地デジ

これはてっきりアンテナの方向が変わったに違いないと疑い、屋根に上ってアンテナを動かしてみたがかえって映りが悪くなり、結局今の方向が最適と分かった。　２～３回同じことをして確認したが何時も同じ結果だった。　じゃあ何が原因だ？　ネットで調べたＮＨＫの地デジ相談室に電話したところ「今年の夏の暑さでアンテナに取り付けられた外付けブースター（信号増幅器）の故障が多かった」と教えてくれた。

また屋根に上ってブースターの蓋を開けボリュームを回したり、スイッチ類をいじったりしたが一向に変わらない。　ブースターを交換するしかないかと思ってヨドバシでブースターを見ると７～８千円もする。　もしこれを取り替えても良くならなかったらもったいないなーと、躊躇した。　

工事屋に頼むと工賃や部品代で１～２万円はすぐに請求される。　地デジはお金がかかるなー、と憂鬱になるが、さてどうするか。　やはりブースターを取り替えてみようと買いに行ったところ、売り場の係員から「それは取り替えてもたぶんダメですよ。　アンテナを高くするか、素子数を多くするか、アンテナの感度を上げないと」と云われて引き下がった。

もう一度ネットで地デジの受信不良を調べたらアンテナのケーブルのことが出ていてハッと思った。　そうだケーブルの接続を調べていなかった。　早速壁のコネクターから順にたどってテレビのアンテナ端子の所までチェックすると、何とテレビの入口のコネクターが外れかかっている。　何じゃー、これかー！　

溢れる情報に惑わされ、生半可な技術知識に溺れ、誰でも分かる最も簡単な調べをおろそかにした、お粗末な１ヶ月でした。