つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
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味スタ西競技場

2012-06-29 | スポーツ
東京には今まで400mのサブ競技場を持つ陸上競技場がなかったので、久しく日本選手権や国際大会が開かれていない。 国立競技場といえどもサブ競技場が代々木公園の織田フィールド競技場というのでは選手はウオーミングアップ後にバスで移動しなくてはならないので現実的ではない。 実際1991年に国立競技場で世界陸上を開いた時は、神宮外苑の広場に臨時の400mトラックを作って間に合わせた。 来年の東京国体では国立競技場は始めから予定に入っていない。

代わって今までサッカー用だった味の素スタジアムを陸上競技用に改装し、サブ競技場も作って東京国体の開会式や陸上競技はここで行なわれることになっている。 東京にもやっと公認第1種競技場ができた。 サブ競技場といっても練習だけでなく競技会も開けるようになっていなかればならない。 トラックは全天候型で8レーン以上、3000m障害の水壕、棒高跳びやハンマー投げの施設、等々が備えられ、トラックの記録は写真判定設備で行なわれる。

この日はこれらの設備を始めて使うので少々戸惑いもあったが、のんびりした小さな競技会だったので無事に進行できた。 でも写真判定のカメラはゴールライン脇の移動式審判員席の最上段に取り付けられているので、毎回出し入れされる。 その都度写真判定装置メーカーの専門家の調整が必要なので、どうやらここでの競技会は頻繁には開けそうも無い。

ちなみに国立競技場は2020年オリンピック招致のため大改造が計画されつつあり、スタンドは5万人から8万人収容に拡大し、屋根付きで検討されているようだが、さてサブ競技場はどうするのだろう。

味の素スタジアム西競技場の案内


真新しいトラック


スタンドの下には大きな石積みが4箇所ある 設計者の趣味で作られたオブジェだそうで、競技場にはふさわしく無い、近々撤去されるそうだ


スタンド最上部はウッドデッキで、のんびり観戦できる


こじんまりした4大学の開会式


写真判定のカメラは審判員席の最上段に取り付けられている


審判員席は移動式で、競技終了後に片付けられる


写真判定装置は最新式で小型化されている


私の担当した記録室



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