山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■黄葉の海をゆく【雨飾山】と 鎌池の紅葉

2012-10-26 20:48:01 | 妙高・戸隠・雨飾

夏以降の山行記録の更新が滞ってますが、今回は一番近いものから更新させてもらいます。

 ※これは2012年10月21日の記事です。

 

どこの山に行こうか。。。

今年は青空の下での紅葉狩がまだできていないので今回こそは。。。

と選んだのが雨飾山。

日本百名山でまだ登ったこともないのでちょうどいい。

でも雨飾山まで結構距離がありました。

白馬よりずっと遠いもんなぁ。。。

 

5時前に着きましたが、すでに駐車場はいっぱいでどうしようかと思っていたら

すぐ近くにちょうどデミオくんが入れるようなスペースが空いていたので縦列駐車。

ラッキー♪

明るくなるまで車内で仮眠。

暗いうちから出発するパーティもちらほらあり。

6時過ぎに出発。

さすがに紅葉最盛期とあって人が多い。

 

山頂まで210分らしい。

 

初めは平坦な木道歩きです。

新潟のお山ってほんと整備がよくされてる。

徐々に森に入って行く感じ。

 

歩くにつれて紅葉がちらほら。。。

 

予報では今日の天気はいいはず。

 

思っていたより急な登りが続きます。

 

なので寒かったのにもう汗だく。。。

フリースで出発しましたが、すぐに用無しになりました。

登山道が紅葉してるから気分も幾分マシ。

ここは全部で11合あるらしい。

半端だね。。。

急坂が続きますが、色づいた葉に励まされます。

 

根っこもすごい。。。

でもこの根たちが登山道の崩壊を食い止めてる。。。

 

大きなブナ。真っ黄色。

ここから黄色い世界突入。

すごーいっ。

みんなでうっとり。

こんなの初めて♪

「うわー、すごいね~。」「キレイ~。」と歓声も上がる。

ヤバいくらい黄色だらけ。

ほんとにキレイ~。

癒されます~。

黄色ばかりでごめんなさい。

でも本当に黄色い世界。

 

魚眼レンズで。

歩みもみんな止まってうっとり見惚れてしまう。

ここでずっと休んでいたい~。。。

やっぱり青空がいい。

絵のような光景が続きます。

すごいね~。

燃えてるようです。

予想以上です。。。

黄色の海の中、今度は下りに入ります。

すると目の前も。。。黄色で。。。

下から何やら歓声が聴こえます。

なになに?

細い下り道で渋滞なのでなかなか進めない。

 

やっと歓声が上がった辺りに来るとそこには視界が開けて、素晴らしい景色が待ってました♪

雨飾山。。。すごいじゃん。

うは~っ。

こんなにキレイだなんて。。。知らなかった。。。

一枚に収まりきらないのが悔しい~。

ここが今回のベストビューポイントでした。

渋滞の中、荒菅沢に下りてきました。

ここで休憩する人が多い。

沢から見上げる。

青空ありがと~。

前回青森まで遠征しましたが、あいにくの天気で紅葉を100%楽しめなかったせいもあって、

この青空だけでも嬉しいのです。

雨飾山というぐらいだから、梅雨の時期にでも登ろうかと思ったことも有りましたが、この時期にして良かった♪

 

団体さんはここで休憩に入るのでここから先は人がぐっと減ります。

よし、今のうちに距離を引き伸ばしておこう。

でもここからさらに急登。

こんなに急登だなんて、、、聞いてないよ?w

たまに見える景色に癒されながら登ります。

 

結構つらいw

ここ最近ゆる登山が続いたからなぁ。。。

これ紅葉してなかったらちょっと萎えてますw

登るにつれて赤色も加わる。

白い岩肌と紅葉、やっぱり素敵ですね。

続く急登。みんな頑張る。

急登はまだまだ続く~。

疲れたら景色を見ながら一息。

まだまだ登る。

上の方は枯色が目立ちましたが、これも紅葉の引き立て役。

視界を遮る樹木が無くなってきたので青空の下登り続けます。

容赦ないですねぇ。まだまだ登る。

見た目ほど危険じゃありません。

日差しがめちゃくちゃ暑いです。

 

光の当たり具合ではコレ凄いですよ~。

 

まだ登りますか~。

 

 

一旦登りきると、目の前にどーーんと雨飾山の山頂部が見えました。

うーん。いいお山だ♪

この雰囲気。。。なんだか、、、九州の祖母山を思い出す。

 

 

笹平。

まだここから40分あります。

 

 

それほど高くは無いけどかっこいいお山たちが見えます。

なだらかな笹ロードを歩いた後は、最後の登り。

 


予想以上に登るお山だなぁ。。。

がんばれ~。

 

歩いてきた道を振返る。

 

あのお山気になる。。。

もう少しだ、がんばれ。

わー、あそこすごいキレイ~。

あそこが山頂。

 

お疲れ様でした♪

風があってちょっと寒いです。

風が少し冷たいので風を避けられるところで休憩。

 

ずーっと雲がかかってる山があって気になっていたので、

隣に座ってた単独の男性に遠慮もしないで

「あれって何の山が隠れてるんですか?」って訊いちゃいましたw

(だって知ってそうだったからw)

焼山と火打山ですって。

妙高山はここからは見えないらしい。

眺めいいです♪

空気も気持ちいい♪

笹平からの道。

なんだか可愛い。

 

景色を堪能しながらシャリ補給していると、焼山と火打山の雲が取れて

姿を現してくれた♪

わーい♪

前々回、あそこ(火打山)にいたんだなぁ。。。

焼山とっても気になります。

 

1時間弱山頂で休憩して下山します。

 

光の当たり具合で登りの時とはまた違った輝きを見せてくれる紅葉した木々たち。

キレイです♪

紅葉を楽しみながら下る。

それでも登った分下るわけで。。。

登りの団体が次から次へと登ってくるので梯子など渋滞が続いたりもしました。

ずーっと下りというのも久しぶりで。。。

ほんと紅葉してなかったらうんざりしながら下ってたことでしょう。(苦笑)

 

荒菅沢から見上げる。

ソフトクリームのような岩が気になるw

 

 

そしてまたあの歓声の上がった場所。

振返って雨飾山の紅葉した姿を見る。

 

素敵な紅葉をありがと~♪

 

夕焼けはまた別の美しさなんだろうか。。。

名残惜しい。。。

 

 

そして少し登り返して、あの黄葉の海へ。

鮮やかな色にまみれながら帰ります。

もう帰り道なのになんだか気分が高揚してくるな~♪

ほんとに黄葉三昧。

写真で堪能してくださいw

黄葉無かったら、またグダグダ言いながら下ってたことでしょうw

まるで絵です。

 

どこ見ても黄色黄色。。。

 

黄色い海を泳ぐ感じ。

 

はぁ~。ため息出そうですw

だいぶ帰ってきました。

途中パトロールの人がゴミを拾いながら下山しているのを見ました。

心ない人たちが用を足した後のゴミもです。。。

頭が下がります。

この人たちのおかげでこのお山は比較的キレイなんですね。

 

あとはなだらかな道~♪

この色目に焼き付けて帰ろう。

ストックを使用する人は必ずキャップをつけること。

木の根が登山道を覆う形で蔓延っているのでできるだけ傷つけないように。

箱は携帯トイレ回収ボックスです。

 

12時過ぎに登山口に到着。

仮面サイダーだってw

下山後には最高♪

トイレと休憩所。

バッジはこの休憩舎の横にテントがあって、そこで売られていました。

そしてすぐに近くの鎌池に向かいます。

観光客が多そうだから駐車場入れるかな~。。。

と心配してましたが、路駐も全然OKなので止めて近道で鎌池へ。。。

 

鎌池は、今までその存在を全然知らなくて

前日に雨飾山リサーチをしていて知りました。

今が一番いい時期だということでこれは行かなきゃ絶対損っ。

 

ブナの小道を歩いて歩いて、鎌池の畔に到着。

思ったより距離ありました。(すぐだと思ってたので)

目の前には鎌池と美しい紅葉が。。。

水面にも紅葉が映り込んでとても綺麗♪

 

さらに場所を変えて。。。

私たちの格好を見て1人のおじさんが

「雨飾山登ってきた?どれぐらいで登れる?」と訊いてきたのでお答えしておきました。

富山から観光で来られたみたいです。

 

雨飾山の素晴らしい紅葉も堪能できたし、鎌池の紅葉も見れたし大満足の山行でした。

鎌池からの帰り道。雨飾山が見えました♪

素敵なお山だったよ~♪

ありがと~♪

 

帰りは、、、高速は大渋滞でしたけどね。。。

その前に一般道でもずっと前方の車が横転して一時足止めくらったりもしました。。。

カーブでスピード出し過ぎたのかな。

皆さん気をつけましょう。

 今回のルート&標高グラフ

 

 総距離    約8.8km

   所要時間  約6時間

 

 

 まとめ

この時期の雨飾山は最高。

雨の時期に行くよりずっとずっとおススメです。


 目安

 体力度 ★★★★
 危険度 なし     
 整備度 ★★★   
 眺望度 ★★★★              
山スカ度 ★      


※上記は、2012年10月21日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 


■癒しの妙高山【わたすげロードと鳥たちの楽園】~後篇

2012-10-03 13:42:38 | 妙高・戸隠・雨飾

 

後篇です。

 

癒しの空間。。。

いつまでもここにずっといたい。。。

という思いを切り捨てて、しばらく歩くとヒュッテが見えました。

黒沢ヒュッテ。

10人ほどの人が休憩されていました。

火打山からのちょうど中間地点でもあります。

ここにテントを張って両方の山に登るのもいい。

これから登りに入るので我々もシャリ補給。

水道はあるものの、飲料水ではないと書かれていました。

10分ほど休憩して出発。

ここからは今までに比べて整備されていない登りです。

雨後などは滑りやすいかも。

しばらく視界もあまりないのでちょっと退屈な道。

黙々と登ります。

そうそう、腰に獣の毛皮をまとっている方たちを見かけました。

マタギみたいな。。。

普通の登山者でしたが、あれって防寒だと今まで思ってましたが、

こんな夏の暑い時期にも纏っているのを見ると他にも意味があるんでしょうか?

ちょっと不思議に思ってしまいました。

 

登りきると大倉乗越。

ふぃー、疲れた~。

ここからかなりの下りに入ります。

せっかく登ったのに。。。ブツブツ。。。

 

なんだか素敵な池が見えます♪

長助池。

池塘とは違うのかな?

それぞれの形がとってもキュート♪

これにも癒される。

目指す妙高山も見えてきました。

ガスに包まれているのでなんだか秘境っぽい。。。

ワクワクしてきます。

あそこにも行きたいけどな~。

残念ながら今回の通り道からはちょっと外れてる。。。

 

急な下りもあり、ロープが設置されています。

雨だと滑りやすそうです。

アレに登るのか。。。

とても存在感がある山です。

 

どんどん下る。

たまに咲いているお花で癒す。

 

ここからの登山道は細く、小さく登ったり下ったり。。。

変化に富んでいるので飽きることはありません。

岩ゴロ道。

雨だと滑りそう。

でも確実に下ってるよなぁ。。。

どこまで下るのかな。

長助池の標高と同じくらい下るとなると、、、その先の山頂への登りって

すごく大変じゃない?(汗)

と思わずにはいられない。

 

小さな雪渓が見える。

もうほとんど融けているのでそのまま渡れる。

ここでちょっと休憩。

これからの登りに備えてシャリ補給。

けれど食欲なし。

ウィダインゼリーでエネルギー補給しておく。

夏はこういうのがありがたい。
(この地点は実は水場でした。帰りに判明。)

 

 

長助池との分岐まで来ました。

ここを左に下りるとさっき見えていた池に行けます。

立派なベンチがあり、休憩ができます。

手前の雪渓で休憩しちゃったのでスルー。

 

 

山頂への長い登りの始まり。

急登です。

あれだけ下ったのだし、当然か。。。

それでも比較的登りやすい小刻みのステップ状になっている。

前をおばさま4人グループが登っていたので、そのペースに合わせて

ゆっくり汗をかかない程度に登ることにする。

ただただ登る。

出発時のあの嫌なモヤモヤはいつのまにか消え去っている気がした。

まるで生け花のように咲いている。

 

ガスの切れ間から何かが見える。

岩ゴロ道。

 

ロープのある登り。

無くても岩を掴めば登って行ける。

手と足と全身を使って登る。

 

下りが嫌そうだな。。。

 

長い長い枝が垂れ下がる木が多くなる。

日陰だし、涼しい風がおりてくる。

ここでハンモックで昼寝したいです。

ここまでくると山頂まですぐ。

岩の祠を過ぎると、そこはパッと開けた山頂です。

山頂到着♪

来て良かった♪

三角点。

ガスが少しかかってますが、予想以上に見えて嬉しい♪

「お天気思ったより良かったですね~」と先に登頂されていたご夫婦と共感し合う。

山頂では登山客が清々しい表情で各々のんびりとした時間を過ごしているように見えました。

視界を遮るものが無いので解放感が味わえる。

ガスガスで何も見えないかもと思っていましたが、

火打山が雲に隠れながらでしたがちゃんと見えてました。

 

妙高山は三角点がある山頂と少し離れたところに南峰(5分)があり、

南峰の方が標高がわずかに高いので移動。

南峰。こっちが最高峰。

こちらにも人が結構いて、

大きな岩の上で穏やかな風を感じながらのんびりと過ごす。

南峰からみた三角点。

とても気持ちのいい山です。

遠くの山までは見えないけれど。。。

思ったより天気良くて良かった♪

 

30分ほど滞在して下山。

 

帰りなのにこんな登りがあったりで結構大変。

黒沢・大倉分岐までは岩がゴロゴロしている急な下りなので滑って転ばないように慎重に。

 

黒沢・大倉分岐を過ぎて雪渓(川)があるところは水場でした。

通過しようとすると、休憩していた年配のパーティの方たちに

「水は大丈夫(ある?)?」と声を掛けられて初めて飲める水だと知りました。

水は足りていましたが、せっかくなので美味しい水を水筒に補給。

後で飲みましたが、本当に美味しかったです♪

 

途中小雨も降ってきました。

 でもレインウェア着るほどではない。

帰りの木道はちょっとスピードアップ。

でもさすがに疲れてきました。

木道の脇。よくよく見たらモウセンゴケぎっしり。

わたすげが咲いている木道を過ぎて、富士見平までの登りが暑さも加わってやはりちょっとしんどかった。

あと、4/9表示から3/9表示までの距離も長く感じた。
(下りって精神的に長く感じますよね。)

この階段は下りはすごく楽だった。

 

黒沢橋から先の整備された木道でさえも、「こんなに歩いたっけ?」と思ってしまうほど歩いても歩いても辿りつかない。

とても長く感じてしまいました。

そして駐車場に到着♪

 今回のルート&標高グラフ

 総距離 約18km

   所要時間 約9時間半

 

 目安

 体力度 ★★★ 

 危険度 なし    

 整備度 ★★★★   

 眺望度 ★★   (雲がなければもっとよし)            

山スカ度 ★      


※上記は、2012年8月11日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 

 まとめ

癒しを求めて登った妙高山。

お天気が心配でしたが、思っていたよりいい天気に恵まれました。

最近登るのは、お天気が比較的いいだろうという山に限られ。。。

天気予報と睨めっこしながら前日になって登る山を決めることが多い。

今回もそう。

妙高山は来年あたりと考えていたのですが、急遽お天気の都合で登ることに。

初めはコースタイムの短い燕温泉からのルートにしようかとも思いましたが、

変化に富んだ登山道が魅力の笹ヶ峰ルートにして正解でした。

中でもわたすげが咲き誇るあの木道歩き。

四方八方から鳥たちのさえずりが響き渡り、夫婦共にとても癒された気がします。

理想は、一泊して火打山にも足を伸ばしたいところですが、日帰り族なので

火打山はまたの機会にとっておくことにします。

妙高山。またいいお山に出会えた気がします。

 

 


■癒しの妙高山【わたすげロードと鳥たちの楽園】~前篇

2012-10-03 11:30:49 | 妙高・戸隠・雨飾

 記録のupが大変遅くなってしまい、ご心配おかけしました。

 いたって元気。毎週山は登っています。

 溜まった山行記録を完成させていきたいと思いますので

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

※これは2012年8月11日の記事です。

 

先週はお天気にも恵まれて天国のような素晴らしい山行になったけれど、その後ズドーンと地獄に落とされた。

子どもみたいですけど悔しくて泣きました。

今後の記録を書くのも少し怖いような気にもなりました。

なのでそんな気持ちのまま山に行くのもどうしようかと。。。

でも、山に癒してもらおうと思いました。

嫌なことを忘れるぐらい、山で汗をかこうと。

でもお天気が。。。

登りたい山はあるのだけど、どうも天気が良くない。

なので比較的いいだろうと思われる山にしました。

妙高山。標高2,454m。

日本百名山の1つでもありますが、特に雪を被った妙高山を見てからぜひ登ってみたいお山になりました。

まぁ、積雪期はちょっと厳しいので、季節のいいこの夏に。


23時頃横浜を出発したと思います。(もう忘れそうですw)

いつもより首都高が混んでる。

シマッタ。お盆休みじゃん。

いつもお盆は実家に帰省してマッタリしているのでお盆渋滞のことなどすっかり頭にありませんでした。

当然関越も渋滞気味。イライラしながら車を走らせます。

4時半登山口スタートを予定としているのに、、、間に合うだろうか。。。

結局登山口についたのが4時半頃。

30分遅れの5時出発となりました。

それにしてももう夏も終わりなんですね。

空が明るくなるのが遅くなってきた。。。

 

笹ヶ峰駐車場。

2箇所に分かれて無料駐車場があります。

私たちは登山口に近い方に駐車しましたが、トイレはもう一方の広い駐車場の方にあり、

1分ほど歩くことになります。

 

準備して出発。

立派な登山口をくぐって歩き始めます。

木道が設置されていてとても歩きやすい。

はずなのに、、、どうも私は足が前に出ない。

どんどん距離が生まれます。

いろいろ考えながら歩いているせい??

寝ていないせい??

テンションいまいち上がりません。

しんどいな~。。。

あまりに私の重苦しさを見かねたのか、

旦那さまが「先に歩いて。」と私を前に歩かせ、遅いペースに合わせてくれました。

空を見上げると、少し青空が。。。

お天気思ってたよりいい。。。かも。

黒沢橋の下は気持ちよさそうな川が流れてる。

思わず見入る。

黒沢橋を越えると、ここから本格的な登山になる。

滑り止めのゴムがついた木の階段。

きっちり整備されてます。

少し登ると、十二曲りに差し掛かります。

登山道にはよく付けられている十二曲がり。

私は今回初めて。

とりあえず12数えながら登ろう。

1つ1つのスパンが短いのでそれほどキツさは感じない。

汗もいっぱいかくけれど、そのせいで私の調子もだんだんと上がってきた。

十二曲がりを終えると、山頂まで3/9地点というのを目にする。

ここからは妙高山と火打山、二つの山頂に繋がってる。

どっちの山頂のことなんだろう?

ここからが結構ハード。

汗だくで登る。

30分ほどして4/9地点。

それでもこれ以降この道標を見ることは無かったので、これは火打山への目安のようです。

整備されているので足を運びやすい。

自然のままにされているところもあって飽きない登山道です。

そしてやっと富士見平に到着。

ここが妙高山と火打山との分岐点。

火打も行きたいけど、今回は妙高に絞る。

また違う季節に来ますよ。

大きな岩の上でちょっとだけ休憩。

富士見平を過ぎてしばらくすると下りになります。

せっかく登ったのになぁ。。。といつも出るセリフ。

やっぱりガスってるなぁ。。。天気あんまり良くないかなぁ。。。

 

どんどん下ります。

でもこの先に今回一番気に行った場所が待っていました。

下りきると、視界が開けて広い原っぱのようなところに出ます。

空が広い♪

しかも思ったより天気がいい。

ハクサンフウロ。

 

紫や黄、白と色どりさまざまな花たちが木道へ案内してくれます。

なんだかワクワクする。

ここからしばらく平坦な木道歩き。

木道の脇にはいろんなお花が咲いています。

ゆったりのんびり歩けます。

ハクサンチドリ。

 

日差しを遮るものはありませんが、今日はちょうどいい天気(くもり)のようで

まったく暑いと感じません。

ワタスゲもいっぱい咲いてる♪

これはちょっと残念なワタスゲ。

御髪が乱れてます。

池塘もちらほら。

風に吹かれてそのまんまの形に。

チングルマも。

もう少し早い時期に来ればお花がすごかったかも~。

 

 

気持ちよさそうな チングルマ。。。ふわふわ♪

続くワタスゲロード。

振返ってもワタスゲ。

3人とすれ違っただけで、あとは誰もいない。

聴こえてくるのは鳥たちのさえずりのみ。

静かで、ゆったりとした空間。

ここすごくいい場所だぁ。。。

もっさもっさなワタスゲ。

来て良かったな~♪

こういうところでレジャーシート広げてまったりお茶や昼寝したいところですが、

残念ながら湿原内なのでベンチ1つありません。

保護のためなので仕方ないですね。

妄想だけ、お茶した気分でw

 

湿原向こうに、クマに見えるものがあってちょっとビビった2人。(´∀`;)

 油断は禁物。

 

あちこちから鶯のさえずりが聴こえてくる。

みんなすごく楽しそう♪

邪魔するものは何もなし。

ここは彼らの楽園。

 

花を撮るわたし。

 

↓がそのとき撮ってたクルマユリ。

 

この空間ですごく癒された私がいました。

 

             長くなるので後篇へつづく。。。 ⇒  後篇へ クリック♪