毒まんじゅうはいかが?

CDのレビューとかなんとか

Maximum Security/Tony MacAlpine

2015-03-21 23:03:35 | レビュー

<List>
1. Autumn Lords"       3:26
2. Hundreds of Thousands"       3:15
3. Tears of Sahara"       3:46
4. Key to the City"       4:38
5. The Time and the Test"       2:39
6. The King's Cup"       3:27
7. Sacred Wonder"       4:13
8. Etude #4 Opus #10" (Frederic Chopin)     2:05
9. The Vision"       3:30
10. Dreamstate"       3:28
11. Porcelain Doll"  

<Member>
・Tony MacAlpine(Guitar, Keyboard, Bass)
・George Lynch ? additional guitar solos (tracks 3, 9)
・Jeff Watson ? additional guitar solos (track 6)
・Mike Mani(Keyboard) programming
・Deen Castronovo(Drums) (tracks 1?3, 5, 6)
・Atma Anur(Drums) (tracks 4, 7, 9?11)


1987年リリースの2ndソロアルバム。まだTony MacAlpineの髪がふさふさ過ぎて鏡獅子の様だった頃の作品。
 
Tony MacAlpineのアルバムは当時の速弾きギターリストの1人ですが、Tonyの作る曲はとても良いのが特徴です。ですからオールインストゥルアルバムであるけれども聴いていて飽きません。
 
でもやってしまうんですよね、ネオクラシカル派の対位法。あれをやられると「マカルパイン、お前か」と思ってしまいます。でも他の速弾きギターリストよりは全然多用してはいませんよ。
 
彼はギターリストの前にピアニストでもあり、高速キーボーディストでもあります。なので、ギターでも小指の使い方が上手い。"Etude #4 Opus #10"ではピアノソロを演奏しています。ショパンですね。上手い!難しい曲です。
 
そして、豪華ゲストの面々。ドラマーにDeen Castronovo、ギターリストとしてJeff Watsonと人づきあいが悪そうなGeorge Lynch!特に名曲"The Vision"でのGeorge Lynchのプレイは強烈です。完全にTonyのお株を奪う目立ちぶりです。ひょっとしたら、Dokkenを含めてGeorge Lynchのベストギターソロかもしれません。続くTonyのプレイが下手に感じる程です。下手ではありません。この曲と、続く"Dreamstate"への流れが良いんですよ。
 
今はツルツルです。