしたかwww
にしても、面白い出会い方だw
雨が止まずにずっとレインウェアだったら、お互い帰宅後ヤマレコの記録見てびっくりだったことでしょう。
「今度ぜひコラボしましょう。」と言われ、握手してricalojpさんとはお別れしました。
さぁ、頑張って権現岳の頂へ。
岩場が増えてきましたが、朝の雨の気配は一切なし。
この辺りになると風も弱く、また暑くなってきました。
すっかり乾いて濡れて滑るようなことはありません。
ちょっとした鎖場も1箇所あり。
山頂の耳が見えてきた。
かわいい花も咲き始めている。
これからが最盛期だね。
そして山頂到着。
少し前に登った人たちから写真を撮って欲しいと頼まれる。
ガスが晴れるのを待っていたらしい。
そして私たちも撮っていただきました♪ ありがとうございます。
私の座ってるところ、ちょっと滑りそうで怖いww
でもそこからの眺め。
ガス晴れた♪
赤岳も見えるし、大同心小同心まで見えますっ!
すごい♪
さぁ~、お腹が究極に空いているので権現小屋に急ぎます。
長くなりますので、後篇につづく。。。
こんにちは。八ヶ岳にいかれたのですね
赤岳、大同心小同心がすごく綺麗に写っていて、丸見えっぽくて少しはずかしいかんじですねー。
わたくしも来月赤岳に登る予定でいますので
ブログを拝見して、俄然やる気がでてまいりました。
後半のブログも楽しみにしてますね。
大同心小同心が赤岳の肩に乗ってるようで面白いですよね。ほんと丸見えでした。
赤岳もこれからいい季節ですね。去年の夏登りましたが最高でした。
虻が出る季節なので気を付けてくださいね。
後篇はもうupしていますのでご覧いただけたらと思います。^^