勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

ギャラリートークに参加してみた。

2011-09-11 00:50:07 | 徒然
GANGA展で、本日ギャラリートークがある、というので参加してきた。

作家とゲストの対談ということで、全くの受け身で行ったら、勘弁、手の震える出来事が。

学生の悪夢、合評やないかー!!!
やめて、人の作品の感想とか求められるの一番苦手。

話の内容も、私とは全く違う見方をされているのでとても面白かったが、ゲストの方がカメラの学校の元先生というだけあって、
切り口がね、本当恐怖ですよね。
作品に対しての人の評価というのを聞くのはとてもの怖い。
それが自分の作品でなくても、人が評価されているのを聞くのも怖い。
まじめに作られている作品ならなおの事、やめてくれーもっとマイルドに指摘とかして。と思う。
今日は別に批評などと言った事はないようには思えたが、なんしか切り口が先生で・・・。
大事な事とは思うのだけれど、尻尾を巻いて逃げたい衝動に駆られていた。ああ、恐ろしい。

にしても、私少々反省。
写真、という手段に対してだいぶ構えている所があった。
物の見方は絵画や立体と変わらないというのに、作品とは認識しつつ、別物としてみていた節がある。

見方、というのは慣れもあるが、どこを見ればいいという事を少し指南してもらわなければスルーしてしまう所があると私は思っている。
どんな作品に対しても、基本受け入れ態勢で疑問を持つという事をしない(疑問や違和感や感想等、そういう事全般を言葉にする事を避ける傾向にある)ので、
今日のように恐怖しつつも、こういう所を見ているのだという事を提示されるのは大変ありがたかったりする。
これで、次から自分の感覚に加え、ちょっと意識して観る事ができると思う。

物だけでいいじゃないかと相変わらず思うけれど、言葉にするってのも大事なんだろうな。
作品作るのも難しくて息も絶え絶えになるのに、その後にある諸々も難しいとは。

滅多に無い事だけれど、たまには参加もいいかもしれない。