山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■2013登り初め【西天狗岳東天狗岳】~正月休みのツケはつらいよ 【前篇】

2013-01-13 19:45:28 | 八ヶ岳

 

※これは2013年1月6日の記事です。

 

12月24日が登り納めで、年末年始は実家でまったり。

約二週間ぶりの登り初めは八ヶ岳の天狗岳に決定。

天狗は一昨年の秋に、夏沢鉱泉から登ったことはあるので

今回は唐沢鉱泉側から登るルートを選択。

風が強いことが普通のお山なので予報で風の強さなども確認。

 

中央自動車道の笹子トンネルは対面通行で復帰はしているけれど、

なんとなくまだ通る気がしないので河口湖ICまで乗って迂回ルートを使った。

唐沢鉱泉までの道は圧雪されていて走りやすい。

でもスタッドレスかタイヤチェーンは必須。

 

5時半頃に唐沢鉱泉着。

二台ほど止まっている車があったけれど、人の気配なし。

ちょっとだけ仮眠したかったけど、寒くてほとんどできず。

(ガソリン残量が気になってエンジンを途中停止させたので。。。)

予定出発時間を6時半としていたのだけど、

モタモタしてて7時前になってしまいました。

 

明るくなった空を見ながら出発。

寒いな~。

西天狗に直に登るルートを歩きます。

緩やかな登りですが、なぜかキツイ。。。

雪は締まっているので登り始めてすぐにアイゼン装着。

この方が登りやすいかなと。

たくさん着込んでましたがすぐに暑くなり、

ハードシェル下のダウンを脱ぐ。

 

それでも動悸が激しくなったりでしんどい。

これは。。。

 

 

正月休みにほとんど動かなかったせい。(´Д`)

 

 

6日ほど私の実家で過ごしたのですが、

田舎なもので移動はすべて車。

しかも極寒で食事以外は部屋からほとんど出ることなく

テレビを見たりネットをしたり、寝たり食べたりの繰り返しだったので

体が鈍りに鈍って機能しなくなってるwww

ダメだ、、これは。。。

去年の夏、黒戸尾根を日帰り制覇したときの自分じゃないw

なんでこんなになってしまったんだ~っ。。。(;´Д`)

それでも2人して「しんどい。しんどい。。」と言いながらも

少しずつ登って行く。

心の中では「もっと軽い山にしとけばよかったかな。」と反省もする。

このときはとてもじゃないけど計画したルートを歩ききる自信は全く無かった。

西天狗だけで帰ろうかな。。。ミタイナ。←弱気

 

枯尾の峰との分岐を過ぎてしばらくすると太陽の光が差し込んでくる。

ずっと樹林帯を歩いていたので、その光がとてもまぶしい。

あの光を浴びれば元気になれる気がする。

視界が開けて景色を見ることができれば、、、このつらさも吹っ飛ぶはず。

そう自分に言い聞かせて黙々と登る。

 

 

 

わ~い♪
見えてきたよ~。

がんばれがんばれ。

空が開けてきた。

ここを出れば、空だ。

 

そしてやっと第一展望台。

パッと視界が開ける。

そうそう、コレなんだよ~。

八ヶ岳はもちろん、南アルプス、北アルプスなどなど絶景が目に飛び込んできた。

 

南アルプス。

左から 北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。

 

女王仙丈ヶ岳アップ。

ハートになってるのが可愛い♪

 

貴公子甲斐駒ヶ岳アップ。

相変わらず素敵。

 

ドン北岳アップ。

白いな~♪この角度美しい~♪

 

御嶽山。

 

真っ白な北アルプスも見えてます~。

 

乗鞍岳はちょっと雲がかかってる。

一気にテンションが上がる。

 

元気出た♪

もうここで帰ってもいい程の景色w

ここからは陽が当たる尾根道を歩くのでしっかりと日焼け雪焼け防止。

今日はそれほど寒くない。

オーバーグローブは用無しだ。

 

 

そして目指す西天狗の頭がちょっとだけ見えてきた

ギザギザ横岳アップ。

 

北アルプス。

穂高連峰も真っ白。

綺麗に見えてます。

 

旦那さまはピッケル準備。

私は南八ヶ岳を満喫。

もうここで帰っても十分満足。。。とちょっと心の中の声。

でもここからはテンション上がりそう。

 

 

 

赤岳さま。
冬のあなたにいつ登れるだろう。

 

蓼科山と北横岳。

あんなにしんどかったけど、これらの景色で全部帳消し。

 

 

準備完了。

 

ここから尾根歩き。

気持ちよく歩ける。

 

っと、、、木々の向こうに見えてきたのが西天狗岳か。。。

 

うひ~ん。。。

あれに登るんだよね。

なんだかまだまだ全然遠い。

 

景色とこの天気だけが心の支え。

 

 

第二展望台から西天狗岳を望む。

明るい尾根を歩くに連れて目の前にどーんと目指す西天狗岳が見えてくる。

まだまだあんなに距離が。。。

これから一度下るし、、、登り返し結構あるな。。。

ふと、ある山を思い出す。

12月6日に敗退したお山。

あのお山もこんな風にものすご~く大きく遠くに見えてたっけ。

うーむ、あのお山もリベンジしないとずっと思い出してしまうなぁ。

とりあえず、今日のこの天狗様に登れれば、あのお山だって行ける。

最近気合が足らないから頑張らねば。

登り初めだしっ。

下る。。。

あんまり下りたくないけど~。

 

 

そして登る。

でもやっとエンジンかかってきた感じ。

 

西天狗への最後の登り開始。

ゴツゴツした岩たちが雪を被ってる。

トレースも消えかかっててよくわからないけれど、

所々に目印のロープが雪から顔を出しているのを見つけて登る。

 

登ってきた尾根道を振返る。

 

海老の尻尾。

 

岩場を登る。

 

蓼科方面。

 

振返ると、中央アルプスと御嶽山。

 

穂高連峰、ジャンダルムアップ~。

北アルプスアップ~。

足だけで登るより全身で登るのが好きなのでそれほどつらいと思わない。

風は無し。

今は無し。

雲が多くてぼんやりとした日差し。

長い海老の尻尾。

雪景色を堪能。

 

山頂までまだもう少し。

赤岳、中岳、阿弥陀岳。

根石山荘が雪で真っ白。

 

赤岳ズーム♪

 

阿弥陀岳♪

 

あと少し。あと少し。

ここを登り切れば西天狗。

 

そして4時間以上かかって西天狗登頂。

がんばりました~。

やっぱり爽快♪

むこうに東天狗岳。

山頂に誰かいますね。

 

浅間山。

蓼科山、北横岳。

 

やっぱコレ撮っておかないと。

クロスピッケル~。

3月の硫黄岳以来。

 

西天狗の頂には誰もおらず、2人で占拠。

ここは風も無く気持ちいい♪

 

登っている最中ここで帰ることも考えたこともあったけれど、

ここまで来たらあとは予定通り行けるだろう。

少しだけ滞在して隣の東天狗へ向かう。



 以下、長くなるので 後篇へつづく。。。



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