経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

”限定”にやられる。<3,979本目>

2012-05-17 05:57:00 | ひとりごと
すでに、販売促進の常とう手段ともなっている、
「限定販売」。

いろんな限定を考えてみた。
最初は「季節限定」。

冷静に考えれば、小売業は季節感が一番大事。
そして、例えば水着なんかであれば夏のシーズンに合わせてしか販売しない。

だから、季節しか売らない。

食べ物でも、スイカなら夏がメインだ。

当たり前なんだけれど、それを季節限定とされてしまえば、
ついつい…。

その次は「期間限定」。
期間とは時間を限定することだ。
”今だけ”って言われてしまうと、「後はない。」と考えてしまう。

でも実際には、
例えば”タイムセール”があったとしても、
何度もそのタイムセールがあったりする。

”今日だけ”と言っていても、
翌日来るお客様が多くないから次の日もまた
”今日だけ”ってあることも少なくない。

「本日のお買得」のPOPがボロボロだったりすると
ちょっと信用できないなぁ。

でも、「あの時に手に入れておけばよかったぁ~。」
と思ってしまうので、
ついつい…。

「ご当地限定」。
”ここにしかない”、ほかでは買えない。
一番”希少性”を表現しているかもしれない。

一番身近なのが、
観光地での「お土産」だ。

別に買わなくてもいいものがほとんどなのだが、
日本人はお土産が、どちらかと言えば”好き”だ。

実際に観光地はそう何度も行くわけではないので、
行った時の”記念”にとか話題のネタにと言う意味も含まれてはいる。

「限定商品」の表現が決して悪いのではない。
買う側が、限定と言う文字から何らかの
「買うための気持ち」を思い描いてもらうための手段なのだ。

買い物をするときはお客様は自分に”納得”を求める。

その一つの殺し文句が”限定”なのだ。

ちょいちょい、”ヤられて”しまいます。
それで楽しんじゃいます。

お客様を楽しませましょう!











曇@不安定。
暑くなった季節に気持ちも熱く来てくれてありがとうございます。