勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

制作日記:新しい顔、柔らかく。

2012-07-23 00:24:18 | 制作日記
以前、縁があった人形作家さんの作品を見て、自分の作品との違いを探した。
その作家さんのだいたい10年程前の作品の写真をみたのだが、やはり素晴らしく魅力的で、勉強をしようと眺めたのだ。

そして気づいた。
顎のつくりが出来ていない。

発見したら即行動。
削り磨く。
素晴らしい作品は、写真でさえも教えてくれる。

少し触っただけなのに、顔が変わった。

縁が切れてしまったので連絡をとることもないが、教えを乞うた作家さんの作品は、やはり、自分の作品に影響を与えるのだな。

制作日記:新しい顔に穴が。

2012-07-14 22:45:08 | 制作日記
今日、本当に久しぶりに制作をしてみた。
龍作りでやる気がつきたのであろう私、二度と制作をしなかったらどうしようと思いつつ本当に何もしていなかったのだが、そろそろやらなきゃまずいな、というわけで、なんでもいいからとにかく触ろうと手のひらサイズの小さな頭を鷲掴んだ。

妖怪を作っていると、磨く、という行程をすっかり忘れてしまう、
ガサガサしてればしているほど、味になる(と、信じている。)
しかし、今作っているのはヒトガタ。
磨いて磨いて美しく。と私が行っていた教室で習ったのだ。

初心に戻ろうと、がっつり磨きをかけた。
小さい頭を支える手も、紙ヤスリをかける手も、痛い。

痛いよ痛いよ痛いよう。と、磨きに磨いた。

ら、穴があいた。
穴があきましたけど?



たまに磨くとろくな事にならない。
プーチンから少し離れたが、磨かれて表面が綺麗になったら左右の違いが気になりだした。

こうなりゃじっくりじっくりねちねちと作ってやる。

親指に水ぶくれ出現。
ああ、またしてもやる気がどこかに。。。