勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

GANGA展

2011-09-07 21:03:19 | 徒然
昨日、カメラマンの松野幸一さんの写真展に行ってきた。

とても、おもしろかった。

写真の技術についての善し悪しというのは私にはわからないので、
それについてはガンジス川だった、という何とも残念な感想(?)しか出ない。無知で申し訳ない。

では何が面白かったのか、というと、松野さんの視線だ。

私が写真をお願いする時、2通りの方法がある。
私が撮影に参加する時と、丸投げする時だ。

その、丸投げした時の視線と同じように感じた。

そこにある物をあるように撮った。と言えばいいのか。
写真から変な感傷など感じられない。

ご本人の本意は計り知れないのだが。

時々、なんとも受け入れ難い写真を撮られる方がいるが、それとは違うとても静かなガンジズ川の写真だった。
写っているものは様々で、微笑ましくみられるものではないけれど、
やはり、そこにある物をとても静かな視線で切り取ったような風景だ。