陸前高田市の人口は22,246人、震災で亡くなられた方は1,735人、市内での遺体発見数1,555人、その多くの人がこの寺で弔われたのだ。 そしてその中には多くの児童がいた。 境内の一隅に新しい木造の小さなお堂があり、中に木造の親子地蔵が祀られている。 お堂の両脇には小さな銅製の小児の像があり、一目見て籔内佐斗司の作品とわかる。 説明版を読んでやっとわかったが、このお堂と地蔵菩薩は津波で流された高田松原の松の木で作られたのだ。 籔内佐斗司はこの地蔵を作って被災地の方々が手を合わせ涙を流す姿を見て、仏像が文化財や美術品である前に手を合わせる対象であり、人を救う存在であることをこれほどはっきり教えられたことはなかった、と書かれたあった。 お地蔵様のお顔は本当に人の心を和ませる穏やかなものだった。
裏の墓地に回り、ずっと奥に行くと広く開けたところがあり石碑と多くの小さな石塚があった。 石塚には陸前高田の小学校名とNo.が書かれてある。 ここでは多くの学校が津波に襲われ、そこで亡くなった児童や生徒がたくさんいるが、身元の分からない遺骨をここに納めているのだそうだ。 この小さな石塚を見るとなんとも痛ましい限りだ。 今まではボランティアに来て被災された方々と触れ合うことがあっても、亡くなられた方々を直接想う機会は少なかったが、ここに立つとその方々と向き合っているようで、改めて無念さと無力感を思わされた。 ここに連れてきてくれたSさん、Eさんに感謝!
普門寺の山門
本堂
親子地蔵菩薩
籔内佐斗司の児童像
亡くなった児童を悼む石碑と石塚
裏の墓地に回り、ずっと奥に行くと広く開けたところがあり石碑と多くの小さな石塚があった。 石塚には陸前高田の小学校名とNo.が書かれてある。 ここでは多くの学校が津波に襲われ、そこで亡くなった児童や生徒がたくさんいるが、身元の分からない遺骨をここに納めているのだそうだ。 この小さな石塚を見るとなんとも痛ましい限りだ。 今まではボランティアに来て被災された方々と触れ合うことがあっても、亡くなられた方々を直接想う機会は少なかったが、ここに立つとその方々と向き合っているようで、改めて無念さと無力感を思わされた。 ここに連れてきてくれたSさん、Eさんに感謝!
普門寺の山門
本堂
親子地蔵菩薩
籔内佐斗司の児童像
亡くなった児童を悼む石碑と石塚