勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

匂いの記憶

2015-06-05 09:51:48 | 徒然
サム・テイラーさんのハーレムノクターン聞きながら、朝から聞くのは違うなぁと思っていたら、なんだが独特の匂いがする気がした。

消毒の匂い。

なんでや。と考えた結果。

歯医者!
小さい頃、この手の音楽がちーさく流れる待合で、絵本を読みながら、自分が呼ばれるのを待っていたのだった。

ジャズといえば、この間行ったお通夜の木魚が裏打ちのタイミングで、ジャズ木魚!などと、亡くなった方を偲ぶ一方で木魚のタイミング、クールやけど、お経読むの下手なお坊さんいるな(複数人で読んでいたのだが、1人音程もリズムも狂っていて、それを聞いた、お迎えに来た仏様が蓮の蕚からずるっと落ちる想像をしていた。)とか、不謹慎きわまりない事を考えていた。

サム・テイラーさんのこのアルバムを聞くと、今後引き出される記憶は、指をスライスした事に違いない。

だって、指に巻かれっぱなしのテープが、只今、絶好調に臭い。
臭すぎて辛い。
せめてもの救いは、昼前に再診の予約があるという事。

ろくでもない匂いと結びつけてしまったサム・テイラーさんには、たいへん申し訳ない事をしたと思っている。


ブログの題名からノスタルジーな内容だと勘違いした方がいたら、重ねてお詫び申し上げる。

とにかく臭いのだ…。