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趣味のクルマ・バイク中心ですが、他にもなんだかんだやってます。

スズキ コレダ50(K50) 簡単な維持のコツ【その1】

2010年07月25日 | 日記
久々のブログ更新になってしまいました。
なんて、またGR50から脱線してK50(コレダ)を記事にしようなどと目論んでおります(笑)。

と、一区切り(?)したところでK50の記事に。
内容はK50のM型もしくはP型をベースに解説しています。

とは言っても、実用車ですので普段推奨されている整備を行えば壊れることはまず無いのですが、長期使用で劣化が進むパーツを中心にしてゆきたいと思います。


一つ目はエアクリーナー回り。

ダクト、プラグ等にゴム部品が使用されていて意外にヘタります。
特に野外で保管されていた車両は特に点検が必要です。

K50のエアクリーナは大きく、現在の舗装された道路状況では汚れが進む事はほとんどありませんが、それよりも、劣化しやすいのはエアクリーナが接着されているメッキのベース(下の画像)と黒く塗装されているエアクリーナケースとのフランジ部にあるスポンジ状のシールです。

一般家庭用に市販されている引き戸用すき間テープのような柔らかい素材ですので、取り外しの際に崩れたり、ぼろぼろに落ちてしまったりする場合があります。

補修は対候性のすき間テープ(EPDM製)がホームセンターで販売されていますので、それをフランジ形状に細く切って接着取り付けるだけです。

K50(M/P)はエアクリーナケースに接着されている、フレーム側に突出したラバー製のノズル径を絞ることによってエアーの吸い込み量を調整していますので、こういった所から2次空気を吸い込むと混合気が薄くなる傾向が出ます。

ちなみにK50の12型・13型・M型・P型はそのノズル径は共通ですので互換性があります。



二つ目はエンジン右側にあるキャブ上面のキャブレタートップカバー(Parts No.11440-27200、下の画像)です。

これもゴムの復元力で2本のボーデンケーブルとキャブスロットルストップスクリュとの気密を保っていますので、数年に一度は交換された方が良いかと思います。

また、このケーシング前側に2個の丸いラバー製プラグ(1個はキャブ取付けスクリュ、もう1個はキャブのパイロットエアスクリュへのアプローチ用ホール、Parts No.09250-14002)があるのですが、これも同様です。



三つめはハンドル左側のクラッチレバースイッチASSYです。

中にある接点基盤が湿気に負けやすく、普段使用していないと接点に錆が発生して導通不良になっている場合があります。

+のスクリュ2本で固定されているだけですので、それを外し、中の基盤を接点復活剤もしくは軽めにブラッシングすれば大抵は復活します。

ただ、構造は単純ですが脆い部分ですのでやり過ぎは禁物です。



では、また。