つれづれ雑記

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サクラの旅 飯田の舞台桜

2012-04-23 | 旅行
長野の善光寺のご本尊を長野に移す前、一時ここに安置されていたのが寺の名の由来とか。 長野善光寺をお参りしたらここにもお参りしないと片参りと言われるらしい。 境内はあまり広くないが本堂はどっしりとした立派な建物で、内部のお戒壇めぐりもできる。 山門脇に奉納額のお堂があり「金的中」の額がたくさん掲げられていた。 後で調べたら三河からこの地方にかけて弓道が盛んで金の的を射るように願う、つまり幸運を得るようにとの願いらしい。





お寺から少し歩くと広場の一角に大きな満開の枝垂桜があった。 樹齢400年と言われるこの樹は、全体が赤く染まって見事な紅彼岸桜だ。 花は5~10の花弁が混じりあっているので半八重と呼ばれているが、実に艶やかで美しい。

舞台桜と言われる由縁は、ここは明治時代に設立された小学校の跡地で、このサクラの側にチョッと変わった大きな和風の建物があり、この1階が歌舞伎舞台、2階が教室になっているそうだ。 飯田の近くの大鹿村には伝統の歌舞伎が継承されており、昨年亡くなった俳優の原田芳雄主演「大鹿村騒動記」の舞台になったところだ。 きっとこの周辺は古くから農村歌舞伎が盛んな所だったのだろう。 機会があればこの建物の中や歌舞伎も見てみたい。








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