勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

とても、やりきれない気分になった。

2011-09-28 23:24:10 | 徒然
私が高校生だった頃、大嫌いな美術の先生がいた。
彼は自分の技術を自分で絶賛し、私の受験に介入しようとしてきた。
しかし、幼い頃から通っていた画塾があり、関西の受験に対する信用があったため、勿論そちらを信じた。
斯くしてぼんやりしている私も、無事京都の大学生となり、楽しい4年を過ごした。

で、先日その画塾の先生から電話があった。
私の出身高校の生徒が悩んでいる、というのだ。
内容は私が悩まされた事と同じ、美術教師の受験への介入だ。

その美術教師は、なんと私を悩ませた先生だった。
話を聞くと、デジャヴュかと思う内容で、夏休みが終わった高校3年の大事な時期に技術面以外の事で悩ませるとは、相変わらず碌な教師でない。
そばに張り付き、罵声を浴びせ、生徒が萎縮して描けなくなる事に気づかない、本当に馬鹿な(失敬!)事この上ない教師で、そんな事に悩まされ泣かされる後輩の話を聞き、やりきれない気分になった。
そして、今日、DMを置かせてもらいに画塾に行ったら、その後輩がいた。
対面するのは初めてだったが、その後の話を聞いてみた。

本当に、何も変化の無い嫌な人だな、と卒業して10年強経つと言うのに再びげんなりした。
後輩と一回り違うというのに、同じ悩みを持っている。
私は彼に喧嘩をふっかける勢いで対応したが、彼女はそういうタイプではなく、きちんと話を聞き、先生の言う事を聞かなければいけないのでは無いかと。
大事な事は卒業、受験、自分にとって描きやすい環境を整える事。喧嘩できないなら逃げる。課題は7割の出来でもいいからとにかく期限内に出す事。
余裕が出て来たら先生の要求を一個ずつクリアして、課題に対するやる気をみせること。(この場合7割ではなくなるが、受験対策に利用する。)

後、訳の分からない状況に陥ったら、もういっそその状況を面白がってみる。
視点を変えたら滑稽な事は多々有り、面白いと感じられたら全てが巧く回りだす事がある。

それだけ伝え、色々吐き出したくなったら呼んでくれと帰宅した。

私のアドバイスが、教師に対して陰で悪口も言えない気の優しい子に有効かつ的確かはわからないが、その教師が悩むに値しないのだと言う事だけは伝えられたと思う。
つまらない人間のせいで楽しい時期をつまらなくされるとか、本当に、無い!!
もじゃもじゃとしたなで肩ビール瓶のようなあの教師の、もじゃもじゃ部分を刈りに行ってやろうかと思った。