廃車のバーディー君の再生を(笑)
ハンドル曲がりの修正から。
とりあえず、フォーク周りの状態を確認する為に、アッパーブラケットナットを緩めてみます。



緩め締めでハンドルを揺さぶっても曲がりは取れませんが、ステム周りに操向時の引っかかりやガタなどはなく、故障は曲がりのみのようです。
ステムに難があるとフォーク全体が不安定になるので、いくら曲がりを修理したところで危ないですから。
そうすると、アヤシイのはフォークとアッパブラケット(黒っぽい塗装の部分)のツナギあたり。

留めているボルト2本を外し、ホイールとハンドルを整列させてみると、やっぱりズレが出てました。


中心線から10度近く曲がってますからね(笑)
これをハンマーやら、バールやらでフォーク上部を修正します。
分かりにくい画像で申し訳ないです、上が修正前、下が修正後のフォークです。


次はキャブレタへ。

キタないですね~、でも本来はレッグシールドに隠れちゃって見えない部分です(笑)
チョークレバーが折れていたので、経年かと思っていたら、プランジャがサビで固着してました。


後は一般的な分解清掃ですね。
フュエルコックのガスケット、ボディ上下のガスケット、インシュレータのOリングは交換。

で、今度はエアクリーナ、フィルターの交換です。
バーディーのフィルターはウレタンフォームですが、案の定、経年劣化で崩壊してました(笑)

つまもうとするとボロボロと(笑)
これでホントにエンジン掛かったんですかね~。
こういう状態を見ると、やっぱりK50のろ紙式の方が気にならずいいのかな~と。
手入れ終り、キャブとエアクリーナを組み上げます。

どんどんいって、エンジンオイルを抜き、キックやプライマリのオイルシールを交換します。
まあまあ、入っていたオイルは少ないし真っ黒け(笑)
これは交換後のキックのオイルシール。

ここで一旦、曲がったステップがシール交換の邪魔になるので修正しちゃいます。
なんて、強引に鉄パイプ噛ませて曲げるだけ(笑)


こんな感じで元通り(笑)

プライマリは運転時、常に回転と摩擦にさらされていますから、オイル漏れが一番心配される個所です。
まずはスプロケットとチェーンカバーを取り外し。

これは交換前の古いオイルシール。
リップに細かい亀裂があるのが分かりますでしょうか?

ピックなどでほじくり、シールが外れます。

軸部を清掃、軽くシリコングリスを塗布、はめ込んでやります。
あ、写真撮るの忘れちゃいました(笑)
さらにタイヤ交換ですね~、リアがパンクしてました。
履いていたタイヤサイズは2.50-17、交換したのは2.25-17のビーラバー製。

ちょっとした事なんですが、古いバイクはリムの内側にサビがあるんですね。
リムテープはあくまでスポークニップル部でチューブを傷めない様にするもので、内リムにサビがあると擦れてパンクの原因になります。
で、私はリムテープを巻き、その両側を電工用絶縁ビニルテープ(通常のビニルテープより薄手です)で養生してます。

で、ここまでやってこの姿。


まだまだですね~。
前半分が欠けているフロントフェンダーは少し削って使うのもあり、リアフェンダーはスタイル的に軽快感出すのに取っちゃいました(笑)
では、また。
ハンドル曲がりの修正から。
とりあえず、フォーク周りの状態を確認する為に、アッパーブラケットナットを緩めてみます。



緩め締めでハンドルを揺さぶっても曲がりは取れませんが、ステム周りに操向時の引っかかりやガタなどはなく、故障は曲がりのみのようです。
ステムに難があるとフォーク全体が不安定になるので、いくら曲がりを修理したところで危ないですから。
そうすると、アヤシイのはフォークとアッパブラケット(黒っぽい塗装の部分)のツナギあたり。

留めているボルト2本を外し、ホイールとハンドルを整列させてみると、やっぱりズレが出てました。


中心線から10度近く曲がってますからね(笑)
これをハンマーやら、バールやらでフォーク上部を修正します。
分かりにくい画像で申し訳ないです、上が修正前、下が修正後のフォークです。


次はキャブレタへ。

キタないですね~、でも本来はレッグシールドに隠れちゃって見えない部分です(笑)
チョークレバーが折れていたので、経年かと思っていたら、プランジャがサビで固着してました。


後は一般的な分解清掃ですね。
フュエルコックのガスケット、ボディ上下のガスケット、インシュレータのOリングは交換。

で、今度はエアクリーナ、フィルターの交換です。
バーディーのフィルターはウレタンフォームですが、案の定、経年劣化で崩壊してました(笑)

つまもうとするとボロボロと(笑)
これでホントにエンジン掛かったんですかね~。
こういう状態を見ると、やっぱりK50のろ紙式の方が気にならずいいのかな~と。
手入れ終り、キャブとエアクリーナを組み上げます。

どんどんいって、エンジンオイルを抜き、キックやプライマリのオイルシールを交換します。
まあまあ、入っていたオイルは少ないし真っ黒け(笑)
これは交換後のキックのオイルシール。

ここで一旦、曲がったステップがシール交換の邪魔になるので修正しちゃいます。
なんて、強引に鉄パイプ噛ませて曲げるだけ(笑)


こんな感じで元通り(笑)

プライマリは運転時、常に回転と摩擦にさらされていますから、オイル漏れが一番心配される個所です。
まずはスプロケットとチェーンカバーを取り外し。

これは交換前の古いオイルシール。
リップに細かい亀裂があるのが分かりますでしょうか?

ピックなどでほじくり、シールが外れます。

軸部を清掃、軽くシリコングリスを塗布、はめ込んでやります。
あ、写真撮るの忘れちゃいました(笑)
さらにタイヤ交換ですね~、リアがパンクしてました。
履いていたタイヤサイズは2.50-17、交換したのは2.25-17のビーラバー製。

ちょっとした事なんですが、古いバイクはリムの内側にサビがあるんですね。
リムテープはあくまでスポークニップル部でチューブを傷めない様にするもので、内リムにサビがあると擦れてパンクの原因になります。
で、私はリムテープを巻き、その両側を電工用絶縁ビニルテープ(通常のビニルテープより薄手です)で養生してます。

で、ここまでやってこの姿。


まだまだですね~。
前半分が欠けているフロントフェンダーは少し削って使うのもあり、リアフェンダーはスタイル的に軽快感出すのに取っちゃいました(笑)
では、また。
なにせ「廃車」ですから、どんな状態かってバラさないと解らないトコロはありますね。
人気・希少車でもない限りは放置に近い保管で投げ売りですから、今までも、後からここがオカシイ、壊れてるなんて事はザラにありましたし、売る方も売りたい一心で実車の状態には関心が薄いかハナシを盛ってる事が多いのでアテにならないんですよ(笑)
私の場合は今までの経験で手間や費用が把握できるので、中古や廃車は必ず実車見分してから購入を判断してます。
まあ、「プチ」でもここまでやっておいた方が後々安心なのと、やっぱり痛みを抑えて長持ちしてくれますよ(笑)