秋田県・㈳秋田県栄養士会の主宰による、
高校生
おいしく減塩・野菜もとれる
丼・麺誰でもレシピコンクール
におきまして娘M嬢こと“のまき”が優秀賞をいただきました。
本人が学校に掲示されている案内を見てパンフレットをもらってきたのに、
興味をひかれたのは、モノスヤの方でした。
塩分のグラム制限(一人分3g以内)と野菜の規定使用量(一人分100g以上)、
材料費は四人分で1,600円以内という指定の範囲内で。
丼か麺も減塩レシピを作って応募するというもの。
これでも一応は、かつての栄養士の卵(卵を割らずに終わりましたが・・・)。
腕が鳴ります。
冬休み中に本人と相談ののち、わたしの試作を経てレシピの改良をはかり。
本人の試作(モノスヤ助手)を踏まえて決めたレシピが。
『冬野菜たっぷり和風パスタ~ミルクみそ仕立て~』
トップ画像が審査当日(土曜日)の作品です。
まさかの一次審査(書類審査)を通過し本戦に臨んできました。
レシピ応募の段階でカロリー計算や塩分量の計算という面倒臭さもあり、
応募者は少ないのでは、と想像していましたが。
丼部門には135組、麺部門には99組の応募があり。
一次審査を通過したのは2部門合わせて11組という激戦だったようです。
本選は県の学校給食会の調理室を会場に制限時間1時間20分の中で作品を完成させるというもの。
下ごしらえから盛り付けまで、ひとり(あるいはチーム)でこなさなければなりません。
しかも調理台一つを2チームで共有するという悪条件、コンロは一つしか使えません。
狭い空間を走り回っている、のまきの図です。
審査前日ようやく本人の身体があき、
時間を計ってリハーサルをしてみたのですが。
開始早々に半ばパニックになり始め、しまいには泣きが入る有り様。
わたしは一応の指示だけは出し手は貸さず、お風呂に入っていましたが。
髪を乾かし終えて台所に戻ると、よれよれの体の本人がいました。
何とか時間ギリギリで作り終えたものの、かなりの憔悴ぶりだったので。
当日に辞退の連絡を、しても構わない。ただし自分で、と言うと。
少し考えたようでしたが、がんばってみると迎えたその日でした。
当日も、アクシデント(調理台とガスコンロの件)が重なり。
メインとなる調理用具の電子レンジも、その部屋にはなく階下の事務室のものをお借りしました。
その移動にも時間が取られ本当に、ギリギリの様子。
わたしは調理室の壁際で見守ることしかできませんでしたが、
あまりに見かねて3度ばかり通りすがりに耳打ちするくらいはしました(汗)。
審査員室に滑り込んだのは制限時間3分前で、11組中最後でした。
そのあと、プレゼン審査がありました。
レシピのポイント、
・薄味でも美味しく食べられるように昆布出汁や椎茸で旨味を加えた
・野菜の風味を活かすためレンジ加熱してからジックリ蒸し煮した
・野菜を無理なく摂取できるようスープパスタにした
・鶏胸肉は胡麻油で焼き色をつけ風味を増した
・ホワイトソースには無塩バターを使用
・パスタの茹で汁には塩を使わない
などをアピールしていました。
本人も初めての経験に戸惑い、また周囲の高校生の手際の好さに圧倒されていたようで。
上位入賞は、まったく考えていないようでした。
わたしも期待感はありませんでしたし出られただけで、よしと思っていましたが。
結果は、まさかの優秀賞で上位5チームに入りました。
全ての次第を終え、ようやく画像を撮る頃にはスープをすっかり吸って無惨な姿でした(涙)。
とはいえ途中、審査結果を待つ間、残ったものを二人で食べてみましたが。
美味しく仕上がっていました。
牛乳に味噌を溶き入れるのではなく、ホワイトソースでコクを出したのがよかったと思いました。
結果に一番驚いたのは本人で、しばらく名前が呼ばれないのでめまいを感じていたようです(笑)。
それでも、もちろんとても喜び。
前日の、つらい気持ちが一気に吹っ飛んだようでした。
次は丼レシピに挑戦しようと張り切っていましたので、わたしも大いに後方支援したいと思います。
何はともあれ応援してくださった皆さん心より、ありがとうございました♬