つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

神戸マラソン⑥ 終盤

2012-12-03 | スポーツ
御崎公園ではヴィッセル神戸や神戸製鋼のホームの神戸スタジアムが左に見えてきた。 ここで30kmの通過は3時間18分、20km~30kmは1時間10分で、1km7分のペースに落ちたが、さてここからが本当のマラソンの始まりと気持ちを奮い立たせた。 後ろから来たランナーにどんどん追い越されるが、スピードが落ちたからか胸の「負けないぞ!岩手」を見て、「岩手頑張れ!」と言ってくれる人が多くなり元気づけられた。 もちろん毎回振り向いて手を振り「ありがとう!」とお礼を言ったが、その度にスピードはまた少しずつ落ちた。

三菱造船所のある和田岬を過ぎ中央卸売市場の前を通ってJR神戸駅前では大きなショッピングエリアに入り、盛大な声援や中国の獅子舞の賑やかな応援を受けた。 少し元気が出て最も苦しくなる35kmを通過して右に曲がると正面に大きな上り坂が見えた。 このコース最大の難所の浜手バイパスに入るところだが、今までのマラソンで大きな橋を渡るのとあまり変わらない気がした。 泉州マラソンではこんな坂を4回登るのだから大したことはないと思って走り続けるがスピードはガタ落ち。 周りはみんな歩いているが私は走っているので多少優越感はあるが、速度は同じようなものなのでガッカリだ。

なんとか坂を登りきると平坦路になるが自動車専用道路なので応援はない。 でも右の目の前にポートタワーが大きく見え、神戸港が見渡せて素晴らしい眺めだ。 車じゃアッという間に通過するので、これは神戸マラソンを走るランナーしか見られない景色だろう。 朱塗りの神戸大橋を渡ってポートアイランドに入った。 ここからは平坦地で、なんとか完走できそうだと思った途端に気が緩んだのか39kmで50mほど歩いてしまった。 さすがに息が荒くなているので歩きながら呼吸を整え再び走り出した。 前方には3筋の放水が見える。 港に停泊した消防艇から最後の元気付の勢いの良い放水で美しい。 

40km通過は4時間43分、30km~40kmは1時間25分で1km8分以上かかった。 これじゃ5時間は切れないがまあいいや。 目指すは完走だ、完走! 給水の度に頭にも脚にも冷たい水をジャブジャブかけたが、脚はピクピク動いて痙攣一歩手前だ。 最後の吸水で学生から殺し文句の声援を受けた。 「走っている姿、カッコエエですよ!」 これには参った。 もうひと踏ん張り頑張ろう。

朱塗りの神戸大橋(神戸新聞より)


満艦飾の消防艇から激励の放水(神戸新聞より)


ポートタワーは高いところから目の前に見えた(壁紙写真より)


最新の画像もっと見る