つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

気仙沼 唐桑半島

2013-08-10 | 災害
気仙沼は太平洋側に天然の防波堤とも言える大島があるので高波の影響が少なく、台風が来れば多くの漁船が逃げ込む良港だ。 そして大島のさらに太平洋側には唐桑半島があるので、気仙沼港は2重の防波堤を持っているようなものだが、今回の津波はそれら全てを舐め尽くした。 唐桑半島は気仙沼から約20kmで、普通ならなかなか来れないところだが、Sさんは以前カキ小屋に来たとき、このレストハウス「漁火」に立ち寄り、その店主と親交が出来たのだそうだ。 今回は店主に事前に予約を入れてくれたので、なかなか食べられない豪快なメカジキの背びれの煮込み、通称「ハモニカ」を全員が頂いた。

天候が良ければここからの半島の眺めは絶景だそうで、さらに季節が良ければ入江が霧で埋まる海霧は、なかなか地元の人でも見れない光景だそうだ。 あいにく景色は楽しめなかったが、ハモニカの味は絶品で、皆黙々と食べた。 腹ごしらえができたので帰路につき、唐桑から1時間半くらいで一関インターについた。 ここまでは全てSさんの運転だったが、東北自動車道はSさんの同僚のHさんに交代。 Hさんの運転も技術、マナーともに素晴らしく、安心して眠ったりおしゃべりしている間に東京に着いた。 こういう信頼のおける人がいるからボランティアにも安心て参加できるのだ。

いつもボランティアに参加するときは、私のような高齢者が若い人の中では話も噛み合わず一人浮き上がって不愉快な思いをさせるのではないかと躊躇するのだが、いつも皆さんが気を使ってくれて楽し思いをさせてもらっている。 今回もまたリーダーのSさんの行き届いた心遣いと率先して行動する姿に、高齢者だからといって甘っちょろいことは言っていられないなと反省させられた。 そしてミュージシャンのEさんのいつも明るく場を和ませてくれる人柄にどれほど助けていただいたか。 皆さんに感謝です。

ハモニカ定食

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