ソフトに

もうちょっとソフトにね。

もっとソフトにね、とにもかくにもソフトにね。

ソフトにねっ！とＳ先生に念を押された。
くれぐれもソフトにである。

どっちかというとハードな方が好みだし自分らしいんだよねー、
と言いたかったのをグググッとこらえた。

先方は芸歴７０年超？の大先生である。


若芽の勉強会で、お筝とお三弦の賛助を得て踊らせてもらう『六段の調』。

ご指導していただいているのは我が師匠の姉弟子先生でもあるＳ先生。
若かりし頃は宝塚の方と、
ひんぱんに間違われたくらいの長身とスレンダーなスタイル。

加えて、えらい美人で華やかな先生だ。

植物に喩えるなら百合の花か。
柳桜ともいえるかも。


仕上がっているつもりの六段を引っ提げて先生のお宅へ伺うと。
板付でポーズ取った途端に、うーん。

Ｓ先生が首を傾げられて、うーん。

そこから先へ進めやしない。


わき腹をクゥと折りたため締めろ、と仰られて。

ココこことツンツン差されるたびに「アデデデデ」。


何とか立ち上がって足を引いたら足幅が広い！
手を広げ過ぎ！

反り返り過ぎ！振り返り過ぎ！

勢いつけて回り過ぎ！決まり過ぎ！


もっと、やわらかくだよ～（懇願するように）。

それじゃ、あんた恥ずかしそうに見えないよ～（とほほ）。


ん～なんだろうね～硬いっていうか何ていうかさ～

「色っぽくない」

やっぱり言われてしまったか、とどめの一発。


力を抜いて柔らかく身体を締めて小さく見せるように、ね。

今まで、とにかくデカく舞台ところ狭しと動き回っては威圧的に踊ってきた自分にとって。
動くな、といわれるのは。

ツライのひと言です。


ただキレイならそれでいいのよ、って先生。

整形しない限り無理です。。。。。。

もう間に合いません～～～～～～


もう一回、仕上がったところで見せて！と言われました。

もう２週間ないすよ。間に合うのか？間に合わせるしかないけどさ。


一番笑えたのは、
「こういう細かいところって男の先生だと言ってくれないとは思うんだけどさ」
とＳ先生は仰いますが。

芸歴３０年超、指導は母Ｒ子。一応、女６５年遣ってるそうです。


家に戻って顛末を聞かせたら手に取るようにわかるらしく、
くっくっく。ふっふっふ、かっかっかと母Ｒ子は笑いをかみ殺してました。


ああ、これこそ勉強会の真髄だよなあ。

ソフトに・・・

選挙カー来る。

筝曲『六段の調』の踊り稽古でＳ先生の御宅からの帰り道、
応援している候補者さんの選挙カーが我が家の隣りＩ地区を活動しているのに遭遇。

私は家に戻ると娘Ｍ嬢を連れ、
そのＩ地区にある小児科へ車を走らせました。

奇しくも、その候補者さんの車が今度は私の進む道の反対車線からやってきました。

私は窓ガラスをガーッと前回にすると大手を振って（？）、
「がんばってくださ～～～～～～ぁい！」
と黄色い声援を送りました。

選挙カーの後部座席の方が、
ありがとうありがとうと手を振りながら答えてくれました。


私の車の後に乗っていたＭ嬢は、
ちょっとばかりビックリしたのか。

運転しながら窓開けて手を振って応援する人って、
そんなにいないんじゃない？

と聞いたので、そんなことはないぞと。

これが正しい選挙応援のあり方なのよ、と教えてやりました。


さて、その候補者さんは我が家のある地区のほうへ走っていったので。

小児科から帰って台所に立ちながら耳をダンボにしていると、
まさしく向こうからその候補者さん付きのウグイス嬢の声が聞こえてきました。

私は母Ｒ子に、
「Ｈさん来たよ～♪」
と声を掛けると割烹着にサンダル突っ掛けて外へ。

玄関前から車に視線を送ると気付いてくれたのか、
スタッフジャンパーの男性が走り寄ってきました。

その後を御本人が乗ったキャブオーバーが登場。


母Ｒ子を私の姿を見つけると車の助手席から落ちるのでは、
と思えるほど身を乗り出して。

両手を差し出したので、ガッチリとその手を握り返しましたよ。

「頑張ってくださいね！応援してますッ！」

ゆっくりと手を離して去っていく車の後姿が見えなくなるまで、
ずーっと手を振っていました。


握手したとき、ふっと思いました。

「やっぱり政治家になる人は金持ちそうな肉厚な手してるな～」

と。

っていうか持ちそうじゃなく、もう持ってるんだろうね。

貯めても肥やしてもいいですよ。私腹。


その分、働いてくれさえすればね。ええ。

第二回『花柳仲登嗣と若芽の勉強会』～本番二週間前～

本番まで２週間を切るところまできました。

おかげ様で前売りチケット販売は好評につき予定枚数を消化、
当日券分を前売り券分として引き続き販売させていただいております。

（当日券も幾分かご用意させていただける見込みです）

受け付け渡しの”お取り置き”もできますので、
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

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先程、山王にある某テラタさんの会社まで行って参りました。

ダイヒョーのテラタさん御本人様の横顔から後姿を眺めてまいりました。

社員の皆様はセイチョーに、お集まりのようでした。
新年度の初日ですものね。


向かいました先で最初に応対してくださった初老の方のタイドが、
タイヘンにインギンブレイだったことはこの際この胸にしまっておきましょう。

きっとワタクシが御着物でもお召しでしたら、
またちとばりタイドが違ったことでしょう。

今度はタヌキの首巻でもして威圧してやろうか（明らかに季節外れ）。


担当係の女性が穏やかな物腰だったので許す。

その後、出向いた先の某ホームセンターＹのカサイさんという男性。
この方はヒッジョーに丁寧且つ迅速、的確なお仕事ぶりで大変好感が持てました。


それから向かった電器店のＤで対応してくださったＫさんも、
とても親切で心よいお仕事ぶりでした。


民と官との根本的なサービス精神について、
ズーンと考えさせられました。

官は民にとってはサービス業従事者でしょ？


あんまりなタイドだとトウショするからね！


これから筝曲に合わせて舞って参ります。

いよいよです、
もうこうなれば不眠不屈の精神で邁進します。

セイシンだけな。寝させてもらうけどよ！


後、２週間で酒が飲めるぞ！！！！！！（←本音）

でででで

でけたっ！

新年度初日に相応しい朝かもしれない。

うるさくしてごめんなさいね。同居人各位。


ではケンチョーへ行って参る！