つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

七ヶ浜で足湯ボラ④

2012-05-05 | 災害
反省会の後は皆で隣の多賀城市のスーパー銭湯へ行き、2日分の汗を流してサッパリした。 夕食は美味しい回転寿司をたくさん食べた。 昨日の牛タン料理屋もこの回転寿司店も満席。 他のどのレストランを見ても駐車場は一杯で被災地と言う雰囲気は全くない。 ほんのチョッとの差で被災された方々とそうでない人たちの暮らしの差は極めて大きい。 ことに家を流された人はほとんどが漁業関係者でかつ高齢者。 もう新しい家を建て直して、そこに住む余命も限られていて、難しい選択を迫られている。

翌日も早く目が覚めたので再び自転車で付近を探索した。 あいにく霧が深くて見通しは良くなかったが、小豆浜ではサーファーが早朝から大勢波乗りを楽しんでいた。 高山の外国人別荘地は高台なので被害はなかったようだが、海岸の美しい景観は全く望めなくなったようだ。

菖蒲田浜の道路脇の家屋は全部流されていたが、残った門扉や基礎を見るとどれも新しい海辺の豪邸だったようだ。 美しかっただろう海辺の公園と道路は破壊されたままの無残な姿だった。 大破した無数の車の集積所の中にいると、車が無言で悔しさをこらえているように思えた。 広域開発された水田はヘドロが堆積したままで、いつになったら元の緑の田んぼに戻るのか想像もつかない。

七ヶ浜町の人口は昨年の3月が6,568世帯、20,855名、今年の4月が6,445世帯、20,133名で700人減少している。 被災状況は、死者と行方不明者が99名、仮設住宅は7箇所、421世帯、1,267名、民間賃貸住宅での仮設扱い者は209世帯、743名で、人口の役10%が仮設住宅で暮らす人たちだ。 仕事を失った人の町外流出はこれからも続くのだろうか。

海岸沿いの豪邸の真新しい基礎


破壊された家の庭の片隅に咲いた花


高山の外国人別荘


高山からの眺め


大破した車の集積所


破壊された海岸公園




広大な水田はヘドロと瓦礫

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