勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

制作日記:鳴屋・完成

2011-09-25 03:49:43 | 制作日記
自分の作った作品との喧嘩終了。それと同時に繋がない刑も終了。

ゴムを買って来て繋いでみたら大人しく繋がれてくれたので、一安心。
 


画像にはないが、紫色と水色はホラ貝に見立てた貝殻をぶら下げている。
母手製のヘンプで編んだ(自分でやるより早くて確実。)袋に入れた貝をボエーッを吹いては家の柱を揺らすのだ。

ピンク色は、背中に箱を背負わせる。
中身は羽を入れる予定だ。
鳥のような顔になったので羽を生やす予定でいたのだが、小さすぎて羽とのサイズが合わなかったのと着彩してみた所余計な飾りはいらないと思ったので、箱の中に羽を入れ、鳥のイメージをこそっと残そうと思う。
小さい修験者のようなイメージだが、鴉天狗ではないのでもっと軽装で派手なチョッキを着せた。


今日は展示する作品を全て集めてみた。
個展をするのにすべてをここに載せると面白くないのでは、と思い画像は割愛。
蛙と兎と狸の人形(鳥獣戯画より)があるのだが、その兎がたまらなく腹の立つ顔をしている。
当初から考えていた通りになったのだが、一番作るのが楽しかった前歯があまり目立たないのが悲しい。
もし、ご覧になる機会を設けてくださる方がいれば、前歯が生えているかどうか、確認等してにやにやしていただきたい。