山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■あきらめなくて良かった!【西穂高岳】花咲く夏の青空目がけて

2015-07-25 01:30:06 | 北アルプス

 ※これは2015年7月11日の記事です。

 

今年の梅雨は雨が多いですね。

やっと週末晴れる―♪(´∀`)

夏の西穂高に行きたいなぁ~。。。

とずっと密かに思っていたので、勇気を出して行ってみることに。

久々の北アルプスです。^^

 

日帰り西穂高岳へのアプローチは新穂高ロープウェイで。

車、夏は鍋平高原まで上がれるんですね。

今まで冬に一度しか行ったことが無かったので知らなかった。

5時前に鍋平高原駐車場に着いて、ロープウェイ始発まで仮眠zzz。

でもここって駐車場にトイレないんですね。

ロープウェイ駅内しかなくて、営業開始時間(8時?)まで我慢しました。。。

 ※我慢できそうにない方は、営業時間ギリで来るか、下の新穂高温泉駐車場利用をおススメします。

 

8:45の始発の臨時便に無事乗車でき、9時には西穂高口へ。

 

 

文句なしの快晴。

さて、とりあえず西穂山荘へ向けて樹林帯を歩き始めます。

最初は遊歩道です。

なので観光の人もちらほら。

 

登山の領域に入ると、登りが始まります。

岩ゴロ道。。。

わかっていましたが、冬を知っているだけにテンション上がりません(笑)

 

少しだけ視界が開けて、笠ヶ岳の稜線が見えました。

 

岩ゴロゴロ~。

萎えそうになるから、冬景色を思い出しながら登ります。

 

冬はこの岩たちはすっぽり雪に覆われて影も形もありません。

雪に埋もれてて欲しい岩、岩、岩。

しかも暑いです!

まだこの辺りは樹林帯なのでマシですが、できるならもっと早い時間から登りたい。。。

暑いので。。。

 

なんやかんやと言いながらも、1時間弱で西穂山荘~。

お花も出迎え♪

ミヤマキンポウゲ。

 

ハクサンフウロ。

 

1年半ぶりの山荘です。

山荘前で10分ほど休憩して気合いを入れ直す。

 

さて、、、ではまいりましょう。

ちなみにここは厳冬期はこんな感じになります。

ここも雪道の方が歩きやすいよね。。。

と思いながら登る。

 

とりあえず独標へ向けて。。。

大きな岩がゴロゴロ~。

雪の下はこんなだったのかー。

 

疲れたので振返る。(え、もう疲れたの?(*´ー`) ハイ)

遠くに白山が見えます。

 

前方には今日の目的地が見えてきました。

 

また振返ると焼岳(右)と乗鞍岳(中央)。

 

天気良すぎてめちゃくちゃ暑いです!

 

霞沢岳。あれも冬は真っ白なんですよ。

 

ピークがいくつも見える。
夏もここは美しい!

 

私は今日は結構元気です。気合い十分っ!

 

コバイケイソウの花。

 

軽く丸山到着。

まだ全然余裕ですよね。

 

次は独標へ。

 

でも、、、足元石がゴロゴロ。。。。

 

下りは歩きにくそうだなぁ思ってしまう。

 

振返る。

 

上高地の大正池が見える。
キレイだー♪

 

待ち受ける峰々。。。

あれを越えていくのです。

 

日差しを遮るものがないので暑い。。。もう少し早い時間から登りたい。。。


とにかく一歩ずつ登る。

 

イワギキョウ。

 

 

イワツメグサはいっぱい咲いてました♪

 

やっと独標が間近に見えてきた。

 

これを登れば独標!

雪が無いと岩でゴツゴツなんですね~。

 

 

ここは冬より全然余裕ですね♪

 

登って来たところを見下ろす。

 

鎖もありますが、この時期は三点支持で登れます。

 

冬ほど高度感なし。。。と思うのは私だけ?

 

独標到着~。丸山から50分かかりました。

ひとまず、お疲れさまです!

1年半ぶり。今回も快晴でした♪

 

さてさて、今日はまだまだ先があります。

行けるかな~、、、時間がちょっとやばい。

 

あの色の違うのは奥穂。さすがな感じ。もちろん行きませんw 見るだけです。

時間がやばいので先へと急ごう。
ここからヘルメット装着です。

とりあえず岩場を下りる。

独標からの下りは怖いかなぁと心配でしたが、個人的には難無く通過。

冬だと絶対ここ怖くて無理。。。(´Д`)

 

絶壁に咲くハクサンイチゲ。

 

岩場が似合う。。。ミヤマキンバイかな。

 

登りは上ばかり見ているので特に怖いところは無かった気がします。(個人的感想です)

皆さん、ヘルメット着用率高いです。

 

狭い岩稜、、、少し渋滞気味。

 

振返る。人がたくさんいるのが先ほどいた独標。

岩の○マークを頼りに登って行く。

 

足が重くなってきたなぁ。。。

そんなときに癒しの ハクサンイチゲ。

ありがとう、がんばります。^^

もうすぐ12時なのに。。。

まだ8峰だったりします。。。(独標が11峰でした)

時間大丈夫かなぁ、、、心配になってきた。

山頂まで行けないかも?

この8峰というのが、通称ピラミッドピークと言われている峰。

ピラミッドピーク、、、かっこいい響きです。 「わーい♪」とテンション取り戻す。

 

さて、どこまで行けるかわからないけれど、時間ギリまで先に進みます。

 

スピードアップを図るためにも、途中で旦那さんの重過ぎるザックをデポしました。

夢中で登って、、、気がつくと4峰っ!

ここまで来たら、、、何が何でも山頂まで行かないと。

3峰は巻く形で助かりました。

リミットは13時かなぁ。。。現在12時32分。

帰りのロープウェイ最終は16時45分。

 

2峰も巻く形でした。

この辺りですれ違った人に「もうすぐですよ」と励まされる。

「えっ、山頂あれですか?」「はい」

実はこのとき一番感動。

登頂時よりもw

「間に合う~♪」

 

西穂高岳への最後の岩壁。

もう少しだ、がんばれっ。

嬉しくて最後の登りはあまり記憶に無いw

でも思っていたより難しくなく、ちょっと拍子抜けだった。

(個人的感想です。もっと難しいもっと怖いと勝手に思っておりました。^^;)

西穂高岳きたー♪

 

 

山頂からの眺め。

奥穂高岳。

槍ヶ岳へと続く

槍ヶ岳。

 

と、、、あまりゆっくりはしていられないので、下山です。

奥穂、ばいばいっ!

下りを気を付けないと。

西穂高岳からの下りは途中どこに足置こうかな、みたいなところもありましたけど、他は特に怖いと感じませんでした。(個人的感想です。)

そういえば、拳小くらいの落石が旦那さんの背中に当たってました。

落とした方は全然気付いて無くて。。。

怪我はありませんでしたが、ザックを背負っていなかった分、直にあたって痛かったのではと思います。ザックは、やはり大事ですね。

 

 

帰り道のギザギザピーク。

谷合いへと咲く花たち。

 

あれは8峰ピラミッドピーク。

この辺りはまだ元気ありました。

 

西穂高を振返る。

 

登りでスタミナ全部使いきった気がする。。。

足元ちょいとフラフラ。

ひと呼吸おいて岩場を通過。

 

独標への登り返し。

その前にちょっと元気補給。イワツメグサ。

イワベンケイ。

 

トウヤクリンドウ。

 

独標を過ぎて、丸山への下り。長い、、、とても長く感じます。

 

丸山をやっと通過。。。
時間的にはもう余裕でロープウェイ最終に間に合います。

山荘が見えてきました。

 

年中営業の西穂山荘。

 

冬の名物は西穂ラーメンですが、夏はコレ。

ソーダのソフトクリーム!!

中にラムネも入っていてめちゃくちゃ美味しかった!

(※ラーメンは15時までです。)

 

ロープウェイ最終には余裕で間に合うので、山荘から先はのらりくらりと下った。

やっぱりここは雪道がいいな~。。。(しつこいw)

無事16時15分のロープウェイに乗車。

久々にお天気にも恵まれたし、お花もいっぱいだったし、憧れの1つだった西穂にも登れて大満足の山行でした。

 

 

コースタイム

西穂高口9:04-10:03西穂山荘10:13-10:31丸山-11:21西穂独標11:31-11:56ピラミッドピーク12:00-12:41西穂高岳12:50-13:36ピラミッド

ピーク13:47-14:10独標14:13-14:57西穂山荘15:11-16:02西穂高口

 

メモ

鍋平高原駐車場 普通車1日500円
第二ロープウェイ往復 大人1人2800円(手荷物6㎏以上は200円)
時刻表など詳細は、こちら⇒ http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html
なお、鍋平高原駐車場にはトイレはありません。
ロープウェイ営業時間内に限り、駅構内のトイレ使用可。

西穂独標までは特に問題無し。
独標から先は、岩場なのでヘルメットがあった方がいいと思います。
この日の登山者のヘルメット着用率は8割以上。
浮き石、落石に要注意。

 

 


■残雪期鹿島槍ヶ岳に憧れて【爺ヶ岳】冬ルート南尾根より <後篇>

2014-05-29 20:14:00 | 北アルプス

 こちらは後篇です。

 

爺ヶ岳南峰頂上。

嫌なガスもすっかりとれ、晴れて青空が広がってきました。

当然、テンション上がります!!!

 

まだ少し雲が残っているけど、あとは時間の問題。

冷たい風が鹿島槍にぶつかってあそこから雲ができている。

爺の中央峰、北峰へと続く稜線。

 

立山連峰。
左から、富士ノ折立、真砂岳、別山。

そして剱岳。
あの雲がとれるのも時間の問題。

 

さー、、、ここからは知ってる道ですよ。

爺ヶ岳最高峰の中央峰へと向かう。

夏道が出ているので不安なく歩ける。

ここから先はハイマツの霧氷群が広がっていた。

寒いはずだよね。。。

 

私は得意の雷鳥の鳴き真似をしながら歩く。
でも晴れちゃったから、雷鳥いないだろうな~。。。

 

と、、、霧氷のハイマツの中からふと視線を感じ、見ると何かがいる。

「え、雷鳥?」

少し距離があるのでじーーーっと見つめるが、ソレは動かない。

 

木の幹が雷鳥に見えるのだろうかとも思ったけれど、やっぱり雷鳥だった!!
保護色でわかりにくい~www

1年ぶりの雷鳥さん♪
鳴き真似につられて顔出してくれたの?
こんなに嬉しいご褒美もらえていいのかしら~♪(´∀`)

 

 

そして爺ヶ岳中央峰。

 

ガスからの~快晴~♪

 

三角点タッチ。

爺ヶ岳中央峰からの眺め①
剱、立山連峰。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め②
鹿島槍ヶ岳。
まだ雲製造中。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め③
爺ヶ岳南峰と種池山荘と針ノ木岳への稜線。

爺ヶ岳中央峰からの眺め④
針ノ木、蓮華、そしてその向こうに穂高。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め⑤
立山の雄山、大汝、真砂岳、別山。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め⑥
剱岳。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め⑦
吸い込まれそうな谷。

 

爺ヶ岳中央峰からの眺め⑧
遠くに南アルプス。 

 

 

周りのガスは消えていたが、鹿島槍ヶ岳には少し雲が残っていて片耳が見えない。

もう少し待てば見える。。。
しばらく風の極力当たらない場所で休憩がてら待機する。
日差しがあるので背中は幾分温かい。

 

爺ヶ岳北峰は、、、行かない。

爺ヶ岳中央峰からの眺め⑨
あれは青木湖かな。

 

10時頃、雲は消え、鹿島槍ヶ岳の猫耳が見えるようになった。

ありがとー!!!

 

そろそろ下山しますか。。。

これ以上身体を冷やさない方がいい。

 

鹿島槍を眺めながら帰る。

いつかあの頂へ。。。

 

海老の尻尾、すごいね。
ここは春だからって侮れないね。

 

剱、さらば♪

 

南峰より。。。鹿島槍ヶ岳、さらば!!

 

 

針ノ木への稜線歩き、楽しいだろうな~。。。
いつ来てもそう思う。

あそこもいつか歩いてみたい。

 

下界は水田がキラキラと光っていた。

 

種池山荘。

 

夏道はまだまだ雪深し。
夏道出てる時にまた来ます。

 

 

 

振返って快晴の爺ヶ岳。

 

行きはよいよい帰りは。。。
行きはこんなな裂け目無かった気がする。。。
注意しながら歩く。

 

針ノ木もまた行きたいなぁ。

あの藪漕ぎをまたしなくてはならないのかと思うと、少しうんざりだけど
この日の帰りの気分はとても良いものだった。
「下りが長いしつらいから帰りたくないな~。」といつもなら思うのだけど、
今日は少し違ってる。

 

樹林帯を下る。
まだ凍結してるところもあるので注意。

登りと同様、雪稜を下ったり、樹林帯に入ったりを繰り返す。
雪は朝より緩くなっていて、軽アイゼンをつけていても
足が滑って一旦お尻がつくと尻セード状態になってしまう。
濡れるから尻セードしたくないし、ピッケルないので止まらなかったら大変。。。

 

下ってきたジャンクションピーク。

下りの藪漕ぎは登り程つらくは感じなかった。
藪の生えてる方向にもよるのだろう。

赤布や赤テープ、ピンクリボンなどを頼りにしながら下る。

もしかしたら登りのときに見逃した黄色い案内板があるかもしれない。
長い歩きにくい尾根道をのらりくらりと下って1時間ほどすると
いきなり八ツ見ベンチの真上に出た。

「あれー。ここが南尾根の入口だったのかー。」
結局、黄色い案内は目にすることは無かった。
にしても、もっと予習の写真見ていればここが南尾根への入口とわかったハズ。(反省)
でもここから急登の尾根を直に登っていくというのも、、、つらかったかもしれないな。
雪もないし。

(八見ベンチの真向かいに南尾根への入口があった)

結果論ではあるけど、今回使った登りルートは今日の時点では正しかったんだと思う。
先行者さんに感謝。

 

ここから先はもうしっかりと整備された登山道。

安らぎを感じるほど心地良い下りに思えてならない。

 

14時23分、登山口に到着。

下界はポカポカ陽気で暑いくらいだった。

 

自宅への帰路でもこの日の山行の充実感でいっぱいだった。
計10時間以上(休憩含む)の山行だといつもは
「疲れた~。。。しんどかった~。。」
で終わることが多いのだけど、今日はなんだか違ってた。
久々に味わう沸々と湧き出てくるような充実感。
いつぶりだろー?
毎回感じることは違って当然なんだけど、この今日の感覚は常に味わいたいと思えるものだった。

 

 コースタイム 

4:09登山口-4:46八ツ見ベンチ-9:05爺ヶ岳南峰-9:37爺ヶ岳中央峰10:02-13:47八ツ見ベンチ-14:23登山口

 メモ

扇沢駅手前の爺ヶ岳登山口に緑の橋を挟んで無料駐車スペースあり。

爺ヶ岳への夏道はまだまだ雪で埋まっていて開通していません。
柏原新道開通は6月中旬らしいです。
柏原新道から南尾根冬山ルートへの入口の黄色い案内板は見かけませんでした。 
南尾根ルートは途中雪も融けていて厄介な藪漕ぎが出現し悪路です。
雪で藪が埋もれていれば歩きやすいのでしょうが、とてもおススメはできない道でした。
これからの時期は植生を傷つけるということで、立入るのはできれば控えた方が良さそうです。
ジャンクションピークから先のガレ場は浮き石など注意。
森林限界超えると風を遮るところは無いので防寒は冬並みに。
その他装備は、これから雪どけは進み、歩きにくい箇所もありますが、まだ軽アイゼン以上はあった方がいいと思いました。
今回ストックの先が刺さる程の雪質でしたが、下山時予期せぬ尻セード状態になった場合にピッケルがあった方が確実に止まると思いました。

登山ポストは登山口にあります。

登山口、南尾根ルートはトイレは一切ありません。
駐車する前に先の扇沢駅まで行ってトイレは済ませましょう。
(下山後も私はお借りしました。係員の人にお願いすると駐車場に車を入れることなくトイレをお借りすることができました。ありがとうございます。)

  今回のルート

 

 


■残雪期鹿島槍ヶ岳に憧れて【爺ヶ岳】冬ルート南尾根より <前篇>

2014-05-27 19:40:55 | 北アルプス

※これは2014年5月18日の記録です。


残雪の鹿島槍ヶ岳が見たい。
少し前からそう思いつつも、なかなか決心がつかず、
ここまで延ばし延ばしになってしまった。
この日のヤマテン天気予報。
朝のうちはガスるが午後に近づくにつれて晴れる。
風は、、、気になるところだが、、、気温が上がれば問題ないと判断。
「行こう。残雪の鹿島槍を見に。」

4時前、爺ヶ岳登山口前に駐車。
予想通り車は少なかった。
準備して4時過ぎに出発。
まだ暗い。ヘッデンをつけて歩き始める。
去年の秋に一度夏道は登っているので暗くても八ツ見ベンチまでは問題ない。
この日私は頗る調子が良かった。

暗いうちから登り始めて30分。朝がやってきました。

ようやくまともに写真が撮れる明るさに。

 

動きが俊敏になったのか、それとも私の手元が悪いのか。。。最近よくブレる。

わたし今日は調子いいです!

蓮華岳がオレンジ色に染まってくる。

 

八ツ見ベンチです。

ベンチより少し手前から八ヶ岳が見えるハズ。


この辺りから冬ルートの南尾根のはずなんだけど?
黄色い案内の看板なし。
もっと先かな?と思い、スルーして歩く。

 

むむ、雲?ガス?に覆われてきた。。。

ベンチから先は嫌な感じの残雪地帯。
私は滑らないように慎重になる。

「どこから南尾根なんだろう。。。」と思いつつ、、、
先行者の足跡を辿って登り続ける。

んー、、、南尾根への黄色い案内が無いな~。

麓はすっかり朝。

踏抜いたっ。

う~、、、ガスってきたよ。

 

やがて、尾根筋に出た。
赤いテープもチラホラ見える。
これが南尾根か。。。
けっこうな急登。

案内は無かったけど、間違いなくこれが南尾根。

赤テープや踏み跡を頼りに登る。

これでも道です。

 

青い空は見える!

少しすると笹の藪の中にも入る。

「こんな藪漕ぎだなんて。。。」

予想以上の悪路がたびたび出現。

熊笹を踏むと滑る。顔に笹が刺さる。
掴んだ枝のササクレが手袋を通して手に刺さる。(´Д`)サイアク

予想以上の藪漕ぎに時間もかかり、体力を消耗する。
ペースが上がらない。

急で登りにくいけど藪がないってだけでありがたく思ってしまう。

 

青空見えた。
こっちは晴れてる。

 

予習済みのジャンクションピークへの雪の登りに出た。
思ったより急斜面。そして雪は固め。

 

振返って針ノ木方面。

今はこれぐらいしか楽しみが無い。

 

軽アイゼンを付けて登る。
ま、、、ストックは刺さるし、すぐに緩むだろう。

 

雪の登りは傾斜がちょっと危険ぽいので、ふたたび赤テープのある樹林帯に入る。



 

そしてまた雪斜面と、出たり入ったり。

これを登り切れば、ご褒美はあるか?

 

ガスガス!!!

「ご褒美なーーいっ!」

テンション下がる。。。

見えるはずの爺ヶ岳がガスに包まれていた。
これじゃ、、、鹿島槍も見えないんではー?

 

とにかく尾根を歩いて行く。

 

上空は風が強そうだ。
暗い雲が爺ヶ岳に纏わりついてる。

髪もなびく。。。
急激に寒くなってきた~。

南は晴れてるのに~。

富士山もうっすら~と。。。

鹿島槍が見えるかわからないけど、予報は晴れるはず。
時間もまだあるし、とにかく時間が許す限り爺ヶ岳南峰までは頑張ろう。
悪路も考えて引き返しリミットは10時。

 

振り向くと槍ヶ岳が見えてきました。

槍ズーム♪

 

 

オレンジのテントも風景のアクセントに。

針ノ木とスバリ岳ズーム。

 

ハイマツとガレの登りに入る。

風が冷たいので防寒のためレインウェアを上に着こみ、
軽アイゼンは外した。

上空の風は強そう。
雲が吹き飛ばされてる。

 

フードも被らないと寒くて耐えられない。顔にあたる風が冷たすぎる。

 

種池山荘もガスガス。

爺ヶ岳方面、ガスガス。。。

ヤマテンさんの予報バッチリ当たってますね。(苦笑)

赤沢岳方面は稜線見えなくなった。

穂高はまだ青空。

霧氷だ。。。
寒いはずだよ~。(´Д`) 

稜線をガスが覆いかぶさる。

 

う~。。。腿が寒い~。。。

レインパンツ履こうか悩みます。

 

ガスの上は青い空。
そう、予報では昼前から晴れる!

 

青い空優勢?

 

風が雲を蹴散らしてるみたい。

 

振返る。

ガスが薄れてゆく。

 

あれはまだ爺南峰じゃない。

 

ガスのベールが薄れてきた?

 

予報どおり晴れそうじゃ~ん♪

俄然やる気出てきた!

 

種池山荘の向こうは剱岳が見えるハズ。

 

大いなる自然の中にいる感じ

ガス後晴れ。 予報通り青空が勝ったようだ。
期待が深まる!

暗雲、さらば。

 

 

 

まだ雪たっぷり針ノ木とスバリ岳のガスも晴れた。

 

剱岳が姿を現してきたー。

これを登り切れば南峰はすぐ。

 

爺ヶ岳南峰山頂!!

まだ雲残るも、鹿島槍ヶ岳も私たちを出迎えてくれた。。。

 

続きは、後篇へとつづく。

 


■雪の女王【燕岳】紺碧の空の下で雪山開幕♪(後篇)

2013-12-10 14:59:35 | 北アルプス

 

 ※後篇です。

 

燕山荘から北アルプスの女王、燕岳を見る。

 

天気はいいし、風は無いのだけどここは寒い。

すっかり雪景色の北アルプスの峰々。

 

さて、そろそろ女王に挨拶に行こう。

振返る。

「ああ、美しい♪」

 

雲はあの場所からは動けないらしいw

風は無し。
青く穏やかな空の下、雪の稜線を歩く。
気持ち良いことこの上なし♪

 

槍様、今日は穏やかで気持ちのいい日ですね。

 

名物イルカ岩と槍。

 

山頂までこんなに距離あったっけ?
なかなか近づけない。

 

シュカブラの季節♪

思ったより雪あります。

踏抜きもあり。
予想よりずっと時間がかかってる。

 

メガネ岩。

思いのほか体力を消耗(雪に慣れていないので)するので、ここからザックをデポして空身で行くことにする。

 

 裏銀座の山々の姿も堪能。

振返ると雲がどんどん上がってくるのが見える。

 

身軽になるとやはり楽♪

あー、解放感♪
最初から燕山荘にデポっておけばよかった。

 

あっという間に燕岳の山頂に到着。

隣は北燕岳。

 

雲で覆われているけど、鹿島槍ヶ岳かな?

双耳だけ見えてる。白い耳~♪(´∀`)

 

王座で記念撮影。

二回目の燕岳。

山頂からの眺め。

北燕岳の向こうには立山連峰、剣岳などが見える。

 

剣岳。

三角点タッチ。

先に登頂していた人たちは、私たちが来ると場所を譲ってくれて
少し下りたところで一服されている。
こういう心遣い、とてもありがたい。
私たちも5分ほどの滞在で燕山荘に戻る。

 

 

アシカのような、、、雷鳥のような岩。

日向は暖かいけど、日陰は本当に寒い。

燕山荘前で少しだけ休憩して、下山する。

泊まりだろう方たちが次々と登って来る。

雪道が細いので道を譲り合うのも大変だったりする。

基本「登りが優先」なのだけど、登りがつらかったり、待機する場所が無い場合は登りも下りも関係ないと思う。

 

槍様、またねー!

ガスに覆われる合戦小屋。

この時間になるとガスってきてます。

 

第三ベンチあたりまではアイゼン装着のまま下れました。
そこから先は雪があったり無かったりなので外しましたが、
木の階段等、残った中途半端な雪で滑りそうでとても厄介でした。
神経使ったぁ。。。(´Д`;)

でも今回も転びましたけどね。(´∀`;)
アイゼンの爪、木の根に引っかけて見事に前転び。
ふかふかの雪の上で助かりましたけどw

もっともっと雪が欲しいところ。。。

 

登山口まで戻りました。

 

登山口にあるトイレ。
この日は排水の流れが悪いとかで小のみ可能。
大は裏にある汲取り式を使ってくださいとのことでした。

※冬期も使用不可になるので裏の汲取り式のみになります。

第一Pまで歩きます。

ただいま~。。。久々のアイゼンで足が疲れました。。。

今回は残念ながら雷鳥には会えませんでした。
今年の春、立山で会ったっきりですー!!
悲しい。
もう今年は無理そうだな。。。(´・ω・`)

大天井岳のバッジもやはりありませんでした。
どうしよう?
また大天井岳登りに行かなくてはいけないの?


とにもかくにも素晴らしいお天気で迎えた雪山開幕。
今季もどうか無事に雪山を楽しめますようにと願うばかりです。

 

 メモ

中房温泉手前に無料駐車場あり。
今回はスタッドレス仕様車で行きました。中房温泉は11/23、燕山荘は11/24までの営業です。

また12/2 午後3時より宮城ゲート~中房温泉まで車両は冬季通行止になります。
以下、燕山荘のHPより抜粋。

※燕岳登山口までの山岳道路(中房線)約13キロ区間は、冬のあいだバス・タクシー含め全ての車両が通行できません。登山口までは、「宮城ゲート」より約4時間前後徒歩によるアプローチが必要になります。

なお、燕山荘は12/21~1/5は営業。⇒燕山荘HP参照http://www.enzanso.co.jp/sansou/ivent/toukieigyou.htm

 

登山ポストは登山口にあります。


トイレは、第一Pに簡易トイレ。登山口に水洗トイレがありますが、11/24以降は裏の汲取り式トイレ使用。
合戦小屋のトイレは冬期(雪に埋もれるので)は使用不可。
燕山荘の冬期トイレは未確認。


危険箇所は特にありませんが、第一ベンチ手前から積雪があること、雪の急登、短いトラバースもあったり、下りは滑りやすいことなどを考慮してください。

 


■雪の女王【燕岳】紺碧の空の下で雪山開幕♪(前篇)

2013-12-08 22:36:46 | 北アルプス

 

 ※これは2013年11月16日の記事です。

 

今年も雪山シーズン到来♪
というわけで、まずは登ったことのある燕岳へ登ることにした。
2012年5月以来。
あのときも雪があったっけ。

①今年最後(?)に雷鳥に会っておきたいな。
②燕山荘にこないだ登った大天井岳のバッジ売ってないかな?
この2つが気になっているのでしっかりと心に留めて登ります。

燕山荘のHPで確認すると、もう完全冬山装備で、とのこと。
半年ぶりにアイゼン(12本)も出動。
6本と迷ったんですけどね~。。。
安定感を買って12本で。

天気は、、、翌日曜日もまずまずでしたが、風の強さも考慮に入れると
土曜日がすっぽり風が弱い予報だったので即決。風の強さ、侮れないです。

車も今季初のスタッドレス仕様。
移動がどうしても夜中~朝方なので日陰の凍結が怖い。
中房温泉までの登りの道、途中かなり下る部分があったので
スタッドレスでも恐々と走ったほどでした。

4時頃中房温泉手前の駐車場着。
第1~3までありますが、一番近い第1空いてました。
仮眠します、、、が、寒い。
上半身は着込めばいいんですが、下半身が寒い。
やっぱりぬくぬくの寝袋要ります。
(帰宅後購入しました♪)

 

6時、駐車場を出発。
もう登山モードに入っているのであまり寒さは感じず。
気持ちいい空気を胸いっぱい吸いながら登山口へ歩きます。

懐かしい登山口。

去年の5月以来。

中房温泉。立ち寄り湯もできます。

トイレを済ませて出発。
この辺りは雪はまだ無し。
スタートから急登です。

10分も登ると雪が現れる。

塩が固まったような雪。

白いお山に朝日があたる。

登山口から30分で第一ベンチ。
ここのベンチ間は常念のより距離があります。

距離的には大したことないんだけど。。。

 

枝に積もった雪がキラキラして綺麗なのです。

 

暑くなってきたのでアウターはしばし用無し。

 

少し大ぶりの雪の塊が枝に付いたものは、まるで白い花のよう。

空も青く、雪の花が映える。綺麗だ~♪(´∀`)

 

ずっと上ばかり見て登ってた。
気づくと第二ベンチ。

雪も増えてきました。

 

この間登った大天井岳が白くなっているのが見える。

去年ここから同じ景色を見た時、「大天井岳歩いてみたい」と思ったのだけど、
登れたんだよなぁ。。。と思うと感慨深い。

第三ベンチ、富士見ベンチと登りつめて行く。

富士見ベンチからは富士山は見えず。
だんだんと視界が開けてくる。

40㎝超えの氷柱。

雪さらに深く。

目に入るのは、、、こないだ登った大天井岳。

合戦小屋。

夏はスイカが食べられる小屋で有名。

今年はもう休業に入ってます。

ここでアイゼンを装着することにする。

さー、先に進みます。

半年ぶりのアイゼン。。。
足がさすがに重い。
こんなに重かったっけ?
アイゼン歩行に使う筋肉ってまた別なの?
というぐらい足が重い。
アイゼンの重さをヒシヒシと感じながら黙々と登っていく。

 

槍だー♪

天を突くような槍ヶ岳。

こちらは真っ白な大天井岳。

去年の残雪期に来た時とルートが違う。。。
まだここ夏道なんだなぁ。
もっと積もると直登できるのに~。

 

 

稜線に出ました。

燕山荘と燕岳が見えてきた。

空が青い~っ。。。。

さ、行こう♪

白い枝もよく似合うが、海老の尻尾がつけばさらに美しい。

 

むむ、雲が。。。

雲上がって来たか。。。急がねば。

後ろを振返ると下はガスってました。

急げ~と思うのだけど、思うようには進まず。

すれ違うのが困難な場所も所々あり。(特に下山時)

 

だいぶ近づいてきたけど、まだ結構距離ある。

( ゜д゜)ハッ!
槍に雲が迫る。。。

急登。
足の後ろ側全体が突っ張る~。(´Д`)

 

そんなときに雷鳥の足跡❤に癒される。(´∀`)

やっと燕山荘の裏に着いた♪

 

槍様まだ見えてる♪

この時期はこっち通るんだ~。。。
冬道できてました。

燕山荘着~♪

 

山男の像と、、、その後ろに、、、

北アルプスの女王、燕岳(つばくろだけ)。

残雪期とはまた違う雪景色が広がってました。

 

長くなるので後篇に続く。。。

 

 


■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【後篇】

2013-10-17 08:51:42 | 北アルプス

■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【前篇】のつづきです。

 

うは~、、、見えてきた。。。

この辺りからみんなペース落ちてます。

キレイで見惚れてるのと、登りで疲れてきたのと。。。w

まだ着いてないけどすごいよぉ~♪

 

登りもしんどくなってきた。。。
あと少しなんだけど~。。。
紅葉に励まされながら登る。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋との分岐。
私たちはヒュッテ側へ。

 

ヒュッテまであと少し。

 

そして出発から4時間30分ちょっとで涸沢ヒュッテ到着♪

テラス席が空いてるのでゆっくり休憩しよう。

 

って、、、目の前、絶景ですーーー!!!(ノ≧∇≦)ノキャー

ここが、、、ずっと見たかった涸沢カール。。。

しかも雲一つない快晴で、、、見事な紅葉のピーク。。。
感動でもう言葉が出ません。。。・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・

目の前の絶景を見ながら休みます。
風もないので暑いぐらい。
ラーメンと、いつもは山では飲まないビールをちょっと飲みました♪

下山する頃にはしっかりアルコール飛んでますからね。
(生ビールは売切れでしたー)

 

憧れの涸沢♪

来て良かったね~♪

しばし、ご一緒にご堪能くださいw

あれが涸沢小屋。
まるで合成写真のようですw

 

ナナカマドの朱色が見事。

 

眺望満点の涸沢ヒュッテテラス席。

みなさんゆとりを持って座ってます。

休日だときっとこうはいかないと。。。

トイレも長蛇の列らしいです。

 

あのおじさまたちが言ってたように、、、9時半頃には着いちゃったな。。。
自分でもびっくりだ。
首も痛くないし。。。めちゃ元気。
来て良かった。。。ほんと良かった。。。
神さま仏さまありがとうございます。

 

帰りたくないんですが、、、1時間半ほど居たので、、、

そろそろ帰りましょう。。。
帰りも長いし。。。

下山時も見事な紅葉に見惚れながらゆっくり帰ります。。。

また登ってくる団体が多くてしばし待機も。

待機中に景色を眺めたり写真撮ったりなので、イライラもなし。

クラブツーリズムの団体が何組も登ってきてましたね~。

なかなか足が進まないw

今年も素晴らしい紅葉に出会えた♪(´∀`)

ナナカマドと屏風岩。

 

登りの時とはまた違うね~。

 

振返る。
満足じゃ。満足じゃ。。。

さよなら涸沢~♪
また会う日まで~♪(´∀`)

次来る時は、、、穂高ですかね。

 

赤と黄の微妙な感じの色大好き♪

 

本谷橋も人が多いので休憩なしでスルー。

紅葉場所であまりにゆっくり下り過ぎたのか、CTより時間かかってます。
この辺りから夢から醒めて現実に向き合うことになる。

横尾まで帰りつく。

精神的にちょっと落ちることが一つありました。
あとで書きますが。。。
そのダメージで疲れがどっと押し寄せてきます。

 

徳澤園。

ここでゆっくりしようと思ってましたが、人が多いのでやめました。

とにかく帰りましょう。

早く帰らないとバスターミナルも混雑しちゃうかも。

 

 

明神ヶ岳がおかえりって迎えてくれます。

明神館まで戻ってきました。

ただの林道歩きなのにヘトヘトになってきました。

あ、首は不思議とぜんぜん平気です。

 

頑張れ自分ー!

 

行きはよいよい、、、帰りはつらいw

 

清水橋です。

ああ、ここがあの清水橋。。。
キレイだぁ。。。
水面に黄葉が映ってます。
梅花藻もここで咲くのね。。。

 

 

やっとやっと河童橋まで戻りました。

観光客多いです。
河童橋から穂高を眺めます。
もう雲で頭が隠れちゃってるな。

 

少し歩いて上高地バスターミナル。

登りと同じ時間で下ってきてしまいました。
やっぱり、、、侮れないです。
かなり疲れました。

さて、ここからどうやって帰るか。。。
バスもありますが、私の頭の中ではタクシーでした。
でもタクシーのりばに行っても相乗り出来そうな人がいない。
うーん、、、やっぱバスか。。。

と、、、一か八か、、、バス切符売り場の前で
「沢渡まで、タクシー乗る人いませんか?」って声出してみました。
すると、
「はいっ!」と単独の男の人が挙手してくれる!
「あ、、、あと1人欲しいっ」と言うと、
その挙手してくれた男性がまさにバスの切符を買おうとお金を支払う直前のハイカーの肩を叩いてタクシーに誘ってくれたのです!
みんな全然知らない人たちばかりw

4人揃った~♪(´∀`)

ということで、めでたく1人1000円でタクシーに乗込みました。
お2人共、話を聞くと我々と同じ日帰り涸沢だったようです。
バスより早く安く帰れるよ~♪
とても疲れていたので、、、ありがたいタクシーでした。

無事駐車場着。
疲れてはいましたが、平日なので中央道の渋滞もなく横浜まで帰りつきました。

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

ついに憧れの涸沢に行けました。
しかも紅葉真っ盛りの素晴らしい時期に♪
やっぱりここの紅葉はスゴイ。別格。
その一言に尽きます。
往復30キロ以上あるんですね。。。(途中道間違えたので距離伸びました)
恥ずかしながら帰りにそのことに初めて気づきました。。。
CTにしか興味が無かったので、、、距離のこと全然頭になかった。。。
初めての日帰り30キロ超えになりました。(´∀`;)
どうりで、、、疲れるハズだ。

素晴らしい一日でした。
でも良いことばかりでは無かったんです。
実は、、、旦那さまが下山中にデジカメを落としてしまいました。
もう古くてサブで使ってたデジカメですが、せっかく撮った涸沢の思い出をなくしてしまいました。
私が別に2台(デジカメ&デジイチ)で撮影していたので、今回の記録は残せましたが、、、本人はとても落ち込んでいます。
一応、上高地のセンター等にも電話しましたが届いてないとのこと。
警察にも頃合いを見て一応問い合わせはしてみます。
カメラは戻らなくても、画像だけは、、、という思いです。


追記  10/10にカメラ無事見つかりました。
      拾ってくれた方が横尾山荘に届けてくれていました。
      電話を色々かけまくって確認して良かったです。
      拾って届けてくださった方、本当にありがとうございました。
      これで上高地の思い出は完璧素晴らしいものになりました♪

 

メモ  沢渡(さわんど)~上高地(平湯~上高地)はマイカー規制があり、マイカーでの上高地入りは年間通してできません。        

           関東方面からの場合、沢渡に有料駐車場(一日500円)多数あり。バスターミナルには市営第三駐車場が一番近いです。

           バスは上高地まで片道1200円、往復割引で2000円。

       タクシーもあり、上高地まで一台4000円。4人以上揃えられたらバスより安く行けます。

       今回私たちは往復タクシー利用。相乗りでうまくいけました。平日は上高地行のタクシーは少なめです。

       バスの時刻はこちらで要確認。⇒http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/

 

       危険箇所は、、、たまに落石注意箇所があるのでそれぐらいでしょうか。

       涸沢までは鎖場ロープ場など一切なし。

           トイレを確認したところは上高地バスターミナルと横尾と涸沢ヒュッテです。        

      明神館、徳澤園は未確認ですが、徳澤園は見かけた気がします。

          この日我々は予定していたよりずっと速く涸沢まで行けてしまいましたが、

          標準コースタイムは登りは6時間、下り5時強かかります。(健脚な方は別。)

          そして林道歩きはあるものの往復30㎞超えのコースです。

      バスやタクシー等の最終運行時間にも要注意。

      上高地に繋がる釜トンネルは午後7時以降通行止めになります。

          これらを踏まえて参考にしてください。        

          一般的には一泊二日以上のコースです。

 今回のルート&標高グラフ

総距離   約33km

  所要時間 約10時間40分(休憩含む)


■絶品の紅葉♪【涸沢カール】どうしても行っておきたい憧れの聖地【前篇】

2013-10-16 18:38:55 | 北アルプス

※これは2013年10月7日の山行記録です。

 

紅葉の季節到来♪
今年はどこに行こうか、色々と夢が膨らむ。
とりあえず今年は二箇所ほど目をつけているけれど、もう少し様子見中。

と、、、急にではあるが、その二箇所とは別にどうしても行きたくてたまらなくなったところがある。
それがあの涸沢
毎年指を咥えて色んな人たちの画像を見ているだけで我慢している場所。
あそこまで行くなら、やっぱり穂高とか登りたいよね。
それが念頭にあり、日帰り族の我が家としては今は到底無理な場所だった。
けれど‘見頃になりました’という言葉を目にしてしまうと
やっぱり今のうちにあそこの紅葉見たい!!
どーーしても見たい! 今年見たい!
穂高とか登らなくていいから、涸沢の紅葉だけ見に行きたい!
という気持ちが止まらなくなり、天気や時間など調べ始めた。

涸沢までなら頑張れば日帰りできるって前に聞いたことがある。
たしかにCTだけ見たら今の私たちなら全然行ける。
ただし上高地はマイカー規制があるので途中から時間制約のあるバスかタクシーを利用しなくてはならない。
土日はかなりの人出になるだろうから平日に行こうと思うが、行動時間がさらに限られてしまうことも考慮。
沢渡から自転車で上高地入りした人の記事も読んだけれど、釜トンネルの登りが半端なさそうだし、怖い。。。無理。
バスだと時間が遅いから、とりあえず往きはタクシーを使おう。
高いけどそれは仕方がない。
帰りは、、、最終バス(路線バス)が18時。
それ以降だとタクシーだけど釜トンネル閉鎖が19時になるのでそれまでには帰らないと。。。

色々調べて悩んで、決行日は最初火曜日にしたが、水曜日に台風が近づいてくるということで念には念を入れて月曜日に変更。
予報では天気は晴れ。よし。
だけどね。。。私は土曜から首の痛みに悩まされます。

 

以下しばらく首の痛みの話。

  ストレートネック。

  正常な頸椎は緩やかなカーブを描いて頭を支えているのだけど、

  レントゲンを見ると私の首は普通よりまっすぐらしい。

  まっすぐな頸椎はものすごく首に負担がかかるのです。

  過去にそういう診断を受けたことがあるので、今回もそうなのかなと。

  翌日曜日の朝には首が痛くて起き上がるのも一苦労。

  いつもなら180度以上は回る首が痛くて160度ぐらいしか回せない。

  上下動かすのも痛みが走る。

  このままひどくなって腕が上がらなくなったりするのは怖いので、とにかく身体を動かそう。

  痛みを我慢しながらゆっくりと首や肩、腕、肩甲骨のストレッチ。

  山に行きたいが為に必死にもがいてみた。。。

  とりあえず上には向ける。下も痛みはあるけど足元は見れる。

  痛くて寝てるよりは動いた方が絶対いい。

  という自分に都合のいい理由をつけて日曜日の夜、首に爆弾を抱えながらも山に向かった。

 

たまにヒットする痛みに「痛い、、、痛い」と言いながらの運転。

午前1時過ぎに沢渡バスターミナルのすぐ手前にある市営第三駐車場に着く。

月曜とあってやっぱり駐車場は空いてるけど、皆一台空けて駐車している感じ。

駐車場に着いて仮眠しようと横になっても痛くて眠れなかった。

3時半過ぎた頃、タクシーらしき車が数台ターミナルに入っていくのが見えた。

眠れないし、トイレ行くついでに初めてのターミナルの様子見てこよう。

トイレで化粧などして車に戻る際にタクシーの運ちゃんたちがいたので色々訊いてみると、

今からでもタクシー出れるけど5時まで釜トンネルの前で待たなきゃならないよって。

釜トンネルまで少し距離があるのでその時間も考えて準備してきます~と言って車に戻る。

準備してターミナルへ行くとタクシーのりばにちょうど3人の登山の格好した男性たち。「タクシーで行かれます?」と

お互い期待していたように声を掛け合い、そのまま5人でタクシー相乗りになりました♪

上高地まで4000円なので1人800円♪

バスよりずっと安くずっと早く行けます♪ (詳細は後篇最後のメモ参照)

釜トンネルも5時5分前には解錠され、一気に上高地まで!!

5時ちょっと過ぎには上高地に着いてしまいましたw

平日なのにね。びっくり。

予定よりずっと早い~♪嬉しい~♪(´∀`)

 

まだ暗い上高地ターミナル。まだ暗いのでヘッドランプ要りますよ。

行ってきまーす。

長い林道歩きの始まりです。(暗いのでしばらく写真は撮ってません。)

すぐにあの有名な河童橋。

ここまできて、なぜか橋を渡ってしまいましたww

頭の中に「皆橋を渡って行くイメージ」あったようで、、、だめです。 道間違えました。。。

すぐ気づいて戻ります。

あんなに痛かった首が全然痛くない。

不思議でならない。

快調に歩けます。

途中で会ったおじさま3人組に「涸沢?その速さなら9時半には着くね。」

と言われました。

「いやー、無理ですw 登りになるとペース落ちますから~。。。」

CT(標準コースタイム)からすると11時に着く予定なんですけどね。。。

 

明神館。

最初の通過ポイント。

だいぶ明るくなってきました。

予定より速く歩けてる。

上高地初めてなので全てが新鮮で快調!!(´∀`)

 

朝焼けの明神岳が美しい。

ああ、これが明神岳か。。。

連想するのはどうしても雪崩遭難。。。

だけどすごく綺麗な山だ。。。

冬はもっと荘厳なんだろう。

山登る人たちが魅せられる訳がわかるような気がします。

明神岳の朝焼けは 神降地(上高地)の語源らしいですよ~。

パワーいただき♪^^

しばらくずっとこの明神岳を横に見ながらの歩きになる。

 

まだまだ続くよ林道は。。。

今日の行程、半分は林道歩きです。

見る角度が変わった明神。

それにしても快調に歩ける。
長い林道歩きだけど、初めての上高地ということもあってアドレナリン出まくりなのかしら??と。。。
林道の黄葉も進んできていて、楽しみながら歩く。

 

出発から1時間20分ほどで徳澤園着。

かなりいいペースだ。
さすが上高地。ここにもお洒落な建物がある。
素敵だな~♪(´∀`)
帰りに寄ってみようかな。

 

色づいてますね♪

これも明神。

 

この時間はほとんど日陰歩き。

横尾までは長~い平らな道。
気持ちよく歩けます。

横尾に着きました。

出発から2時間で横尾着。
ここがあの横尾かー。。。。

立派な山荘もある。

ここから蝶へも槍へも行ける。

ここでトイレ&シャリ休憩。

 

屏風岩かな。

大きな橋がある。
横尾大橋。

横尾までは林道歩きでしたが、ここからは登山道と書かれてました。

 

次は本谷橋にgo~!

 

屏風岩。

クライミングの話でよく耳にする山です。

 

やっと登山道らしくなってきました。

登山道はだんだんと登りになる。
岩が敷き詰められた道。
雨だと下り滑りそうだね。

 

ぐるっと屏風岩を回り込む感じで登山道は伸びている。

方向感覚が狂いそうw

 

ん?あれは?

北穂高が見えてきました♪

 

日陰の石畳のような道が続く。

黄葉が進む。

 

出発から3時間で本谷橋に着く。

 

この辺りもまだこれからの色付きだろうけど綺麗だー♪

北穂(北穂高岳)が見える―♪

ここで休憩している人たちがたくさんいた。

調子良くて3時間で来れた。。。

首の痛みはどこへ?

 

下山してくる人たちも結構いる。

昨日上で泊まった人たち。

ここからもしっかり登りが続く。

でもここから先は通過ポイントはもうなし。

憧れの涸沢にまっしぐら~♪

 

南岳かな? (カシミールで確認するも難しい。。。)

 

見えてくるお山たちが色づいてるのを木々の合間から見る。

登山道は日陰なのでより一層眩しく見える。

 

ここも陽が当たって綺麗だー♪

いよいよ近づいてきたのかな?

下りてくる人たちが盛んに写真を撮ってる。

 

急登ではないけど、長い登りが続きます。(写真は登ってきた道を見下ろして。)

 

何のお山か存じませんが、、、キレイ♪

これ見ながら頑張る!

 

やがて紅葉黄葉のトンネルのような登山道になる。

光があたって最高にキレイ♪

登る人も下りてくる人もみんな見惚れて足が止まってる。

涸沢カールの紅葉だけが目当てだったので、それまでの登山道がこんなにキレイなんて嬉しい。

 

これから色付きを待つナナカマド。

黄葉のトンネルを抜けると、、、見えてきた。。。

奥穂と涸沢岳が見えてきた。

 

涸沢カールはまだ見えない。

まだまだ登って行かなきゃだけど、、、この辺りの紅葉でかなりお腹が膨れてくるw

 

というわけで、まだ先長くなるので続きは後篇へ。(´∀`)ノ 

 

 

 


■呼ばれて登った常念岳~そしてまた雷鳥との出会い

2012-10-24 21:22:39 | 北アルプス

 

※これは2012年8月19日の記事です。

8月4日の白馬岳の帰りに見かけた常念岳。

前から気になっていて登る日程を色々考えていたのですが、

いかにも「早く登りに来て~」と言わんばかりの

激しい光を放っていた(笑)のを見たのでやっと登りに行ってきました。

本当は蝶ヶ岳に縦走も考えたのですが、、、まぁ今回は常念岳に絞って登ることに。


23時頃自宅を出発。

駐車場に着いたのは3時前だったかな。

すでに第一駐車場はいっぱいで、第二の方に止めました。

またまた満天の星空です。

時間が来るまで少し仮眠。

4時過ぎ駐車場を出発。まだ暗いのでヘッデン装着。

登山口まで舗装路を歩きます。

思ったより距離あるんですよねぇ。

道の脇のちょっとしたスペースに止めてある車を恨めしく思いながら登りました。

後ろからバスが二台追い越して行く。

うゎ~、、、団体さんもう来ちゃったよ。。。

 

灯りが見え、登山指導所にたくさんの人がいるのが見えた。

先ほどのバスの人たち。まだ準備中らしい。

いきなり指導所の人に「登山届出してー」と言われたけど、まずはトイレに行かせてください。

登山届は家から用意してきたのでそれをそのまま提出。

「日帰りだね。行ってらっしゃい。」

色々訊かれるかと思ったけれど意外とすんなりでした。

それにしても早い時間から指導所開いてるんだなぁと感心。

 

4時半出発。まだ暗いです。

今日はまだ誰も登ってない感じ。

とりあえず暗くてもヘッデンだけでも安心して歩ける登山道です。

歩きやすい。

山の神で参拝。

緩やかな登りなのでそれほど汗もかきません。

涼しいし。

海岸のような砂地なので水捌けも良さそうです。

足にも優しい♪

 

5時を過ぎると明るくなってきました。

 

 

途中目の前に沢が立ちはだかり、行けそうだなと思いましたが、

右に高く巻き道があったのでそちらを登ってみました。

おそらく増水時にこの高巻き道を使うのかなと。

 

数本の木を渡した橋などが何度も出てきます。

濡れているので滑らないように。

 

1時間弱で大滝。

地図では王滝ベンチとあります。

どっちが正しい???

 

大滝でちょっと朝ごはん休憩。

涼しいです。

もうそろそろ夏山も終わりなのかな~と感じさせるような涼しさ。

 

木陰が続きますが、たまに見える空は青くて嬉しくなる。

目指す常念岳もちらちら見えてきます。

サワギク。

イイネイイネ、青空♪

目指すのはあれなのかな?

ソバナ? (ヒメシャジンとの区別が難しい。。。)

 

イタドリ?

ゴマナかな。

お花たちもたくさん。

知らないお花もたくさんあり、調べるのに苦労しました。

でも似たようなのがあって見分けがつかないのもあります。

稜線見るだけでも元気出る♪

アザミ。

ヤマハハコ。

 

ミヤマゼンコ?? 区別が難しい。

両脇草木で覆われた登山道。

水が流れてるんですが、、、わかりにくいかな。

 

蜂さん忙しそう。

クガイソウ?

ここから急登になるらしい。

小股で登ろう。

一ノ沢振返る。

アザミとともに振返る。

ソバナ越しに振返る。

 

お天気このままもつのかな?

センジュガンピ。

オミナエシ。

日が当たり、暑い登り。

ここまでがずっとなだらかな登りだったのでこんな名前が付いてるのかもしれませんが、

言うほど胸突でもないです。

距離も短いし。

お花もたくさん咲いているので元気に登れます。

昨日から登ってた方たちがたくさん下山してきてすれ違いました。

 

結構歩きやすい道。

最終水場。

最終水場を過ぎると、また登りが少しだけキツくなります。

胸突よりこっちの方が疲れそうです。

 

第一ベンチ。

燕岳を思い出す。

ちょいと休憩。

でも短いスパンで第一ベンチ~第三ベンチがあるので休みながら登るといいかも。

キツイ~という感じはありません。

 

まだ遠いなぁ。。。

山頂まで800mという意味では無いらしい。

 

第二ベンチ。

小屋までの距離でした。

 

第三ベンチを過ぎると、常念岳の美しい稜線が見えてきます。

そうなるとテンションも上がりっぱなしで。。。

 

でもまだまだ山頂までは距離があるので前に歩いている人のペースに合わせて

体力温存しながら登りました。

あと少し~。

 

常念乗越に到着~。写真の人は知らない人w

本来ならばその後ろにどーーんと槍ヶ岳が見えるはずなのですが、、、

雲で隠れてました。

むーーー。。。

シャイなんだな、まったく。

 

横通岳方面。

北穂高岳。北穂高小屋も小さいですが見えてます。

とりあえずシャリ補給。

横通岳ははっきりと見え、北穂高岳や大キレットも見えてます。

なんとか雲が取れないものか。。。

 

ここでザックをデポして山頂へ登る人も結構いましたが

私たちはそのまま登ります。

 いざ常念岳山頂へ~。

おっ? 槍の穂先がチラッと。

すごいガレ場~。

でも登れば槍がきっと見える。

見た目緩やかな登りに見えるのですが、、、岩がゴロゴロだし結構ハードっ。

登っている合間に槍が雲から出てこないか注視。

ガスが流れて見えてきた~。

槍ヶ岳山荘も見える~。

槍山頂の人たちも~ww

こっちから見ると山荘が見えるのか~。

とにかく見えて嬉しい♪

ありがとー♪

乗越を見下ろす。

山頂から下りてきた女性に「槍ヶ岳とか見えました~?」と訊いてみると

「見えましたよ。富士山も見えました♪」とのこと。

えー。いいなぁ。。。

槍はなんとか見えそうだけど、、、下から立ち込めて来ているガスが気になる。

今からだと富士山はちょっと無理かもなぁ。

横通岳。大天井岳。

 

 

 

眺めが良くて前に進まない。

 

大キレットもチラッと。

登るにつれて槍ヶ岳がやっと雲間から姿を現してくれた♪

ガレ場が続く。

浮き石などに気をつけながら登る。

そういえば、焼岳からの槍、立山からの槍を今まで見て、

今日は常念岳からの槍が見ることができた。

あとは、、、笠ヶ岳方面から見れば四方から槍を見たことになるなw

いつか未来の目標として。

登っても登っても着かない。

食べても食べても減らないラーメンを食べているようで。。。

乗越からなら山頂はすぐだと思っていたけれど結構距離ある感じです。

ちょっと舐めてた。

鷲羽岳や水晶岳も。

 

随分登ってきたのだけど。。。

山頂はまだまだ。

槍ヶ岳はこれから先はすっかり雲隠れ。

山頂でも見れたら最高だったけれど、途中見れただけでも良かった♪

 

 

いいさー。

こっちの眺めも素晴らしいもん。

 

常念、左側はガスガスで何も見えない。

ゆっくりと忍びよるガス。

できるだけ早く頂へ登らないと。

 

山頂まであと少し~。

けど長い~。

 

やっとのことで常念岳山頂到着。

残念ながら蝶ヶ岳方面はガスガスで見えない。

 

とりあえず写真。

 

槍ヶ岳方面ももう雲だらけ。

まぁ。。。途中で見れたのでヨシとします。

富士山ももちろん見えませんでした。

もう少し早く登ってれば見えたかな~。

 

三股方面から登って来られた親子2人連れの方の写真を撮ってあげる。

山頂付近で少しゆったりしていると、向こうの方で何か蠢(うごめ)くものが。。。

もしや。。。

もしやもしや。。。

ガスってきてるし?? 

まさかまさか。。。

 

 

目を凝らしてよーく見ると

 

 

 

 

雷鳥♪(´∀`)

 

3羽の雷鳥がひょこひょこ散歩してます!

みんな幼鳥のようです。

かわいい~♪

生息しているのは知ってるけど、まさか会えるとは。

こないだ御嶽山で雷鳥のヒナに会い、できれば成鳥になる手前の雷鳥にも会いたいな~と密かに思っていたところだったので大感激っ♪

しかも今までで一番距離が近いw

かわいい写真も撮れて大満足♪

 

背伸びして何か見てる。。。

登って来て良かったぁ~。

常念岳さま。呼んでくれてありがとうですw

 

 

蝶ヶ岳から縦走してきたという富山から来たファミリーとも少し談笑。

富山にあるバスケのチームの名前が‘グラウジーズ’で雷鳥Grouseから付けたという話などを聞きました。
※Grouseは羽の色変わりが無い雷鳥の種類だそうです。

楽しい時間もあっという間。

ガスもますます上がってきて視界が悪くなりそうだったので下山することに。

下るにつれてガスが濃くなる。

もう今日はずっとガスなのかな~?

 

 

今は無風。 

長年風に吹かれてこのままの形で成長する。

 

やっと常念乗越に戻ってきた。

常念小屋に寄ってバッジとソフトクリームを購入。

常念小屋も素敵な感じですね♪

私が泊まってみたい山小屋にランクインです。

 

トイレはキャンプ場にあるということなので拝借。

100円。水洗ではありません。

 

ガスガスの中、下山します。

乗越を出てベンチ通りを下っていると、下山者を待ってくれている登山者がいました。

あれ??

見たことある。

もしや。。。

 

と、足元を見たらハナちゃんが。。。wwww

某サイトでちょっとだけですがコメントのやり取りをしたことがある方でした。

ハナちゃんがいなければわからなかったかも。

私の右足に可愛く飛びついてきてくれたおかげで、右足に元気もらいました♪

ありがとー♪

会ったことはないけれど、文字だけで知ってる人に山で偶然会うのって面白いな~♪

 

 ガスガスの中帰ります。

特にこれといったことは無いので登ってきた道をのらりくらりと下りました。

山の神にお礼をして帰ります。

ありがとうございました。

家に帰るまでよろしくお願いいたします。

やっと登山口に到着。

登山指導所。

もう閉まってますね。

早朝は煌々と明かりが点いてましたけど。

登山口の様子。

真正面はトイレでした。

呼ばれたタクシーがたくさん待機中でした。

「タクシー頼みましたか?」と運転手さんに訊かれたりもしました。

 

ここから先がまだ距離がある。。。

駐車場までが結構遠い。。。

もう少しだけ近かったらなぁ。。。

 

 今回のルート&標高グラフ

 総距離 約17km

   所要時間 約9時間半

 

 目安

 体力度 ★★★ 

 危険度 ★     (ガレ場浮き石気を付けて)  

 整備度 ★★★   

 眺望度 ★★★★                   

山スカ度 ★★★★      


※上記は、2012年8月19日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 

 まとめ

常念岳に呼ばれて登った甲斐がありました。

槍も見えたし。

雷鳥にも会えたし。

盛り沢山の山行でした。

今はこうして別の山から槍を見て喜んでいますが、

いつかは槍自体に登りに行かなくてはいけませんね。

 


■<残雪の燕岳>女王にもらった幸せな時間~後篇

2012-05-29 14:28:09 | 北アルプス

 

【女王にもらった幸せな時間~前篇】のつづきです。

 

かわいい雷鳥を堪能した後、燕山荘の表側に歩いて行きます。

目の前にド――ンと広がる北アルプス。

 

面白い形をした大きな岩がゴロゴロ。

 

そして燕山荘到着♪

泊まってみたい山小屋No.1らしいです。

泊まり登山をしない私たちはこういうのにとっても疎いのですが(苦笑)

燕山荘の目の前には 女王の燕岳が真正面に見えます。

 

美しい。。。

残雪と砂地と岩と緑のコントラストが素晴らしい。。。

気品があって、まさに女王にふさわしい山ですねぇ。

見惚れてしまいます。

あ~、ほんとに来て良かった♪ 

 

山荘前にはネットで見たことがある像が。。。

山男の像(畦地梅太郎作)です。

なんとも言えない顔をしてますw

 

さて、女王様に挨拶にまいりましょ。

ここから先、登山道には雪はほとんど無いのでノーアイゼンで。

 

有名なイルカ岩がありました♪

よく写真では目にしてましたが、実物見れて嬉しいな♪

 

これはよくわかんない岩ですけど思わず撮ってしまいましたw

 

燕山荘を振返る。

このあたりで、グェ~と鳴き声がしたので見ると雷鳥ちゃんが飛んでるのを一瞬見ました。

このハイマツの中にどれだけの雷鳥がいるのかと思うと嬉しくてゾクゾクしちゃう♪ 

 

本当にいろんな形の岩があります。

 

女王様までの稜線歩き、ちょっと寒いですけど何の苦も無く気持ちいい♪ 

 

気持ち良すぎてペースが落ちる落ちるw

 

夏にはコマクサが咲いて華やかになるのかな~。

 

花崗岩がいいな~♪ 素敵過ぎる♪

旦那さまは「幸せだぁ。幸せだぁ。」と言いながら歩いてますw

ほんとそう思うし、旦那さまが「幸せだ」って言ってるのを聞くとすごく嬉しくなってきます。

北アルプス2週連続でちょっとキツかったけど、運転頑張って来た甲斐がありました。

 

整備もされて歩きやすい。

 

 

振返ると雲が少し上がってきているのが見えた。

 

まぁるくなだらかになった岩の上を歩いて行くと、、、

燕岳頂上到着♪

 

これが山頂標識なのでこんな感じで撮影w

なんだか王座のように座れるようになってますw

 

北燕岳に続く稜線と その後ろには立山、剣岳、針ノ木岳、蓮華岳が見えます。

大天井方面。

 

 

槍とともに♪

 

しばらく山頂でまったりタイム。

ちょっとだけ寒いんだけど、

そんなことも忘れるぐらい眺めが良くて気持ちがいい。

しかも北アルプスをこんなに間近に見るのは初めてなので新鮮なのだ。

南アルプスとはまた全然違いますねぇ。

 

山頂から見える水晶岳や笠ヶ岳などの写真撮るの忘れてました。(´Д`) 下の写真は使い回しです。時刻は無視してください。

山頂でまったりしていると、合戦小屋でお会いした親子連れが北燕岳から戻って来たので挨拶を交わす。

この親子(母親&娘)、石川から来られたそうですがびっくりするぐらいの健脚の持ち主。

特にお母ちゃんが細いのに男性顔負けなぐらいパワフルです。

北アルプスはほとんど来たことがないと言うと、「関東の人?」って当てられちゃいました。

関東からだとみんな八ヶ岳とか南アが多いもんなぁ。。。

 

30分ほどまったりして燕山荘に戻ります。

ほんとは帰りたくないよ~。。。

 

帰りに気づいた素敵なオブジェのような岩。

メガネ岩と言われているらしいですが、私には女王さまのティアラに見えました。

これもほんとに自然の造形物なの~???

信じられないぐらい素敵です。

 

燕山荘まで戻ってバッジを購入。

 

バッジかなりたくさんの種類があって迷いました~。10以上ありましたよ。

雷鳥が素敵だったので、これ。

そしてもう1つ標高が書いてあるバッジを購入。

お腹が空いたので山荘で何か食べようと思ったのですが、食事提供は11時からということ。

まだ10時20分。。。

カップラーメン(350円)ならできますよって言われたのでそうすることに。

トイレもお借りしました。

燕山荘のスタッフの方はなんだかとっても皆さん優しい感じがしました。

山小屋の人ってちょっと近寄りがたい&話しかけづらいなって思うこともたまにあるんですけど、ここは全然。

気さくという感じとはまた別で、温かい感じがすごく伝わってきました。

さすが泊まってみたい山小屋No.1。

私もいつか泊まってみたいです。

 

お腹も膨れたし、人も増えてきたので下山することにします。

名残惜しい。。。まだ帰りたくないんだけど。。。

 

帰りはノーアイゼンで。

登り時より融けてきてます。

転ばないように気を遣いながら下る。

雷鳥ちゃんたちを守るために山を綺麗にしていたいもの。

温暖化もかなり気がかりです。

 

合戦尾根を下るのに雪が融けて滑る滑る。歩きにくいです。

合戦小屋から先も雪がユルユルになっていてなんだか歩きにくい。

登りの人たちが作り上げたステップも壊すような感じで下ることになります。

腐れ雪。。。もうお腹いっぱいです。

 

 

やっとやっと雪道から解放。

雪で滑らないようにと力を入れすぎたのか、膝が痛くなってきました。

 

やっと第三ベンチ。

 

登りより下りの方が長く感じるのはなぜ~? (´Д`)

第一ベンチ。

登り時には気づかなかった道祖神さま。

 

2時間40分ほどで登山口まで戻ってきました。

登り時に撮るの忘れていたのでトイレ撮影。

 

まだ駐車場まで歩かねば。。。

結構たくさん車止まってますけど空きもあり。

駐車場にも簡易トイレが設置されてました。

ここで車中泊する場合などはありがたいですね。

 

帰り道、梓川SAに遅いお昼を食べに寄ったのですが、

そこから見える常念岳がカッコ良くてさらに登りたい意欲が湧きました。

登りたいお山コレクション増え過ぎて困っちゃいますねw

 

 今回のルート&標高グラフ

 

 総距離   約13.8km(駐車場より)

 所要時間 約8時間40分(登山口より)

 目安

   体力度 ★★★

   危険度 ★

   整備度 ★★★

   眺望度 ★★★★★ 

  山スカ度 ★★★★      

 まとめ

   誰もが一度は登ってみたいお山の1つ、燕岳に登れるなんて。

   登山を始めた頃から考えると夢のようです。

   自分たちの歩くペースが確実に把握できるようになり、日帰りで登って帰ることができるお山が増えてきました。

   焼岳から見た槍ヶ岳。逆側からも見てみたい。

   最初はこんな単純なきっかけで登ることになったわけですが、

   登る途中に見える景色、そして燕岳の美しさに完全ノックアウトされてしまいました。

   さすが北アルプスの女王、素敵過ぎます。

   私の好きなお山のかなり上位にランクインです。

   大好きな雷鳥にも間近で会えたし、言うことなしの山行でした。

   北アの女王に挨拶したので、いつか近いうちに南アの女王にも挨拶に行かないといけないな~w

    これからの季節、行きたいお山が目白押し。

   嬉しい悲鳴を上げっぱなしです。

 


■<残雪の燕岳>女王にもらった幸せな時間~前篇

2012-05-28 21:42:37 | 北アルプス

※これは2012年5月26日の記事です。

 

先週焼岳から槍ヶ岳と小槍を見てテンションUp!

GWの立山からも槍ヶ岳が綺麗に見えてなんだかなんだかづいてる。

よぉし、今回は逆から槍を見てやろう。

ということで選んだお山が 北アルプスの女王 燕岳(2,763m)。

もうアイゼンもほとんど要らないということだし、何と言ってもここは雷鳥遭遇も大いに期待できるっ!

天気が悪くなければカッコイイ槍ももっと大きく見えるということでもう期待はさらに膨らむ膨らむ♪


 

25日(金)午後11時に横浜を出発。

日の出とともに登り始めたいので気合が入る。

26日(土)午前3時過ぎに中房温泉手前の駐車場に到着。

第一駐車場にはもう20台ほどの車が止まってる。

静かに駐車してちょっとだけ仮眠をとる。

4時半頃に登山口を出発したいので車から出てそろそろ行きましょ。

車道を10分弱歩きます。

どんどん明るくなってきた。

登山口には登山ポストあり。

良さげな立寄り温泉もあるんですよね~。

公衆トイレも綺麗です。(写真は下山時に)

4:39出発。

最初から容赦ない登りですね。

例の天狗の下駄のおかげでやはり足は軽いです。

ですが。。。

 

体が重いです。(涙)

 

うーーん。

太ったかな?w

30分弱で第一ベンチ。

予定どおり。

距離は短いのになぁ。。。

標高差が。。。結構あります。

旦那さまは今日は結構調子いいみたいです。

2人ともほとんど寝てないのにw

ずっとね。。。こんな登りです。

ひたすら登り。

第一から20分ほどで第二ベンチ到着。

暑くなってきたので衣類を調整。

ここから少しだけ平坦な道。

 

おっと木々の隙間から何かかっこいい山が見えます。

絵のような山。。。

 

登ります。登ります。

 

先ほどちらっと見えてた山がしっかり見えました。

大天井岳かな?

2,3日前に初めて知った名前です。

足は相変わらず調子いいです。

体の重さもなんとなく解消されてきました。

 

第二から30分弱で第三ベンチ到着。

予定どおり。

長いベンチがいくつもあります。

 

 

雪が出てきました。

まだ朝早いので腐ってもおらず、ステップもあるのでここはノーアイゼンでも大丈夫。

雪だったり土だったりの繰り返し。

どこから軽アイゼンつけようかなぁ。

第三から30分ほどで富士見ベンチ。

ここで軽アイゼン装着。

まだこの時間刺さるぐらいの雪質なのでアイゼンで楽します。

 

ん?? 甲斐駒さま?

 

八ヶ岳も見えます。

 

雪が無いところもありますが、柔らかい土にしっかり爪が刺さりますw

アイゼン脱がなくても行けますネ。

本当に絵のような大天井ヶ岳。

 

どんどん登って行きましょう。

 

出発から2時間半で合戦小屋に到着。

名前と違って可愛らしい小屋だ♪

ベンチで休憩。お腹も空きました。

 

雪たっぷりの合戦尾根を登って行く。

まだこの時間なら腐ってません。

 

途中左を見ると。。。

ちらっと槍が見えてきました♪

後ろを振り返ると、

甲斐駒さま、間ノ岳さまたち南アルプス♪

 

大天井ヶ岳。

景色良くなってくるとテンション上がってくる♪ 登れ登れっ♪

 

なんだか槍だけ光ってます♪

 

こっちからの槍もいいね♪

 

それほど急ではない登り。

サクサク登ります。

雪焼けが怖いので顔を隠しながらw

富士山も見えます。

この方向雪の反射でまぶし過ぎてカメラの狙いが定まりません。

なんとなくで撮影したので写っててラッキー♪

 

合戦小屋から登りきると青い空の下に 山荘の屋根と 目指す燕岳が見えました。

ここで下山してきた男女2人とちょっと会話を交わす。

昨日は雪だったそうです。

あと30分ですよ、と励まされる。

30分かもしれませんが、私たちはここからはちょっとペースを落としますw

なぜなら。。。

ここから先はハイマツが生えているからです。

ハイマツといえば。。。わかる人はわかりますよね?w

しかも景色も抜群なんです。

ペースが落ちるのも無理無いですよねぇ。(´∀`)

 

しつこく槍ぃ~♪

こんなに間近なのは初めてです。

やっぱりカッコいいなぁ~♪

面白い形の岩がニョキニョキ生えてるような稜線だ♪ 

なんだかかわいい♪

一番左が 燕岳です。

 

振返ると遠くに八ヶ岳。

雲が少しずつ上がってきてる。

八ヶ岳ズーム。

天狗とかもはっきりわかりますね。

 

南アルプス。

 

名前がわかりませんww (左から焼山、火打山、妙高山ということがわかりました。岩間さんありがとうございます♪)

 

雪が無くなったり。。。

また雪が現れたり。

周囲を見回しながらゆっくり歩きます。

 

鹿島槍ヶ岳や蓮華岳かな??

燕山荘が近くなってきました。

  

槍の向こうは雲が多いかな。

燕岳は晴れています。

やっと燕山荘の裏まで来ました。

 

良い眺めだ~♪

 

そして探す。

探す。

ハイマツ周辺を注意深~く。

 

あっ♪

いたぁぁぁぁ~♪

(わかりにくいけど) メスもいる~♪

ゆっくり歩いていたのは、ハイマツ周辺の雷鳥を探していたからですw

やっと会えた~♪

雷鳥ちゃんかわいい~♪

ご夫婦でお食事中のようですw

仲睦まじい♪

画像がちょっと荒いのはご容赦ください。

凛々しいね♪ 男前♪

もうカメラ持つ手が震えて震えてw

会えて良かったぁ。

来て良かった♪

ありがとうね♪

これからの時期は繁殖&抱卵、そして夏にはヒナヒナたちが楽しみだ~♪

かわいいヒナヒナにも会いたいな~♪

雷鳥ちゃん、今までで一番近くで見れました♪ 

かなり嬉しい♪ 

 

すごーく長い時間雷鳥を見ていた気がするのに

あとで見たら5分ほどだったとは。。。

 

さて、雷鳥もハイマツに姿を消したし燕山荘の表に向かいます。

 

 

 

                                    ---長くなるのでつづきは後篇で---