うまくいかない時、原因は必ずどこかにある。
原因をきちっと把握することがまず重要なこと。たとえば、収入がなかなか伸びないときは・・・
- 市場環境が外的要因で変化していないかが気になるところ
- コンプライアンス不況なんてその典型的だろう
- いままでの市場を新規の競合他社に取られてしまっている場合
- たとえば、インターネットの登場はシンクタンク業界・調査会社業界に多くの参入者をもたらした
- 市場そのものが、原因はなんであれ、縮小ないし消滅しようとしている
- たとえば、無線呼出し(ポケベル)
- 等々
- 内的要因としては外的要因と密接に関連しているが・・・
- 外的環境の変化に対応していない、ないしはできない
- 3C分析など自社を取り巻く環境の分析ができていない
- 当然ながらそれを前提とした成長戦略の欠如
- 結果として積極的な事業展開ができない
- 営業活動をしていない
- 社内体制の不備(AM体制、情報の共有)
- 担当者のサボタージュ
- 継続性の欠如
- 結果として顧客の問題意識、状況の把握ができない、市場環境そのものの変化にも気がつかない
- 新しい案件に対応できない
- 人材不足(量と質)
- 新規市場の開拓が進まない
- 経営の非効率
- 部下へのインセンティブの付与がうまくいっていない
- 組織力を活かせていない
- 結果として仕事量をこなせない
- 結果としての顧客満足度の低下
- 自社分析が欠如しているため原因の特定不可
- 顧客開拓や継続案件の受注の困難性増大
あまり体系的に整理できていないけど、上記のような課題が考えられる。さまざまな原因が考えられる中で、どの原因がクリティカルかを特定し、解決するための優先順位を定めることが重要になる。
ここでその原因を間違って認識してしまうといつまでたっても事態は好転しないだろうことは誰にでも想像がつく。
最近つくづく思うのは、組織の中で上記のような問題が起こったとき、キー・パーソンとなるのは、社長ではなく、中間管理職以上取締役以下の人だということだ。当たり前だが、これらの人が上記の課題に対して、主体的に動き、解決し対応していくことが危機を脱出できるかのカギになる・・・と思う。
うまくいかない時はそこの人たちに問題があるということになろう。
自分は何ができるのか、常に自分を見つめ、組織を見て、どこでどのような貢献をすべきかを考えながら行動する・・・それが要求されるのだと思う。