※これは2012年8月19日の記事です。
8月4日の白馬岳の帰りに見かけた常念岳。
前から気になっていて登る日程を色々考えていたのですが、
いかにも「早く登りに来て~」と言わんばかりの
激しい光を放っていた(笑)のを見たのでやっと登りに行ってきました。
本当は蝶ヶ岳に縦走も考えたのですが、、、まぁ今回は常念岳に絞って登ることに。
23時頃自宅を出発。
駐車場に着いたのは3時前だったかな。
すでに第一駐車場はいっぱいで、第二の方に止めました。
またまた満天の星空です。
時間が来るまで少し仮眠。
4時過ぎ駐車場を出発。まだ暗いのでヘッデン装着。
登山口まで舗装路を歩きます。
思ったより距離あるんですよねぇ。
道の脇のちょっとしたスペースに止めてある車を恨めしく思いながら登りました。
後ろからバスが二台追い越して行く。
うゎ~、、、団体さんもう来ちゃったよ。。。
灯りが見え、登山指導所にたくさんの人がいるのが見えた。
先ほどのバスの人たち。まだ準備中らしい。
いきなり指導所の人に「登山届出してー」と言われたけど、まずはトイレに行かせてください。
登山届は家から用意してきたのでそれをそのまま提出。
「日帰りだね。行ってらっしゃい。」
色々訊かれるかと思ったけれど意外とすんなりでした。
それにしても早い時間から指導所開いてるんだなぁと感心。
4時半出発。まだ暗いです。
今日はまだ誰も登ってない感じ。
とりあえず暗くてもヘッデンだけでも安心して歩ける登山道です。
歩きやすい。
山の神で参拝。
緩やかな登りなのでそれほど汗もかきません。
涼しいし。
海岸のような砂地なので水捌けも良さそうです。
足にも優しい♪
5時を過ぎると明るくなってきました。
途中目の前に沢が立ちはだかり、行けそうだなと思いましたが、
右に高く巻き道があったのでそちらを登ってみました。
おそらく増水時にこの高巻き道を使うのかなと。
数本の木を渡した橋などが何度も出てきます。
濡れているので滑らないように。
1時間弱で大滝。
地図では王滝ベンチとあります。
どっちが正しい???
大滝でちょっと朝ごはん休憩。
涼しいです。
もうそろそろ夏山も終わりなのかな~と感じさせるような涼しさ。
木陰が続きますが、たまに見える空は青くて嬉しくなる。
目指す常念岳もちらちら見えてきます。
サワギク。
イイネイイネ、青空♪
目指すのはあれなのかな?
ソバナ? (ヒメシャジンとの区別が難しい。。。)
イタドリ?
ゴマナかな。
お花たちもたくさん。
知らないお花もたくさんあり、調べるのに苦労しました。
でも似たようなのがあって見分けがつかないのもあります。
稜線見るだけでも元気出る♪
アザミ。
ヤマハハコ。
ミヤマゼンコ?? 区別が難しい。
両脇草木で覆われた登山道。
水が流れてるんですが、、、わかりにくいかな。
蜂さん忙しそう。
クガイソウ?
ここから急登になるらしい。
小股で登ろう。
一ノ沢振返る。
アザミとともに振返る。
ソバナ越しに振返る。
お天気このままもつのかな?
センジュガンピ。
オミナエシ。
日が当たり、暑い登り。
ここまでがずっとなだらかな登りだったのでこんな名前が付いてるのかもしれませんが、
言うほど胸突でもないです。
距離も短いし。
お花もたくさん咲いているので元気に登れます。
昨日から登ってた方たちがたくさん下山してきてすれ違いました。
結構歩きやすい道。
最終水場。
最終水場を過ぎると、また登りが少しだけキツくなります。
胸突よりこっちの方が疲れそうです。
第一ベンチ。
燕岳を思い出す。
ちょいと休憩。
でも短いスパンで第一ベンチ~第三ベンチがあるので休みながら登るといいかも。
キツイ~という感じはありません。
まだ遠いなぁ。。。
山頂まで800mという意味では無いらしい。
第二ベンチ。
小屋までの距離でした。
第三ベンチを過ぎると、常念岳の美しい稜線が見えてきます。
そうなるとテンションも上がりっぱなしで。。。
でもまだまだ山頂までは距離があるので前に歩いている人のペースに合わせて
体力温存しながら登りました。
あと少し~。
常念乗越に到着~。写真の人は知らない人w
本来ならばその後ろにどーーんと槍ヶ岳が見えるはずなのですが、、、
雲で隠れてました。
むーーー。。。
シャイなんだな、まったく。
横通岳方面。
北穂高岳。北穂高小屋も小さいですが見えてます。
とりあえずシャリ補給。
横通岳ははっきりと見え、北穂高岳や大キレットも見えてます。
なんとか雲が取れないものか。。。
ここでザックをデポして山頂へ登る人も結構いましたが
私たちはそのまま登ります。
いざ常念岳山頂へ~。
おっ? 槍の穂先がチラッと。
すごいガレ場~。
でも登れば槍がきっと見える。
見た目緩やかな登りに見えるのですが、、、岩がゴロゴロだし結構ハードっ。
登っている合間に槍が雲から出てこないか注視。
ガスが流れて見えてきた~。
槍ヶ岳山荘も見える~。
槍山頂の人たちも~ww
こっちから見ると山荘が見えるのか~。
とにかく見えて嬉しい♪
ありがとー♪
乗越を見下ろす。
山頂から下りてきた女性に「槍ヶ岳とか見えました~?」と訊いてみると
「見えましたよ。富士山も見えました♪」とのこと。
えー。いいなぁ。。。
槍はなんとか見えそうだけど、、、下から立ち込めて来ているガスが気になる。
今からだと富士山はちょっと無理かもなぁ。
横通岳。大天井岳。
眺めが良くて前に進まない。
大キレットもチラッと。
登るにつれて槍ヶ岳がやっと雲間から姿を現してくれた♪
ガレ場が続く。
浮き石などに気をつけながら登る。
そういえば、焼岳からの槍、立山からの槍を今まで見て、
今日は常念岳からの槍が見ることができた。
あとは、、、笠ヶ岳方面から見れば四方から槍を見たことになるなw
いつか未来の目標として。
登っても登っても着かない。
食べても食べても減らないラーメンを食べているようで。。。
乗越からなら山頂はすぐだと思っていたけれど結構距離ある感じです。
ちょっと舐めてた。
鷲羽岳や水晶岳も。
随分登ってきたのだけど。。。
山頂はまだまだ。
槍ヶ岳はこれから先はすっかり雲隠れ。
山頂でも見れたら最高だったけれど、途中見れただけでも良かった♪
いいさー。
こっちの眺めも素晴らしいもん。
常念、左側はガスガスで何も見えない。
ゆっくりと忍びよるガス。
できるだけ早く頂へ登らないと。
山頂まであと少し~。
けど長い~。
やっとのことで常念岳山頂到着。
残念ながら蝶ヶ岳方面はガスガスで見えない。
とりあえず写真。
槍ヶ岳方面ももう雲だらけ。
まぁ。。。途中で見れたのでヨシとします。
富士山ももちろん見えませんでした。
もう少し早く登ってれば見えたかな~。
三股方面から登って来られた親子2人連れの方の写真を撮ってあげる。
山頂付近で少しゆったりしていると、向こうの方で何か蠢(うごめ)くものが。。。
もしや。。。
もしやもしや。。。
ガスってきてるし??
まさかまさか。。。
目を凝らしてよーく見ると
雷鳥♪(´∀`)
3羽の雷鳥がひょこひょこ散歩してます!
みんな幼鳥のようです。
かわいい~♪
生息しているのは知ってるけど、まさか会えるとは。
こないだ御嶽山で雷鳥のヒナに会い、できれば成鳥になる手前の雷鳥にも会いたいな~と密かに思っていたところだったので大感激っ♪
しかも今までで一番距離が近いw
かわいい写真も撮れて大満足♪
背伸びして何か見てる。。。
登って来て良かったぁ~。
常念岳さま。呼んでくれてありがとうですw
蝶ヶ岳から縦走してきたという富山から来たファミリーとも少し談笑。
富山にあるバスケのチームの名前が‘グラウジーズ’で雷鳥Grouseから付けたという話などを聞きました。
※Grouseは羽の色変わりが無い雷鳥の種類だそうです。
楽しい時間もあっという間。
ガスもますます上がってきて視界が悪くなりそうだったので下山することに。
下るにつれてガスが濃くなる。
もう今日はずっとガスなのかな~?
今は無風。
長年風に吹かれてこのままの形で成長する。
やっと常念乗越に戻ってきた。
常念小屋に寄ってバッジとソフトクリームを購入。
常念小屋も素敵な感じですね♪
私が泊まってみたい山小屋にランクインです。
トイレはキャンプ場にあるということなので拝借。
100円。水洗ではありません。
ガスガスの中、下山します。
乗越を出てベンチ通りを下っていると、下山者を待ってくれている登山者がいました。
あれ??
見たことある。
もしや。。。
と、足元を見たらハナちゃんが。。。wwww
某サイトでちょっとだけですがコメントのやり取りをしたことがある方でした。
ハナちゃんがいなければわからなかったかも。
私の右足に可愛く飛びついてきてくれたおかげで、右足に元気もらいました♪
ありがとー♪
会ったことはないけれど、文字だけで知ってる人に山で偶然会うのって面白いな~♪
ガスガスの中帰ります。
特にこれといったことは無いので登ってきた道をのらりくらりと下りました。
山の神にお礼をして帰ります。
ありがとうございました。
家に帰るまでよろしくお願いいたします。
やっと登山口に到着。
登山指導所。
もう閉まってますね。
早朝は煌々と明かりが点いてましたけど。
登山口の様子。
真正面はトイレでした。
呼ばれたタクシーがたくさん待機中でした。
「タクシー頼みましたか?」と運転手さんに訊かれたりもしました。
ここから先がまだ距離がある。。。
駐車場までが結構遠い。。。
もう少しだけ近かったらなぁ。。。
今回のルート&標高グラフ
総距離 約17km
所要時間 約9時間半
目安
体力度 ★★★
危険度 ★ (ガレ場浮き石気を付けて)
整備度 ★★★
眺望度 ★★★★
山スカ度 ★★★★
※上記は、2012年8月19日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
まとめ
常念岳に呼ばれて登った甲斐がありました。
槍も見えたし。
雷鳥にも会えたし。
盛り沢山の山行でした。
今はこうして別の山から槍を見て喜んでいますが、
いつかは槍自体に登りに行かなくてはいけませんね。
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