映画道楽

人生をいう道を楽しむために楽にするために映画を楽しみます。

プール★★★

2009年09月12日 | タイ
夫婦揃ってタイ好き。年に一度か二度はタイに行く。

首都バンコク、南のビーチ・リゾート、北部のリゾート、ついでにイサーン(東北部)も大好き。

「プール」ではチェンマイに行ったような雰囲気をたっぷり堪能できた。

タイの北部にあるチェンマイはバンコクにつぐタイの第二の都市。とはいえ都会という感じはまったくしない。

まず驚くのは時の流れ。
時がたつのがゆるやかに感じる。まるで新幹線から田舎のバスに乗り換えたような感じだ。いかに日本でセコセコ生きているかが分かる。

タイ人は歩き方をみれば日本人だとわかるという。日本人はちょっと前かがみに歩幅少なく早足で歩くらしい。

さて、映画「プール」。
チェンマイに住む母に会うために娘が日本からやってくる。母はゲストハウスに住み込みで働いている。ほかに、オーナーは初老の日本人女性。なんとなく居ついた日本の若い男、そして孤児のタイ人、捨て犬、捨て猫が少々いる。

次第にそれぞれの事情や人間関係がわかっていく。背景の中心にゲストハウスの「プール」がある。あまり説明的なことはなく、娘が滞在する数日間を描いている。

自然を感じながらシンプルに生きる。至福の人生だと思う。あのプールサイドで死ねたらいいな。そんなことまで思ってしまった。

タイ・チェンマイの魅力を知る人にはたまらない作品。行ったことがない人は、ぜひ行って、この作品を観ると、また癒されるはずです。