Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

ぐったり・・

2005年08月09日 | 留学中(ヴィシー編)

ユーロ多数で超アウェーの午前のクラス。確かクラス分けの表にはélémente(初級)と書いてあったハズでは・・?しかしこのクラスどう考えてもavancé(上級)だ。みんなペラッペラなのである。(かねてからカヴィラムのクラス分けには疑問がある!)よく欧米人は文法は苦手だけど会話は得意、逆に日本人は文法は出来るが会話やディクテは苦手だとか言うけど、彼らは喋るし書けるし聞けるし読める。特に旧ソ連から独立したどっかの国の眉毛のやたら太い男の子。ディベートしたときなんて彼の独壇場。mojaoくんピンチ!授業のスピードが超早い!最初の頃なんて授業で何やってるのかすら理解できない有様。さらには辞書使用禁止令発令。mojaoくんさらにピーンチ!
アワワ(T_T;))((;T_T)してる私の横でイタリア人の男の子はずーっとノートに落書きしてる。全然先生の話聞いてなさそうなくせにたまに絶妙な発言をする。俺の電子辞書の文字を見て「それ漢字でしょ?俺も書けるよ。」っとクラウン仏和辞典とノートに見よう見真似で書いて「
見て見て~」っと私に得意気に見せる。くぅ~!なんてヤツ!俺はこんなに必死なのに!アレ?その横に書いてるのはパックマンじゃん!


コレね

懐かしいねー☆うまいねー☆って感心してるばやいではない。ホレ、もう何やってるかわかんなくなっちったじゃん!そんな彼は翌週別のクラスに移っていった。多分彼には退屈だったんだろうなぁ・・このクラス。

このクラスの先生は文法を説明したりすることはほとんどなく、生徒の想像力や自由な発言を求める先生だった。例えば私は名前も知らないフランス人の詩人の詩や小説を読んで「この先どういう詩(文章)が続くか考えてみて」とかフランスのことわざをいくつか紹介したあと「みんなの国のことわざをフランス語で紹介して」とか。こういう小話や詩の発表って難しいわよね~・・。フランス語として意味を成してる以上に面白いことを言わないといけない(え?言わなくてもいい?)という妙なプレッシャーがある。

そのうちクラスメイトの韓国人の女の子は授業に来なくなってしまった。原因は授業についていけないから。でも私はクラスを下げるのはどうしても嫌だった。自分がついていけないと認めるのは嫌だった。 クラスメイトのほとんどは私よりはるかに若い20歳以下の子たちだったけど複数の言葉を話せるpolyglotte。どんどん凹みモードなmojaoくん。

でもしばらくすると先生は私が落ちこぼれであることを理解してきたようで、読解の時間、先生はみんなに「○○の意味はわかる?」と単語の意味をみんなが理解してるか確認する。「知ってるー」とみんな。私が黙ってると「mojaoはわかる?」と私に毎度確認してくれた。しかし毎回毎回わからないを連呼するのも段々気が引けてきて(ここら辺が小心者)わからない時はこっそり辞書で調べてたら辞書禁止令発令で没収。
 
「mojaoこの単語わかる?」
「わかる(本当はわかってないけど)」
「じゃあ説明して」
「うッ!( ̄Д ̄;)嘘です、わかりません・・」


もはや虚ろなmojaoを見かねたのか落書き君とは別のイタリア人の男の子は私に意味を説明してくれたり、机の下で私の電子辞書をこっそり引いて「ホラ!これだよ!○○と同じ意味だよ」と教えてくれたりもした。しかしその○○の意味すらわかんない俺。。
毎度授業終わるとぐったり・・


コチラもヨロシク


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