山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■17歳の思い出リベンジ【唐松岳】北アルプスと美しい八方池《後篇》

2013-08-08 12:56:55 | 白馬・鹿島槍・五竜

 

これは、後篇です。(前篇を読んでからどうぞ。)

 

ここは急登がなくて本当に歩きやすい。

 

小休憩中に蝶が旦那さんのザックに止まってチュゥチュウ。

美味しいのかい?
なかなか離れてくれませんでした。

 

ツガザクラの群生。

 

アオノツガザクラも。

 

 

五竜岳と、その向こうは鹿島槍ヶ岳。

 

こちらのチングルマはもう実になってました。

これもかわいいけどね♪

 

ここからもなだらかな道が続く。

唐松岳は見えているけれど、その手前のお山を巻く形で道が続いてる。
冬は、、、大変そうだ。。。

 

美しい岩肌。。。

こう見るとすごいな~。

 

と、前から青いジャージを着たものすごい団体がやってきた。
中学生たち。学校登山かな。
道が細いのでわずかに待避できるところで待つ。

どんだけいるんだろう。。。
みんな挨拶がちゃんとできる。
お天気良くていい思い出になっただろうな~。

↑ すれ違った中学生たち。

写真には写ってませんが、この三倍の人数はいました。

 

この峰をぐるっと巻く。

 

怖そうに見えるけどそうでもない。

 

巻き巻き。
冬は、、、怖そうだ。。。

巻き巻き道、結構距離あります。
普通にすれ違えないほどの道幅なので帰りは待つことが多いかも。

 

そして赤い唐松岳頂上山荘が見えてきた。

前まで来ると立派な建物!
すごいな~。泊まってみたい~。

 

しかも山荘の目の前には剣岳が鎮座してるのが見える。

最高じゃん、ここ。。。

 

めちゃくちゃ眺望いい山荘だー。

 

山荘の向こうには唐松岳への稜線が続いてる。

 

カッコ良すぎー♪(´∀`)

あとはあれに登るだけ♪
山荘前にザックをデポすることにする。
貴重品はザブザックに入れて♪

なんて軽いんだ♪
もっとサブザック活用しないとな~。。。

 

振返る。山荘周辺。

 

五竜岳。

 

ガレ場登りです。

そう大したことないです。

 

これを越えて行くと白馬に行けます。。。

 

ガレガレ~♪
荷物の重さ感じないから楽~♪

 

山頂着きました~♪

さすがにここはちょっと登ったなぁという感じの登りでした。
それでも20分弱で山頂着。
結構人います。
人の合間を縫って登頂記念写真ハイチーズ。

槍と穂高も見えてます~♪

 

富士山と八ヶ岳も小さいですが、見えてます。

 

たまらんねー♪(>▽<)

白馬岳への不帰ノ瞼とかいいね~。
縦走してみたいけど怖そう~。。。

 

こちらでも記念に♪

 

次から次へと登山者が登ってくるので
名残惜しいけど山頂を後にして山荘前で休憩することにしよう。
人が多いのはどうも苦手。

サクっと山荘まで戻ってきました。

唐松岳の山バッジ購入♪

色々ありましたが、好きな雷鳥のバッジにしました。
トイレも拝借。チップ200円。

 

それから山荘前のベンチで唐松岳、剣岳、立山連峰などを見ながら休憩。
くはぁ~♪気持ちいいね♪(´∀`)
昼寝したいぐらいの心地良さ。

渋滞嫌だし人増えてきたからそろそろ帰ろう。。。

 

下りはお花の写真も撮りながら帰る。

イワツメグサ。

ハクサンフウロ。

ハクサンフウロ、アップで。

 

タカネヤハズハハコ。

ピンクでかわいいー♪

 

ミヤマキンポウゲ。

 

こちらはシナノキンバイ。

登りの人も増えてきた。
すれ違うのが大変なので誰もいない時は足早に歩く。

ずっとなだらかな道だったので下るのも容易い。
自然とスピードも出る。

 

白馬岳を目に焼き付けるように何度も見る。

雲がすごーい。

 

みどり♪ 

 

青、白、緑、、、そして花々と素晴らしい景色が続く。

 

キヌガサソウ。

 

ここも足早に通過しないと~。
人が来ると待たなきゃならない。

あっというまに八方池が見えるところまで帰ってきた。

ってやっぱり人増えてるなー。(´Д`)

 

青い空~♪白い雲~♪

 

あそこにも小さい池あるよ~。

 

下りは池を上から見下ろすケルン側を歩く。

時間的にも日差しがかなり暑くなってきた。
人が多いのでゆっくりせず、そのままスルーする。

 

八方池にあるケルン。

 

 

サクサク下ります。

 

顔ケルンまで戻りました。

ケルンの下に人がいっぱいいたので下の方はカットw

 

サクサク、トイレまで戻りました。

 

あれがリフトのりば。

下を見ると青いジャージの団体の列が見える。
え。
朝すれ違った中学生たち、まだ下山してなかったんだ?
ということは。。。
彼らより早くリフトのりばまで行かねば。。。と思ってしまう。
彼らがリフトに乗るかどうかはわからないけれど、あの人数が乗るとなると
リフトに乗るのに暑い中待たなくてはならない。

ということでここから急ぎますw
木道ルートは長蛇の列だったので、やめて登りで使った岩ゴロルートで下る。
面白いことにこっちは人が全然いない。
やっぱりみんな歩きやすい木道選ぶよね~。
気分はトレラン♪
久々に走り下ったかもw

 

リフトのりば。
僅差で中学生の団体に勝ちましたw

リフトに乗込みます。
朝は寒かったけれど今この時間帯はすごく気持ちいい♪
足元の花と景色を楽しみながら心地良くリフトで下っていきました。

 

次のリフト乗換えです。

池塘が綺麗♪(´∀`)

 

兎平。
ゴンドラ乗りますよ~。

駐車場到着♪
予定よりも早い下山時刻でした。

 

朝は人が多かったので撮れませんでしたが、ゴンドラのりばはこんな感じでした。

その横のチケットセンター。

 

 まとめ

17歳の修学旅行時に見た八方池は天気が悪かったのか、
はたまた、たまたま濁っていたのかわかりませんが
ただの泥沼でした。
水量も全然少なかった記憶があります。
今回美しい八方池を目にすることができて良かった♪
お天気にも恵まれて、花や景色を楽しみながら唐松岳にもサクっと登れて最高でした。。。
が、黒菱まで車で上がれることを知らなかったというのは大きな反省点。
まず八方アルペンラインというのが頭にあったので、気づきもしませんでした。
せっかく早く着いてたのに。。。
下調べがまだ足りないってことですね。
しっかり反省します。


※写真以外にもお花は色んな種類咲いてました。
 コマクサは唐松岳頂上山荘からの稜線上に咲いていましたが、
暑さのせいかちょっとかわいそうな姿になってました。
なので撮影も無し。

 

 その他メモ

ゴンドラのりばに一番近い駐車場は500円。
でも黒菱まで上がれるのを知っていればそちらの方がおススメ。
駐車場代もゴンドラ代も浮きますから。。。
(というか上の駐車場がなぜ無料なのかも不思議。。。)
ただし、通行できる期間があるので注意です。

ゴンドラ+リフト2回で往復大人1人2600円ですが、
コンビニ端末で前売り割引チケット交換券購入だと2340円になります。
※交換券なのでチケット売り場でチケットと交換要。
 また悪天候でゴンドラリフトが運行しない場合でも払い戻しはできないので注意。(ただし購入時から4ヶ月間は有効)
詳しくはこちら⇒http://opt.jtb.co.jp/kokunai_opt/p/pJTB023479620

 

 今回のルート&標高グラフ

  総距離   約11.3km

   所要時間  約6時間


■17歳の思い出リベンジ【唐松岳】北アルプスと美しい八方池《前篇》

2013-08-08 09:58:05 | 白馬・鹿島槍・五竜

※これは2013年7月20日の記事です。

 

やっと北アルプスの天気が良いだろう週末がやってきた。
先週の三連休で登ろうと思っていたのだけど、生憎の天気で延期。
でも延期して正解だったかも。
この日はゴンドラの始発が5:30と最も早いので時間に余裕がある♪
なのできっと日帰りの人も多いだろう。
また先週は天気が良くなかった分、今週に延期した人いるかも。。。

唐松岳への手前にある八方池。
実は高校の修学旅行で来たことがある。
そのときの記憶はあまり無くて、ただ1つ八方池はただの泥沼だったという記憶だけ。こんな池を見に来たのか?という感じの記憶だけ残ってた。
でも山にハマって八方池の存在を再び思い出し、写真を見ると全然違う!
私の記憶にあるのと違う。
私が見たのは本当に八方池だったのか?(そのはず)
もしかして天気が良くなくて池は濁っていたのか??
などと色々と考えを巡らせてみた。
なので今回は写真のような美しい八方池を目にしたいというのも目標。
それにはお天気も大事なので今日はどうしても晴れてもらいたい。

 

たしか3時過ぎに白馬八方尾根スキー場のA駐車場に到着。
思ったより車は少ない。
(ここで気づけば良かったのだけど。。。黒菱林道を車で上がればもっと安価で登れたことに帰宅後気づく。。。下調べ不足でした。。。)

そんなことも露知らず、、、しばし仮眠。

5時近くになると係の人が駐車場代を徴収しに来る。
一台500円。
あ、有料なのね。

5時過ぎるとチケットセンターに列が出来始めたので並ぶ。
我々は前もって割引チケット交換券をコンビニで購入していたので
大人1人往復2600円のところ2340円に。
2人足して駐車場代にはなったw

5時半ちょうどにゴンドラ《アダム》に乗込み開始。
西吾妻山のゴンドラと同じタイプのゴンドラ。
背中合わせに2人ずつ乗る。

すぐに雲海の上に出た。雲が多くて太陽が隠されてる。

天井の換気孔から冷たい空気が入って来て寒い。
このあと吹きっ晒しのリフトだからもっと寒いかも。
防寒のためゴンドラの中でレインウェアを着る。

 

7分ほど乗って次のリフトのりばに歩く。
アルペンクワッドリフト。

レインウェアを着て正解。寒い。
リフトの足元にはたくさんのお花が咲いている。
それにしても雲が多いな~。

 

10分ほどで次のグラードクワットリフトに乗る。

 

ちらっと見えるのは白馬岳。

ニッコウキスゲがたくさん咲いてました♪

上はもっと寒いのかな~?

 

鹿島槍ヶ岳と五竜岳が横に見えます。

これまた10分程。
リフトに乗らずに歩く人も結構いる。
お花が咲いててそれもいいかも。

 

遠くに八ヶ岳。

 

リフトを降りると八方池山荘。
みんな準備してスタート。
私は寒くなりそうなのでトイレで長袖に着替えた。

さー、行こう。

 

やはりお天気の良さそうな土曜日とあって人も多い。
が、思っていたよりはマシ。
整備された木道や石畳を登って行く。
色んなお花たちが早速お出迎え。
青い空も広がってきた♪

イワシモツケ。

ウツボグサ。(蕾)

 

整備された木道があります。

整備された木道と石畳。

クルマユリ。

青い空が少しずつ。。。

 

天気良くなりそう~♪

振返ると雲海。

 

分岐があります。
木道ルートは帰りに歩こう。
登りは岩ゴロ道を登ります。

 

シロウマ、やっほー♪

八方池山荘を見下ろす。

 

ちょっと明るくなってきた。

 白馬三山。美しい山並みです。

 

こっちも青空に。

右が五竜岳。

猫耳のお山が鹿島槍ヶ岳です。

 

五竜岳ドーン♪

 

石神井ケルン。

なだらかな登りが続く。

 

トイレが見えてきました。

すごく整ってるな~。
暑くなってきたのであのトイレでまた着替えます。
(着なきゃ良かった;)

 

 

その間に旦那さんは白馬岳に見惚れてました。

 

第二ケルン。

 

いいね~♪

 

眺めが良いし、登りやすいし快適♪

 

 

空青いし♪
お。あれは。。。

 

有名な顔ケルンですよ♪ 正式には八方ケルンです。

 

さー、次は八方池♪

 

八ヶ岳と富士が見えるじゃないかーっ♪

真ん中の薄いのが富士山。

その左に伸びているのが八ヶ岳です。

 

白馬三山とお花。

お花いっぱい♪素敵でしょ♪

 

こちらは イブキジャコウソウ。

 

八方池手前で分岐。
そのまま八方池の淵まで下りるルートと、左に高く巻いて上から池を見下ろすルートに分かれる。(あとで合流)
八方池の淵まで下りよう。

なだらかな木道を下る。
前を歩いている4人組がお喋りが多くてかなりゆっくりペース。
しかも2本ある木道を両方とも占領しながらなので追い越すこともできない。
ちょっとイラっとするw

 

そして 八方池!!

すごーーい♪
やっぱりコレだよ、コレ。
17歳の時にみたのは幻だったんだよ~。(´∀`)

美しかった。
青い空、万歳だ。
こんなの見てたら絶対忘れないよ~。
17歳の私の記憶にあった泥沼イメージの八方池は今日で美しいものとして上書き保存完了なのです。(´∀`)

 

あっちはケルン側ルート。
帰りにあっち通ります。

ゆっくりしたいところですが、人が増えてきたし、また唐松岳まで登らなくてはいけないので先を急ぎます。

 

白馬岳はいくら見ても飽きない。

 

祠がありました。

シモツケソウ。

なだらか~なルート。

 

白馬岳三山、何度もすいませんw・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

 

緑も鮮やかで綺麗です♪

歩いてきた道を振返る。

 

団体さんが列をなしてる。

空、真っ青ーーーっ!!

 

ハクサンダイゲキ。

チングルマ。

 

五竜さまと鹿島槍さま♪

 

団体の後ろにつきます。

コバイケイソウと五竜&鹿島槍。

 

暑さを凌ぐかのようにシラネアオイがたくさん木の足下に咲いてましたー♪

 

団体さん、がんばー!

ちょっとした雪渓。

アイゼンなしで行けます。
団体さん、がんばー!
(頑張れないなら道譲って~www)

 

譲ってもらいました。
というか、団体さん雪渓で休憩だそうです。
また巻き込まれたら嫌だから今のうちに引き離そう。

ここから少し登りらしい登り。
緑鮮やかな木々の下を登る。
日差しが強くなってきたので木陰はありがたい。

雪渓を見下ろす。

 

ハイマツ通り。
雷鳥いるといいのにな~。

またちょっとした雪渓。

雪渓はたまに滑りそうになりますが、危険というほどでもない。
軽アイゼン一応持ってきましたが、用無しでした。

ハイマツの中の岩ゴロ道を登ります。

 

ショウジョウバカマ。

 

雲が網目のように。。。

 

チングルマ♪

 


不帰ノ嶮がどーんと見える。

五竜への道も見えてるし。。。

ここは丸山ケルンです。

 

あれが不帰ノ嶮かー。

今回はあそこまでは行きませんけどね。。。

景色を見ながら少し丸山ケルンで休憩です。

 

 

長くなるので、つづきは《後篇》で。。。   ⇒ 後篇へ飛ぶ (クリック)

 

 


■ここは天国♪白馬岳【日帰り】縦走記~後篇

2012-08-08 15:03:58 | 白馬・鹿島槍・五竜

 

※これは【後篇】です。

 

この美しい尾根を歩いて行く。。。

 

超幸せ♪ (´∀`)

 

これから先の稜線歩きが楽しそう♪

テンションますますアップ。

こんなに景色のいい稜線歩きってどこのお山以来だろ~?

燕岳かな。

でもここはそれよりずっとずっと長い距離ですっ♪

今見ている目の前の稜線を歩くことができるなんて。。。

思わず顔がニヤけてしまう。。。

 

白馬岳山頂を振返る。

 

私は景色を撮り。旦那さまは私を撮るwww

 

高山植物で一番好きな花。シコタンソウ。また会えたね。

去年の北岳以来だね。

ロングで撮っても一枚ではおさまりきらない絶景。

なので2枚を繋ぎ合せました。(ほんとはもっと大きい画像なのですが、このブログでは端がきれてしまい、少し縮小しました。。。)

 

池も見えるね~。

尾根の開けたところで休憩している人たち。

絶景でみんなみんな笑顔なのです。

いい顔してる♪

お天気で良かったですね♪

 

 

ゾクゾクしてくる♪ 

こんな素敵な稜線歩けるなんて最高だぁ♪

やっぱり縦走にして良かった♪

 

馬ノ背と言われるところ。

ここを下ってきました。

 

知らないうちに結構撮られてますねw

 

カラッと晴れているのでそれほど暑くも無い。

日差しはかなり強いのだけど。。。

爽快に歩けます。

下界とは全然違う暑さ♪

 

振返る。

 

もぉ。。。惚れてまうやんか~の世界です。

 

時間がゆっくりと流れていく。。。

 

間に見えた、槍ヶ岳と穂高。

綺麗にはまってるw

 

もうすぐ小蓮華山。

 

そして小蓮華山山頂。

小蓮華山山頂には結構人がいました。

山頂標識の周りにおばちゃんたちが荷物を広げていましたが、

写真を撮るのに片づけてくれましたw

ついでに写真もお願いしました。

 

休憩なしで歩きます。

今度は白馬大池までの稜線歩き。

小蓮華山を過ぎると稜線のはるか向こうに小さい大池が見えてきます。

あそこまで歩くんだ♪

稜線はまだ続くんだ♪

日帰りなのに気分はまるで山泊縦走してるみたいです。

 

ハクサンイチゲもいっぱい♪

素晴らしいロケーションだ♪

 

日差しは強いものの、稜線歩きは心地よい風があるし、景色はいいし何の苦も無く歩けました。

たまに登りがあると、「ムーっ。がんばれ」と自分を諌めます。

こんなの登りのうちに入らないし。

歩いてきた道を振返る。

 

大池と山荘も見えてきた。

この辺りになると小学生の2団体がいて、少し足止めをくらいます。

「先にどうぞ」と言えるリーダーとそうでないリーダーがいて(リーダーは大人)、正直困りました。

 

そしてとうとう白馬大池。

これまたロングではおさまらない景色だったので、2枚を繋ぎ合せました。

キレイなブルーです♪

 

大池山荘までしばらく歩きます。

疲れたらよくする歩き方。

撮られてましたねw

ストックを後ろ手で持って歩くと肩甲骨が伸びて気持ちいいんです。

※安全な道でやっています。

 

大池山荘に着きました。

大繁盛過ぎて、今夜は畳1帖分に3人の割り当てらしいです。。。

テント泊の方が絶対ゆったりしてる。。。(´Д`;)

 

ここから先自然園までトイレは無いのでお借りしました。

チップ制。紙ありです。

トイレも行列ができてました。

 

全然余裕の時間で帰れますね♪

 

大池にだけ来られている人もいます。

素敵なところだもんなぁ~♪

 

ここまで来れて幸せです♪ ありがと。

 

大池からは人が増えて少し渋滞気味でした。

たまに歩き慣れていない人たちがいて、待たされることもしばしば。。。

 

 

乗鞍岳頂上。

この存在をすっかり忘れてました。。。

それにしても暑い。

稜線から外れるとこんなにも暑いなんて。。。

 

乗鞍岳までは人が乗れるぐらいの岩がたくさんあって、

飛び石を渡るような感じでリズムよく岩の上を歩けました。

 

乗鞍岳からの下りは下る人登る人が混ざり、混雑気味。

雪渓もありますが、普通は大きな岩がゴロゴロしているルートを下ります。

でもアイゼンがある人は雪渓を下った方が楽かと。。。今思えば。。。

岩ゴロ道は私でもちょっと難儀しました。

またずーっと同じような道で景色も何も無いのでとても退屈な道です。

私は飽きてうんざりでした。

自然園までの道、もっと楽かと思っていたのですが、、、ちょっと舐めてましたね。

そして天狗原。

木道が出てきたので、「やった♪これであとは木道だけで帰れる♪」と思ってた私。。。

 

そう甘くはないのです。

嫌な道がまた始まりました。。。

 

しかも私、恥ずかしながら途中からお腹の調子が。。。。。

乗鞍岳から暑くて水を一気に飲みすぎたせいでしょうか。。。

トイレに行きたいけど、、、トイレなんて無いし。。。

ぺースも落ちる落ちる。。。

お願い、ビジターセンターまでは。。。と願いながら冷や汗とともに下りました(苦笑)

そのビジターセンターまでが遠いこと遠いこと。(精神的にも遠く感じた。。。)

 

やっと到着してトイレに駆け込みましたwww

 

ビジターセンターからロープウェイ自然園駅までもちょっと距離があります。

15時発のロープウェイに5分乗車。

次はゴンドラへの乗継。。。

コンドラの駅までも200mほど歩き、20分程乗車しました。

※ゴンドラはグループごとに乗れたので私たちは2人だけで乗れました♪

 

そしてやっと栂池高原駅まで戻ってきました。

疲れたなぁ。。。

 

あとは、、、猿倉に止めた車を回収せねば。。。

タクシーのりばに歩いていると、突然

「すいません。猿倉まで帰られます?」と男女2人連れに声を掛けられます。

「はいっ♪」と即答の私。

やったー♪相乗りできる♪(´∀`)

ラッキーなことに愛知から来られていた若いご夫婦がタクシーを相乗りできる人をずっと探していたのに遭遇できました♪

お2人は一昨日夜から猿倉入りして昨日白馬山荘に泊まって下山してきたそうです。

タクシーの中でいろいろと山の話で盛り上がりました♪

猿倉駐車場まで5400円。折半で2700円で済みました。

本当にありがたい♪

お互い「助かりました~♪またどこかの山で会えたらいいですね♪」と言ってお別れしました。

 

終わりよければ全て良しといいますが、本当に気持ちの良い終わり方ができた山旅でした。

 

  今回のルート&標高グラフ

 総距離   約18km

   所要時間 約11時間20分

目安

   体力度 ★★★★
   危険度 ★★
   整備度 ★★★★
   眺望度 ★★★★★★★
  山スカ度 ★★★★

※上記は、2012年8月4日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 

まとめ

  言葉が出ないくらい素晴らしい山行だった。

  去年は北岳で天国を感じたけれど、この白馬岳もまさに天国。

  せっかく行くのに猿倉ピストンだとちょっと物足りないよなぁ~。。。 

  できるならあの稜線歩き通したいよな~。。。

  タクシー代払ってでも縦走しよう。

  そう決めてずっと機会を狙ってました。

  白馬岳登頂での時間でピストンか縦走かを決めるわけですが、

  予定よりずっと早く登頂できてしまったので余裕の縦走となりました。

  ロープウェイ等の乗り物に乗らざるを得ない場合、最終運行時間との闘いになるので

  時間を気にせずに歩くというのは難しい問題。。。

  それでも今回は素晴らしい稜線歩きを無理することのないのんびりしたペースで歩くことができました。

  大池までは本当に楽しかった。

  でもそこから先は人も多くて混雑してるし、眺望もない退屈な道でテンションダウン~。

  おまけにお腹の調子悪くなってくるし。。。

  大変でしたw

  余裕でロープウェイとゴンドラにも間に合ったし、タクシーも相乗りできて安くあがったしで大満足。

  まだまだ夏は始まったばかりですが、白馬岳でお腹いっぱいになるぐらい満足してしまった気がしますw

  ほんとに楽しかった~♪(´∀`)

  

 

 おまけ

   

帰りの梓川SA。

お腹が空いたので寄ったのですが、そこから見た常念岳がものすごい光を放っていてwwww

あれは、、、完全に呼ばれてるなぁ~って思っちゃいましたよw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■ここは天国♪白馬岳【日帰り】縦走記~前篇

2012-08-08 00:28:18 | 白馬・鹿島槍・五竜

 

※これは2012年8月4日の記事です。

 

待ちに待った真夏の晴天の週末。

いつ行こうかずーーっとウズウズしてた。

白馬岳(しろうまだけ。標高2,932m) 日本百名山の1つ。

やはり行くなら緑の美しい真夏。

人気エリアで人が多いのが嫌だけど、真夏の白馬は最高だろう。

7月に入って毎週天気予報と睨めっこしてやっと絶好の機会が巡ってきた。

 

 


 

3日22時ぐらいに横浜を出発。

首都高も中央自動車道もなんだか車が多い。

しかも工事しててさらに混雑。。。モタモタしててなんだかイライラする。

こんなとこで目指す猿倉駐車場に駐車できるのかな? 

満車だったら八方駐車場からタクシーで移動なんて。。。

縦走のつもりだから猿倉に戻らなくても良いという点では八方でも有りだけど、

時間の関係でピストンになったら全く意味が無いし。。。

しかもこんな時間にそもそも八方駐車場にタクシーが待機しているのかどうか。。。

などと頭の中でいろんなことを考えながら車を走らせた私。。。

 

2時過ぎに猿倉の駐車場に着く。

臨時駐車場にギリ2台だけ空いてるスペースがあったので即駐車♪

ラッキー♪

ちょっとだけ仮眠して3時半前に出発。

トイレは猿倉山荘横に立派なのがあります。

最初暗くて登山口がどこかわからずウロウロしてしまいました。猿倉山荘左手に発見。

 

今回は旦那さまもデジカメ持参でたまに撮影しました。その分は時刻の右に*印を付けています。

最初は林道歩きなので暗くてもヘッデンがあれば大丈夫。

単独のおじさんが1人だけ同じ時刻に出発しました。

 

渡渉もありますが、ヘッデンがあれば問題なし。

やっぱり涼しい時間帯に歩くって気持ちいい。

先週はほんと暑さにやられてしまいましたから。。。

日の出前からのスタートがもう身についてしまってるのかな。

今日はいつものごとくほとんど寝ていないのだけどすこぶる調子がいい。

1時間足らずで白馬尻小屋に到着。

明かりのついた小屋の前でテント泊の人たちが黙々と準備されていました。

なんだか雰囲気が。。。

「なんだよ、こいつら暗い中歩いてきて前日入りしてる俺たちより先に登るのか?」

みたいな感じを受けてしまいました。

後で聞いたら旦那さまも同じように感じたらしいです。(やっぱり!)

 

前日入りしている方たちより先に大雪渓に向かいます。

だんだんと空も明るくなってきてる。

そのとき、かなり大きい流れ星??? のようなものが白馬岳に向かって流れ落ちました。

「なに今の??? 隕石落ちた???」 と思えるぐらい大きかったのでびっくり!!

 

大雪渓前。

 

大雪渓前に辿りついた頃にはちょうどいい明るさになってました。

6本爪をつけて登ります。

軽アイゼン装着している数分の間だけでも震えるほど寒さを覚える。

さすが大雪渓。

雪渓はこの時間まだ固くて軽アイゼンの爪が良く刺さるので登りやすい。

これも狙い通り。

しかも誰もいないしw

人気の山なので夏はこの大雪渓、人の大行列ができるので有名なのです。

でもさすがにこの時間から登る人はいないみたい。

ここは落石多発ゾーンでもあります。

周りには人と同じくらいの大きな岩がたくさん横たわっていました。

落石に注意しながら登ります。

大雪渓を登り始めて30分ほどで背後からご来光が。。。

雪渓も赤く染まります。

朝日を背に黙々と雪渓を登る。

だんだんと暖かくなってくる。

目の前に聳える山たちもようやく目覚め始めたようだ。

雲一つ無い青い空。

朝日を浴びる白と緑の岩壁が素晴らしい。

 

眩いばかりの朝日を背に登る大雪渓。

背中が少しばかり暖かくなる。

雪渓から吹く微かな風も時折生暖かく感じる。

思わず落石のことを忘れてしまいそうだ。

縦走するために早い時間から登り始めたのだけど、この時間に大雪渓を登って大正解だった。

 

目の前は美しい花崗岩の岩壁が迎えてくれ。。。

振返ると朝日と雲海が背中を後押ししてくれる。

ダメだ。浮かれてしまいそうw

 

途中何度もヘリが荷揚げしているのを目撃。

今日は泊まり客もものすごい人なんだろうな。

 

大雪渓を登り終え、右脇の登山道へと移る。

軽アイゼンはここでお役御免。

お馴染み ミヤマキンポウゲ。

 

ハクサンボウフウ。

 

真ん中に見えるのが高妻山。左には妙高山と火打山。

 

ここからガレ場。

小さい石を落とさないように登る。

雪渓から外れると暑い暑い。。。

登りやすくマーキング多いです。

 

鮮やかなオレンジのクルマユリ。

優しい紫のハクサンフウロ。

 

本当によく整備されている感じ。

 

落石など危険なので止まらないで。

 

少しずつ雪渓に人が。。。

 

隠し撮り?w

私もいつも隠し撮りww    「山と男」

「山と花」

 

テガタチドリ。

 

イワオウギはこの先いっぱい咲いてました。

初めて見るお花もけっこうある♪

 

朝一緒に出発したおじさんも汗だく。

「6時半なのになんでこんなに暑いんだ。。。」って。

ほんと暑いですねぇ。。。

でも湿気が無い分快適です。

 

な、、、何の虫??

見る角度がちょっとでも変わると別の山みたい。

シナノキンバイ。

 

アオノツガザクラ。

 

しばらくすると緊急避難小屋がありました。

トイレかと思っちゃいました。

 

青い空♪  ちょっと暑いけどあの稜線に出れば。。。と考えるとワクワクする。

山荘が小さく見えてきた。

 

コガネギク。

下りてくる人も結構いる。

 

お花いっぱい♪ ミヤマキンポウゲが黄色く主張してる。

ちょっと暑いけど、全然苦じゃない。

 

オタカラコウ。

すごい斜面の山。。。杓子岳(標高2,812m)

白馬三山(白馬岳、鑓ヶ岳、杓子岳)の一つ。

 

視界を遮るものが無いという解放感♪ 

ハクサンイチゲの群生♪

 

ウルップソウ。

 

そして村営白馬岳頂上宿舎まで登ってきた。

ここまで来れば稜線はあと少し。

 

チシマギキョウ。

お花もいっぱいで、天国だな~♪

 

そして待望の稜線に出た♪

なんか見えてるぅぅぅ~♪(´Д`*)

 

分岐。 目の前は旭岳。

あとはまっすぐ登れば白馬山荘。

予定よりずっと早く登れてる。。。

これならピストンじゃなくて余裕で縦走できるな。。。

もう帰りのロープウェイの時刻をあまり気にせずに楽しめる♪

 

 

富士山と八ヶ岳も見えてる~♪

富士山見えるなんていつぶりだろう~。。。

 

タカネツメクサ。

 

先に進まなければならないが。。。

後ろの景色が気になって振り向いてばっかりwww

 

振り向くと 超カッコイイ剣岳が見えるからーっ!

こんなにはっきり剣岳見たの初めてカモ。。。

素敵過ぎる。。。

これまた絵のような。。。

 

 

ちょっとちょっと槍ヶ岳も見えてますよっ!

あ~、でも今日は剣岳さまの方が凛々しいなぁ~♪

 

先ほどの杓子岳の隣に鑓ヶ岳(標高2,903m)も見える。

キレイ。。。すごくキレイな山。。。

まるで絵のようです。

 

背後の景色に見惚れながらやっと白馬山荘に到着しました。

売店があるのでここでバッジを購入。

レストランが併設されていてとても眺めが良いので登頂前だけど、休憩することにしました。

大きなそして綺麗に磨かれた窓のあるレストラン 白馬スカイプラザ。

こんな景色を見ながらティータイムなんて、、、贅沢過ぎる♪

ここは今の時期は朝の5時半から営業されているそうです。

いいところですね♪すごく気に入りました♪

 

とてもガラス越しに撮った写真に見えませんよね。

 

20分のティータイムを楽しんで、山頂へ向かいます。

白馬山荘。

入口だけだと小さく見えますが、日本最大の山岳宿舎で収容人数800人っ!

建物全体を見るとまるで高原ホテルのようです。

あ~。。。。私もいつかここに泊まってみたい~。

日帰りでも来れるけど、泊まってみたい山小屋の一つに付け加えておこう。。。

 

 

雲がモコモコ上がって来てる。

山頂まで緩やかな登りが続く。

 

そして9:03 白馬岳登頂♪

 

方位盤の文字は擦れてもう判別がつかないw

 

これから歩くであろう稜線。。。。

 

下を見ると登ってきた大雪渓が見える。

ズームで蟻んこたちの行列確認っ。

あれが嫌だから朝早く登ったのだ。

人のお尻を見ながら登るなんて考えられない。

うっとりするしかない景色。。。

言葉が出ない。

 

山頂でしばらく絶景を堪能。

珍しく旦那さまはあちこち見て回ってました。

私はゆっくり座って休憩。

この感覚、去年の大雪山に登ったときにちょっと似ている。

景色もちょっと似ているのです。

時間を気にしながら行動しなくてはと覚悟して来たのですが、

思ったより全然早く登れてしまったのでゆったりと過ごすことができました。

 

時間が予定より全然早いのでこのまま縦走続行です♪

 

 

 

                          ------------長くなるので続きは後篇で-----------------------