生き抜く力

この国の自殺者の数は、１２年連続で年間三万人を超えたそうな。
世界で６番目の数。

特に中高年男性に多いんだとか。

不況のせいもあるし、更年期性の鬱病にもかかりやすいお年頃だからかなあ。

でも、他の国の男性だって条件は同じでしょ。
なのに、アメリカやフランスは日本の半分。
イギリスやイタリアは、もっとずっと少ないの。
宗教上の理由も関係してると思うけど、
日本の男性は、自分一人で背負い込んじゃうからかしら。
それとも、諦めが早いのか・・・



さて、こんなまじめな話を語ってるなんて、いつものモモコらしくないんだわね。

じつは、クリスの時にとてもお世話になった「くーさん」の愛猫の「ビタちゃん」が
先日虹の橋を渡ったの。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（元気な頃のビタちゃん）

１８歳と１０ヶ月。

最期の方は、肝機能や腎臓が悪くなって、毎日お薬飲んだり、通院したり。
それなりに大変だったんだけど、
でもさ、見事だと思わない？

命の灯が消える最期の瞬間まで、生きようとするんだよ。

モモの時も、クリスの時も、おそらく愛猫を看取られた方は皆思うだろうけど
最期の最期まで、生き抜こうとする姿に感動するよね。

本能が与えてくれた力なんだと思う。

それに比べて、人間のなんと弱いことよ。

せっかく与えられた命、なりふり構わず生きぬいてみたらいいのに。

道半ばで、病気で倒れる人もいる。

そんな人にしてみれば、健康な体を持っているのに自殺してしまうなんて、許せないと思うよ。





ビタちゃん、よく生き抜いた！
天寿を全うして、向こうへ旅立ったね。

最期まで、とってもいい子だったビタちゃん。
くーさんのもとでの１８年余、幸せだったね。
神様が、そんなビタちゃんにご褒美として、苦しみの少ない最期」を用意してくれたんだね。
お母さんは、しばらく寂しくて辛いだろうから、そっと見守ってあげてください。

そして、くーさんが人生を生き抜いてそっちに行ったときは、迎えにきてあげてください。
お母さんは、きっと喜んでくれるよ。

それまで、さようなら。

　　　　　　　　　　　合掌

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