つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

ホノカアの町

2011-10-19 | 旅行
東のヒロは雨が多く緑が豊かで住み易いので、早くからハワイ島の中心地として開けた。 日系人も多くいたので市内の劇場には美空ひばりや有名人が来演した歴史が残っている。 しかし今は経済の中心は西のコナに移っている。

コナは雨が少なく水が不足したので昔は家の庭には大きな天水桶(今でも時おり見かける)に雨水を溜めて生活していたが、近年東側から水道パイプを引いて水の心配がなくなり飛躍的に人口が増え、観光産業が活発になっている。 世界で最も過酷なトライアスロン、アイアンマンレースが開かれる所として世界的に有名で、6月のコナマラソンは私も2回走ったことがある。

ホノカアはその中間で取り残されたような町だ。 高台なので風は涼しく適度に雨も降り緑は豊か。 スーパー、銀行、商店、図書館、病院などが揃っているので生活に不便は無く、ハワイを良く知った人たちはこの近くに広い土地を買い家を建てている。

コッテジのオーナーのGさんはハワイ人で、夫のBさんは長年ハワイ航空のパイロットをしていてハワイの隅々まで知り尽くしている。 定年後は馬を飼育してビジネスをしている。 偶然知り合った日本人のSさんは英国人の夫とともにここで陶芸品を作っている。 日系2世のMさんは生まれてからずっとこの地で暮らし、町外れの本願寺での日曜学校や昔の暮らしのことをいろいろ聞かせてくれる。 衣料品店のご主人Kさんは日本プロ野球史上始めての外国人選手で、近鉄パールズ時代、打率第2位のカップを見せてくれた。 首位打者になれなったことを悔しがっていた。 ホノカアに行くたびにそれらの人たちに会うのを楽しみにしている。

Bさんが飼育する馬


調教中のBさん


陶芸家のSさん夫妻


町外れの本願寺


小さな映画館(先年、映画「ホノカアボーイ」の舞台になったところ)


土曜日には小さなファーマーズマーケットが立ち、ハワイアン音楽を聞かせてくれる

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