山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■木曽御嶽山~雷鳥のヒナヒナに会いたい【前篇】

2012-08-01 15:06:14 | 尾瀬

※これは2012年7月22日の記事です。

 


天気予報と睨めっこの日々。

梅雨明けしたのにどうも予報がはっきりしない今日この頃。

そしてまた週末に限って良くない天気。。。

色々ある登りたい山候補の中で検討した結果、どこもあまりいい天気ではないということで

少しでも天気がマシな御嶽山に登ることにしました。

遠いけれど、片道5時間以内に行けるなら近いほうw



前日23時ぐらいに横浜を出発。

御嶽山に近づくにつれてガスが濃くなっていく。

運転するのも一苦労でした。

3時半頃に駐車場に到着。

結構車が止まってる。

それでも登山口に一番近い駐車場になんとか止めることができ、夜が明けるのを仮眠しながら待とうと思い、その前にトイレに行くことに。

車から出て、空を見上げてびっくりっ!! ∑(・ω・ノ)ノ



すごい星っ!!!!! 




ここに辿りつくまであんなにガスっていたのに、上空は晴れ渡っていたのです。

天の川もくっきり見えてさらにびっくりっ!

天の川なんて初めて見たかもーーーっ!

さらにさらに大きな流れ星が スーーっと流れるじゃないですかっ。∑(*゜д゜*)

一瞬でしたがしっかりとお願いごとをしました。

今日は天気があまりよくないからちょっとどうかと思ってたけれど、この満天の星空を見れただけでも大満足。

最高のロケーション。

やっぱり山はイイ。(b´∀`)


4時半頃になるとすっかり明るくなるので準備を済ませて出発。

暑くなる前に登ってしまいましょう。

と、出発しようとしたら知らないおじさんに

「どこまで行くの?」と声をかけられたので

「剣ヶ峰と、行けたら二の池三の池まで。。。」と応えたら、

「ぜひ三の池まで行って。登るときはゆっくり花を見ながらね。」と言われて握手して出発です。

登山口でウォーミングアップする人や点呼する人たち。。。

 

 

 

出発します。

赤い文字が際立ってる。。。

 

目の前に見える頂。

田の原登山口からはそれほど標高差があるようには見えない。

先週の黒戸尾根に比べたらね。。。全然。

それでもなんだか身体が重くてなかなか軽快に登れない。

まだエンジンかかってないか。。

歩きやすい登山道です。

なんだか山って感じがしないね。

振り返れば、広がる雲海。

あかっぱげ。

赤土が露出しているところのことを言うそうです。

 

なかなかペース上がらないなぁ。

お天気はいまいちという予報だけど、太陽の光がちょっとだけこぼれてきた。

祠のようなものが見えてきた。

 

また振返る。

 

立派な祠。

 

御嶽山は富士登山にとてもよく似ている。

すぐに森林限界がくるのでそうなるとさらにそう思える。

今年も富士山行かなきゃなんだけど。。。

なかなか機会に恵まれない。

この日はちょっと富士山気分で登りましたw

 

八合目石室。小さな避難小屋あり。

そうそう。

この夏には叶えたいことが一つ。(一つじゃないけどw)

できれば雷鳥のヒナが見たいなと。。。

今がそのベストキャッチシーズン。

ここ御嶽山にも雷鳥はいるのだけど果たして出会えるのかどうかが。。。運次第。。。

なのでハイマツの周りをずーーっと探しながら登りました。

けれど、そう簡単なものじゃないですね。

今日は気合入れて一眼レフ持ってきたのになぁ。。。

7月中旬過ぎがヒナヒナラッシュなので

ほんとに山選びに苦労しました。

ほんとは雷鳥生息数の多い北アルプスに行きたかったのだけど天候には勝てず。。。

でもでも、多くはないけど御嶽山にも雷鳥はいる。

「会えますように」って流れ星にも願かけたし。。。

と、、、八合目を過ぎて雪渓が見えてくると、

何かが雪渓の上を歩いているのが見える。

小さい鳥のよう。

しかも同じのが3羽も。。。

 

え。
もしかして。。。( ゜ ▽ ゜ ;)!!

 

急いで一眼レフの望遠で確認する。

雷鳥のヒナっ!!!

 

いたーーーーーーーっ♪ イタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

雪渓を可愛く登ってるっ!!!

 

よく見たらお母さん雷鳥もそばにいるっ。

可愛い~♪

望遠レンズでの確認も限界があるのでできるだけ近くへと先を急ぐ。

俄然テンション上がってきた♪

 

少し登ったところにロープが張られていてそこから先は立入禁止。

そこから雷鳥を見るとヒナヒナたちはみんなお母さんの足元に隠れてしまっていて

姿が見えない。

ヒナヒナをどうしてももう一度見たいので出てくるのをしばらく待つことに。

「出てこい出てこい」と念じていると、しばらくして出てきた出てきた♪

もうやんちゃ盛りなのが見てわかるぐらい元気なヒナヒナ♪

みんなお母さんの足元から出てきて四方八方バラバラに散らばります。

ヒナヒナはみんなで5羽かな。

↓一羽だけ離れて雪渓歩いてる~。

みんなと離れたらダメだよ~。

保護色で探すのに苦労しました。

お母さんはどこに我が子がいるか把握するのに首を長く伸ばして大変そうでした。

ほんとに可愛い♪

鳥好きの私たちは萌えっぱなし♪

神様、願いを叶えてくれてありがとー♪

みんな無事に成鳥になってくれるといいな~。。。

 

いやぁ、待望の雷鳥のヒナヒナを見ることができて大満足♪

もうここで帰ってもいい感じwww

というわけにもいかないので上がったテンションのまま登山を続けます。

 

それにしても験を担いで重い一眼レフ持って登ったわけですが、

そのおかげか念願の雷鳥のヒナヒナに会えてしまいました。

これからもやっぱりどんどん持ち歩かないとダメかしら?

そこから先は人が変わったように元気になった私。

足取りも軽くなりました。

 

気が付くとガスが差し迫って来ている。。。

朝露に濡れて宝石みたいな花たち。

何か廃墟のような建物に近づいてきた。

王滝口頂上山荘です。

スルーして先に進みます。

参拝して。。。

脇道を通り過ぎて剣ヶ峰に続く道。

まごころの塔というらしい。

大御神火祭場。

なんだか立派なものがたくさん建てられています。

 

ガスの向こうに剣ヶ峰が見えてきた。。。

 

 

                        ---------長くなるので後篇へ続く----------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■会津駒ヶ岳~青空の下ゆっくりのんびりできる山

2012-07-04 13:57:17 | 尾瀬

※これは2012年6月30日の記事です。

 

この週末、また梅雨の晴れ間に恵まれました。

ありがとうございます。

今年はまだ関東は梅雨本番入りしていない気がする。

それでも天気予報を見て登る山を決めた。

晴れマークの 会津駒ヶ岳

標高2,132m。百名山の1つ。

横浜からは結構な距離あるんですよねぇ。。。

しかも最寄りの那須塩原西IC(東北道)を下りてからが長い~。

睡魔と闘いながらなんとか5時には駐車場に到着しました。

すでに10台ほどの車が止まってる。

6時出発の予定だったけれど、早く着いたので早く出発しよう。

通行止になっていますが、この少し上にも駐車スペースがあります。

落石を懸念してか、下山時も誰も止めて無かったですけど。。。

狙い通り、今日も天気良くなりそう~♪

 

3分ほどで登山口。

この階段の傾斜からもわかるように、実はスタートから結構な登りです。

かなり眠いけど、頑張って登りましょう。という意味を込めて登る前にピース。

 

しかも今日はスポルティバじゃないので足が重い~。

こないだの鳳凰に比べたらお散歩レベルなのになぁ。。。

私は体が重い。

まぁ、ゆっくり登ろう。

 

それにしても緑がすごい。

色の鮮やかさが違います。

まだ6時前というのに、暑い。。。

早く標高上げたい。。。

しばらく眺望は無いので、この標柱だけでどれだけ登って来たかを確認。

緑に癒してもらお。

短いスパンで設置されてる?

やっと何か見えてきた。

ガスがかかってるけど、もうすぐ上がっちゃうな。

ミツバオウレン。

 

虫が半端なく纏わりついてくる。

虫よけスプレーしたのになぁ。。。

虫よけネットを被って歩きます。

あとたった2.2キロ~。

 

本白根山が見える。

「山」って形してるの初めて見たかも~。

いつもガスってるのしか見たことないから。。。

燧ヶ岳もちらちら見えだした。

ん? 何か見えるのかな?

 

ガスも上がって稜線が見えてきた♪

 

まだ残雪があります。アイゼンは不要。

木道が出てくると視界が開けます。

巻機山の雰囲気によく似てますね。

 

可愛らしい小屋が見えた♪

日本の山じゃないみたい。

テンションがやっと上がってきたw

 

 

そして木道の側にひっそりと咲いていた花。

なんて花だろう???

朝露を纏って、すごく可愛い♪

 

ここのベンチからの眺めは良さそうです。

 

背後の景色もいい。

とても梅雨の時期の空とは思えないほどの青さ。

地面はまだ土色。緑になるのはもう少し後かな。

お花もまだまだです。

池塘もまだこれから。

平ヶ岳(標高2,141m)。あれもまだ未踏の百名山。

 

ショウジョウバカマ。

ほんと、山によっていろんなお花がありますね。

 

双耳峰の燧ヶ岳。

今日登ってる人多そう。。。

尾瀬は今最盛期かな。

 

駒ノ小屋に立ち寄ります。

ここから雪道が続くので、サングラス要。

まぶし過ぎて目がクラクラ。

 

振返る。

いい場所に小屋が建ってるな~♪

これ真夏だともっともっと絵になるような綺麗な景色だと思う。

 

空の青さがハンパなーーいっ!

本当に梅雨? って感じです。

 

燧ヶ岳行きたい。

ここ(会津駒ヶ岳)まで来たら、もうあとは運転ちょっと頑張るだけで行けるね。

 

駒ノ小屋と燧ヶ岳。

 

燧ヶ岳と至仏山。

 

 

平ヶ岳のガスも晴れた。

 

木道を少し歩くと分岐。

山頂直登ルートと、中門岳への迂回ルートに分かれます。

我々はとりあえず山頂へ。

小屋前で挨拶を交わしたご夫婦がいらしたので、少しお話しました。

群馬から来られたそうで、会津駒ヶ岳に登るために色々群馬の山に登って練習されたそうです。

燧ヶ岳には登っていないという点が我々と同じでなんだか親近感湧きました。

なんとここは一等三角点♪

 

 

下山するお2人とお別れして私たちは少しだけ中門岳方面に歩きます。

こちら側に池塘があるということなので歩いてみます。

雪がまだまだ残っています。

小屋前の登り坂でもそうだったけれど、この雪が無くならないと池塘にもお目にかかれないなぁ。

中門岳あたりにはお花もたくさん咲くそうですが、まだちょっと早かったようです。

中門岳までは歩くのをやめて、側道を見つけたのでそのまま小屋に帰ります。

この側道、濡れている箇所などは滑るので要注意です。

旦那さまは、宙に浮いてすっ転びました。。。

最近怪我が絶えません。。。

 

 

 

駒ノ小屋まで戻って来てバッジを購入。

そしてトイレも拝借しました。

トイレは別棟の建物にあってとても綺麗。(水洗。紙あり。100円)

サニタリーグッズなど女性に優しい気配りもされてました。

駒ノ小屋のベンチでシャリ休憩。

虫がすごくて虫よけネットをしたままの食事になりました。

この季節虫よけは必須です。

山ガールとか、山を始めたばかりの人たちにも優しそうな雰囲気の山小屋でしたよ♪

 

小屋の詳細は、こちら ⇒ 尾瀬国立公園 会津駒ヶ岳 駒ノ小屋

 

まだ少し早いですが、今日は早く帰りたいので下山します。

それほど疲れていないのでスピーディに駆け下ります。

今日は旦那さま元気です。

私の方がお疲れのような。。。

もう少しすればお花も咲き乱れるんだろうなぁ。

 

 

小屋から1時間10分ほどで下山。

暑かった~。

下山して止められてる車の多さにびっくり。

路駐だらけでした。

車に乗って帰ろうとしたらバックミラー越しに山頂でお会いしたご夫婦がちょうど下山してきたのが見えたので

お互い手を振ってお別れしました。

これからもお元気でお山に登ってくださいね~♪

 

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最近レンタカーを返すのが遅れてしまっているので

今日こそは時間内に返すことを念頭に早めに帰宅しました。

渋滞も無く15時過ぎには無事帰宅。

もう少し山でゆっくりしたかったのだけど。。。

悲しいレンタカー族の宿命。仕方ない。

 

 今回のルート&標高グラフ

 総距離    約10km 

 所要時間   約5時間

 目安        

   体力度 ★★

   危険度 なし

   整備度 ★★★

   眺望度 ★★★ 

  山スカ度 ★★★★★        

※上記は、2012年6月30日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 

 まとめ

     サクっと登れる素敵なお山でした。

     山ガールと一緒にゆっくりのんびり泊まりで楽しんでもいい感じのお山な気がします。

   もう少ししたらお花が次々と咲き始めるので、これからがおススメの季節です。

   今回は池塘が見られなかったのが唯一の心残り。

   まぁ。。。池塘があるお山は他にもたくさんあるし、

   またいつの日か来てもいいし、そのときまでの楽しみにしておこう。