<List>
1. On the Other Side
2. People of the South Wind
3. Angels Have Fallen
4. How My Soul Cries Out for You
5. A Glimpse of Home
6. Away from You
7. Stay Out of Trouble
8. Reason to Be
<Member>
・Steve Walsh(Keyboard, Vocal)
・Robby Steinhardt(Violin, Vocal)
・Kerry Livgren(Guitar, Keyboard)
・Rich Williams(Guitar)
・Dave Hope(Bass)
・Phil Ehart(Drums)
1979年リリースの6th。5thや6thが持っていたプログレッシブ・ロックのエッセンスがかなり後退し、根っこはアメリカン・ロックであることを提示した作品です。
もうこのアルバムを聴く前に"Power"を聴いていたので、ハードロックバンドとしてのKansasへ違和感はなく、認めうる範疇のものでした。張りつめたインストゥルメンタルパートは激減しました。無くはないのですが、英国のバンドのそれとは違い、アメリカのバンドだなぁとつくづく思わせる物でした。まぁ、もともとアメリカのバンドですから。おそらく、ハードロック寄りのSteve Walsh主導で作られたのでしょう。
このアルバムでは冒頭の"On the Other Side"が評価が高いし、シングルカットされた"People of the South Wind"も良い曲だとは思いますが、個人的には"Away from You"が良いと思います。この軽快な曲が1番好きですね。かなりポップで解り易いですけど。
その次の"Stay Out of Trouble"は残念な曲です。Emerson Lake & Palmerの3rdアルバム"Trilogy"のこれも最後から2番目の曲に"Living Sin"という曲があるのですが、それと感じが似ている捨て曲です。
それ以外は良い曲です。