一斉清掃

午前9時に家々から人が出てきて道路脇や公園の雑草取りがはじまる。　毎年出てくる人の数はあまり変わらないようだが、定年後の男性の数は少しづつ増えているようだ。　中には父親の代から2代続いて熱心に参加し、街路樹下のツツジやサツキの剪定を1時間も前から始めてくれている人もいる。　公道や公園なので本来は市役所の仕事だが、花木は剪定に適した時期があるので、毎年労働奉仕してくれているのだそうだ。

街路樹下の雑草が少なくなったと思ったら、数年前から数人の女性が花を植え、定期的に水をやり、きれいな花壇に生まれ変わらせていてくれたからだ。　1年を通じての活動は大変なご苦労だが、おかげでこの街の美しい風景を演出してくれている。　市の道路アダプト制度を活用し、資金援助はないが道具の貸出などを受けているそうだ。　剪定をしてくれている人も花壇を作ってくれている人もみんなゴルフ会のメンバーで、この街は自治会はじめスポーツ、リクリエーション、防災、防犯のあらゆる活動にゴルフの縁がそのまま地縁となってメンバーが関わっている。　

数年前にブラジルの若い男性が我が家にホームスティしたとき、ちょうどこの日に当たったので清掃に参加させた。　「ヨシキタ！」と頑張ってくれたが雑草の根の手ごわさに音を上げ、汗びっしょりになってシャワーを浴び直した。　その後府中の日本ダービーを見に連れて行き、何レースか馬券を買って、一緒に興奮を楽しんだことを懐かしく思い出した。

道路の一斉清掃開始


公園清掃は皆で雑草取り


公園脇も清掃


雑草を積み上げたが以前より少なくなった


綺麗になった街並み


道路脇の花壇