タンスの下に敷いていたゴザを接がそうと。
上のものから引き出しやら全てを寄せて、
それからヤオラとタンスを移動してから。
上のものの中から、なつかしいノートの束を見つけた。
それは娘M嬢が1年生に入学した年だから平成15年の、
ちょうど今ごろからはじまった私とMとの交換日記。
A6の穴開きノートに8冊あまり続いたかな。
なんで止めたのか、そこが思い出せないけれど。
ちょうど私のバイトが過酷を増したとか、
あるいはMが書くことがないとかとグズついて。
おおかた、そんなところで一旦休止にしたのだったと思う。
私が駕籠を作っている間、
懐かしそうにMはページを一枚一枚めくっては終始笑い転げていた。
つたない自分の絵や、たどたどしい文章。
誤字脱字に苦笑しながら、
そういやこんなこともあった。あんなこともあったと。
思い出を、かみしめて読んでいたMを見て。
「また交換ノートしょか」
と話しかけると。
うん、しょしょと大喜びで。
いつぞや愛弟子Yさんから貰ってしまっていたノートを出すと早速、
書き始めてあっという間に一枚埋めたようで。
私も作業を終えてから夜、返事を書いた。
久し振りに彫った消しゴムはんこを乗せて。
親子カメの交換ノートのはじまり。
上のものから引き出しやら全てを寄せて、
それからヤオラとタンスを移動してから。
上のものの中から、なつかしいノートの束を見つけた。
それは娘M嬢が1年生に入学した年だから平成15年の、
ちょうど今ごろからはじまった私とMとの交換日記。
A6の穴開きノートに8冊あまり続いたかな。
なんで止めたのか、そこが思い出せないけれど。
ちょうど私のバイトが過酷を増したとか、
あるいはMが書くことがないとかとグズついて。
おおかた、そんなところで一旦休止にしたのだったと思う。
私が駕籠を作っている間、
懐かしそうにMはページを一枚一枚めくっては終始笑い転げていた。
つたない自分の絵や、たどたどしい文章。
誤字脱字に苦笑しながら、
そういやこんなこともあった。あんなこともあったと。
思い出を、かみしめて読んでいたMを見て。
「また交換ノートしょか」
と話しかけると。
うん、しょしょと大喜びで。
いつぞや愛弟子Yさんから貰ってしまっていたノートを出すと早速、
書き始めてあっという間に一枚埋めたようで。
私も作業を終えてから夜、返事を書いた。
久し振りに彫った消しゴムはんこを乗せて。
親子カメの交換ノートのはじまり。