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北のはげおやじの徒然日記

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開業ほやほやのリゾートホテル(その3)

2015-08-31 09:39:00 | 

​案内されたお部屋は2202号室、息子が私の足の不自由な

事を伝えていたようでエレベーターの直ぐそばのお部屋を用意

してくれていた。


お部屋は、写真通り「洋室(ツイン)」。

広さはかなり余裕がある。

6月に泊まった秋田上畑温泉の「さわらび」(玄関回りが広い

上に、ツインベッドの洋室とその奥に10畳の和室が配置され

た贅沢な造り)程ではないと思うが、ゆったりした造りで癒され

る。昨年、浅草で連泊した時のホテルのセミスイートくらいの広

さはありそう。


部屋中央に長椅子が壁際におかれ、その右手にライティング

デスク、長椅子の向かいには50インチの液晶テレビが、

家具の中に納まり、家具の中にはコーヒーセット(豆を挽いて

ドリップして飲むように、手回しのミルまでおかれていた)などが

納められていた。


テレビをかけてみたが、土地柄か、地上波は届いていないらしく、

BSのみの受信であった。


窓は阿寒川に面しており、外側を見ると木々の緑と水面が目に

入ってくる。阿寒川をゆっくり眺める事が出来るように配慮した

2人用のベンチシートが建付けられているのは、微笑ましく

嬉しい。


その右手にガラス張りになったお風呂がある。

「ビューバス」とよばせている。


今流行の露天風呂付きのお部屋ではないが、新しい檜の香を

感じながら、長く使っても湯疲れしない程度の適温の温泉につ

かり、窓を開放して入っていると極楽である。


私は、朝にこのお風呂に入ったが、河畔の爽やかな朝の空気を

感じながら一人のんびりと入浴出来たのは最高であった。



話は前日に戻る。



お部屋のお風呂の他に、大浴場と貸し切り風呂(3カ所)がある。


今更、夫婦二人で貸し切り風呂もないだろうと大浴場へ行こうと

したところ、折角来たので、貸し切り風呂もどんなものか入って

みたいと妻が言うので、渋々つき合う事にした。


隣り合わせに3カ所のそれがあり、3カ所しかない為、待たされる

事になった。待ち人の為に、4席の椅子が用意され、その向いに

今利用中のし切る風呂が電光掲示で表される。それのどれか

が消えると、間もなく次の人が入れるようになる。15分程して先

客が出てきたので、入ろうとしたところで、先客(私と同年輩のよ

うにお見受けした)の方から、「狭いし、熱いし、洗い場に石けん

類はないし、長く入っているところではない」と額に汗をしたたら

せながら話しておられた。


その言葉を聞きながら入ると、まさに先客が言う通り。

天井は低く、湯船はわれわれ夫婦の様な肥満の人間が二人

入ると手足をたたまなければならず、かといって、一人づつは

いるともう一人は、洗い場で何もせずに待っていなければなら

ない。


これは頂けないと感じた。

利用した人は皆がそう感じたのではないか。あの程度の貸し

切り風呂なら、「無い方が良い」と言うのは言い過ぎか。そん

な感想でした。


それに引き換え、大浴場は良かったのひとこと。

特に規模がきいと言う訳ではない。

洗い場の蛇口のある場所を一度に使える人数は8席程度。

それに内湯、サウナ、水風呂、露天風呂があり、湯温は適温。

水風呂は15度程度。ほてった身体を冷ますのに丁度いい。

露天風呂からの阿寒川のせせらぎの音を聞きながらの入浴は、

いや良いですね。


それほど、お風呂に特徴がある訳ではないが、川のほとりに露天

風呂が配置された造りは、やはり良い。

8月下旬の爽やかな季節に利用できたのも、好印象を持つ要

因の一つだろう。



部屋の中央、長椅子から向い側を写す

この家具の裏側におトイレ、左手にビューバス

IMG_1843.JPG


部屋中央から左手の窓側を写す

阿寒川を眺めるベンチシート(次の日の朝に撮ったため、バスタオル

を背もたれに干している写真で申し訳ない)

ベンチシートの右のと名ガラス張りのところがビューバス

窓を開放すると露天風呂と同じ(地上3階部分に当たるので虫も居ません)

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​中央右手(玄関から入ったところ)のツインベッドルーム

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部屋に備えられていたコーヒー豆を持ち帰って、今日ミルを挽き飲んでみました。

どこの豆かは表示されていませんが、内容量は40g(4〜5杯分)で、結構な量。

豆の色はかなり黒っぽいので、焙煎温度は210度くらいでしょうか。(私は200度

の焙煎温度のコーヒーを飲む事が多い)

ブラックで飲むと、苦みが強く感じたが、元々、砂糖・ミルク派の私は、それを加えて

飲んでみました。苦みがまろやかになり、とっても、美味しい。気に入りました。​


DSC_0193.jpg


細かく書きすぎる癖があるようです。もっと簡単に書こうと

書き始めるのですが、ついつい長くなってしまう。

お陰で疲れてしまいました。(笑)


次は、いよいよ夕食です。

「その4」に続きます。



開業ほやほやのリゾートホテル(その2)

2015-08-30 16:04:00 | 

​オンネトーからホテルまでは24km程度。


国道240号線を、左手に阿寒湖畔を見ながら

通り過ぎ、根室方面と釧路方面への分岐点

を右折しほどなく、右手に看板とともに誘導路

整備された突き当たりにそれはあった。


道路上に誘導員の方がおり、「お泊まりのお客

様ですか?」とたずねられたのでうなずくと、

ホテル正面玄関へ通ずる道路に誘導され、到

着した。


翌日、外回りを散策したところ、ホテル正面玄関へ

続く道路の途中に、釣り人専用の駐車場が

整備されていた。


釣りだけを目的に来られる方向けの駐車場も

整備しておられるようだ。


息子に聞いたところ、大きなニジマスが釣れる

とのこと。因に、入漁料(料金不明)が必要で、

原則「キャッチ&リリース」らしい。


私も昔は渓流釣りに没頭していた時があり、

良く釣りに出かけたが、リリースするという釣り方

には馴染めない。


ヤマメやニジマスはサイズが極端に小さいもの

は放すが、そうでなければ、自宅に持ち帰り、

自らさばいて、美味しく頂戴したものだった。


職員の方々の対応は、開業ほやほやなので、

新鮮な感じがした。張り切って仕事をしている

事が感じられ、良いものである。


息子が調理師としてお世話になっている事を

フロントの方にお話ししたところ、支配人がわざ

わざ挨拶に来てくれた。


チェくインシートに必要事項記入して、チェック済

ませた後、フロントの方が館内の説明をしてくれた。

一般的な説明の後、質問がないか尋ねられたので、

「手ぬぐいは持って帰っていいのか?」と聞いたところ、

当館では「そのようにはなっておりません」とのこと。

なるほど、温泉旅館などでは、持ち帰る事を前提にして

旅館の名前入りの手ぬぐいを用意している事が多いが、

ここのタオルは名前入りのものではなかった。


説明で、もう少し懇切に説明してほしかったと思ったのが、

追加料金なしで利用できるものが何かということ。


地下1階にの大浴場や貸し切り風呂を上がったところに、

集い処「ウタル」と言うスペースがあり、ジャガイモやトウモ

ロコシ、そして夜にはアイス、翌日にはヨーグルトが追加料

金なしで自由に食べられるようになっている事は、渡された

説明書に書かれていた。しかし、その事は書いたものをくまなく

読まなければ分からない事であり、このホテルの特徴で

売りの一つになるのであれば、説明はあってしかるべきと

感じた。

また、部屋の冷蔵庫に入っているミネラルウオーターや炭酸

水、コーヒー(豆をミルで挽いて、ドリップして飲むようになって

いる)などが追加料金なしで飲める事などの説明もなかった。


このホテルをアピールする大事なサービスだと思うので、残念。


因に、集い処では、22時30分から23時30分まで

夜鳴きそばの提供があったようだが、私はその時間

​床についていた。​



釣り人専用駐車場に車を停めて

車の奥に見えるのがホテル(地下1階、地上3階建て)

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地形の関係から見える建物は真ん中が1階で、下が地下1階とのこと

阿寒川のすぐ側である

大雨などの時の泥流や鉄砲水の心配はないのか気になった

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疲れたので、「その3」に続く​


開業ほやほやのリゾートホテル

2015-08-29 06:39:00 | 

​一昨日から昨日まで1泊2日で道東方面へ行ってきました。


8月25日にプレオープン(グランドオープンは9月15日)した

次男が勤めるホテルに宿泊のため。


自分の店を持つ計画を練っていたところ、先輩筋にあたる

方から開業時の手伝いを頼まれ、赴任する事にした(本人

曰く)。


プレオープンのため、通常料金(1泊2食25,000円〜、かなり

高か目)より安く料金を設定(1泊2食18,000円〜)しているが、

職員家族の利用にはそれよりも安い料金で宿泊させていただく

事が出来るらしく、息子から「来ないか」と誘いを受け、二つ返事で

でかけたもの。


朝、愛犬「耕太」をいつも預かっていただいているなじみの業者

の方に預け、いざ出発。我が家から目的地まで片道300kmの

距離である。


ドライブは道東道占冠PAで小休止し、高速終点の足寄ICを降りた

ところで12時近くになり、道の駅「あしょろ銀河ホール21」で昼食

休憩。

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足寄といえば「松山千春」さん

手形の手のひらにある緑色のボタンを押すと千春さんが

朗々と歌う「大空と大地の中で」が聞こえてくる。(音質はなかなかいい)​​

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十勝名物の「豚丼」を頂いたが、となりの席に座っておられたご夫

妻の奥さんがよくおしゃべりをされる方で、いろいろお話を伺った。

「三重県伊勢市から来られたということ」

「ご主人は83歳」

「車(別れに拝見するとガソリン車のパジェロロングボディーでした)

で旅行して歩いている」

「車は83歳のご主人が殆ど運転している。奥さんの運転は見ていら

れないとのこと。(私と同じだ〜)」

「ご主人はマスターズの陸上競技で槍投げや円盤投げなどの投擲種

目で記録を持ち、現役の選手であること」

「北海道には、何度も来ておられるらしい」

「今日、苫小牧から太平洋フェリーで帰るとのこと」

「元気なうちは旅を続けたいと頻回に旅行しているらしい。

10月にもイギリスに行くと言っておられた」

「ご主人は、パソコンに強いらしく、FBもやられ、旅行の手配は

殆どネットで行っているとのこと」

など、楽しく聞かせていただいた。

私たちが、話す内容に時々、反応を示さないご主人の表情に

若干の訝しさを感じていたところ、ご主人の方から「私は補聴器

が合わなく、良く聞き取れないので、妻が通訳している」と笑って

話しておられた。納得。

うらやましささえ感じてお別れした。


そうそう、豚丼は美味しかったが、写真を撮るのは忘れました。


13時過ぎに道の駅を出発し、次の目的地「オンネトー」に向かう。

この道を通るのは、何度目だろうか。少なくとも3往復はしている。

昨年も「神の子池」を見る為に、養老牛温泉に泊まったときにも

通った道路であるが、一度も訪ねた事がなかった湖である。


雌阿寒岳の噴火で川が塞き止められて出来た湖だそうで、

それほど大きくはない。湖の色が四季折々、変化をするそうで、

伺った当日も微風快晴で、思わず「ワオー」と声が出来しまう程

の美しさで、シャッターをバシバシ。

ご紹介します。

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紅葉の時季に訪れるとまた綺麗でしょうね。


「その2」に続く。






カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 上畑温泉から新潟へ(旅行6・7日目)

2015-07-25 16:53:00 | 

 6月24日(水)、起床は6時前だったか。

 爽やかな日差しを浴びながら露天風呂につかり、ロビーで新聞を読みながらのんびり過ごす。まだ宿のフロントは開いていない。

 

 今日は今回の旅行の最終日、23時30分新潟港発のフェリーで帰路につく予定。フェリー乗り場まで286km、全線下道を通ったとしても、時間的にはかなりの余裕がある。

​ 

 朝の連続ドラマを見て、8時過ぎに朝食をとる。この宿は、メインの一汁三菜は膳で運ばれ、サラダやデザート、ソフトドリンクなどがバイキング形式のいわゆるサラダバーとでも言うようなもの。美味しく、朝食を頂いた後、用足しをして体調を整え、ゆっくりと宿を後にした。

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 当初から、この日は特に見て回る宛はなく、行き当たりばったりで行動する事としていたが、前々日、大理石海岸でお会いした横田出身のご夫人にご紹介いただいた横手市の「増田(町の名前)の蔵」を見て回る事にした。

 

 いわゆる「増田の蔵」として、売り出しはじめたのは10年くらい前かららしく、まだまだ全国的な知名度は低いようだ。

 

 古くからの伝統家屋や町並みを大切に保存している「京都」「奈良」「鎌倉」などは勿論、宿場町の「妻籠」、平家落ち武者の里「白川郷」、金沢の「武家屋敷通り」、そして、今年3月訪れた九州知覧の「武家屋敷と庭園」などを観光してきたが、今回訪れた「増田の蔵」も特殊な造りから一見の価値ありと思う。

 

 増田は、商業の町として発展してきたところで、メイン通りに面して18の蔵のあるお宅が公開の対象となっていた。家屋の中に作られる蔵で「内蔵(うちくら)」とよばれる。その造り方の贅の凝らし方など、とても貴重な文化遺産と感心した。

 蔵のあるお家は、面している道路から見ると、間口6間程度で一般的な商店のように見えるが、なんと奥行きは100mにもなるお家があり。正面玄関から長い通路(土間になった廊下)を通って裏口に出る為には100mもの通路を通らなければならない。その真ん中ほどから奥側に向かって、蔵が建てられている。母屋とは別棟ではなく、母屋の屋根の下に独立した蔵が建てられているのである。珍しい、建築様式のように思うが、豪雪地帯なので、冬場に蔵にあるものをとりに行く事などを考えると、なるほどと納得。貴重な歴史的文化遺産のように思う。


「道の駅」、気仙沼には「海の駅」があり、増田には「蔵の駅」があった

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蔵の駅の中にある内蔵

とっても立派、明治期の建物らしい

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正面玄関側を撮ったもの。長いのがお分かりいただけると思う。

ここは中間地点なので長さは想像いただけると思う

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​​


こちらの内蔵は別のお宅のもの

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蔵の横手から裏口を撮る

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説明してくれたご主人

とっても分かりやすく、ユーモアもあり、話上手であった

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ご主人が丹精込めて育てられているバラが裏庭に咲いていたのでパチリ

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 3月に訪れた知覧の武家屋敷通りの家々のほとんどは高級武士の邸宅で、大小の岩と松などを配した見事な庭園が見所、数トンはあろうと思われる大きな石は、江戸時代にどのような運搬手段を使ってここまで運んでくることができのだろうと先人の知恵に感心したものだが、この内蔵を見て、また、先人の技術の確かさに感心した。

 

 3軒の公開家屋を見学させていただいて、12時過ぎに増田を離れた。

 

 後は、新潟までゆっくりとしたドライブである。

 

 増田を出発する時刻が丁度昼食の時間であったので、そこで済ませれば良かったものを、途中のドライブインか道の駅にでも立ち寄れば、食べられるだろうと考えたのが、浅はかだった。行けども行けども見当たらない。

 

 タクシーは必要と思わない時には、何台もが目の前を通過するのに、いざ拾おうとすると、なかなか現れてくれないという事を経験された方は案外多いと思う。そんな感じかな。

 

 驚いたのは、道の駅は年中無休だと勝手に思い込んでいたが、途中で訪れた2つの道の駅は水曜日が閉館日になっており、トイレは使用できるが、土産物店やレストランが入っているためものが閉まっていたこと。閉館する道の駅があることを初めて知った。

 

 19時過ぎに新潟港フェリー乗り場に到着し、上船手続きを済ませ、ターミナルのレストランで食事を済ませて、車の中で仮眠をとる。流石に、4日間もドライブしてくると疲れが相当貯まっている。新潟の町に出て、焼き肉でもなんて考えもなくはなかったが、二人にはそこまでしなくてもなんて考えが浮かび、簡単に済ませる事になった。

 

妻が撮影した新潟港の夕陽DSCF2635.JPG

 フェリーに乗船すると、風呂には入らず、直ぐ寝てしまった。妻は入ってきたようだが。

 

 翌朝目が覚めると、秋田港であった。この船は、新潟を出発して秋田港に入り、最終苫小牧東港に入るコースになっていたようだ。秋田港に立ち寄る事は認識していなかった。

 

 フェリーは行きも帰りも天候に恵まれ、船の揺れを全く感じない。帰りは、気温も上昇し、デッキに出ていても、心地よい。船体後部に設置されたターフの下にリクライニングチェアがあったので、二人して、それに横になって2時間程うたた寝をしたのは、とても気持ちよかった。

 

船内で演奏されていた軽音楽の生バンドIMG_1254.JPG



竜飛岬

スマホの地図で位置を確かめながら撮ったので間違いないと思う

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韓国船籍か

コンテナ船と行き交う

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新日本海フェリーは就航45周年を記念して、乗船者を対象にビンゴ大会(参加費無料)とクイズラリー(クイズラリーは5問のフェリーに関する設問が、3階から5階にわたるデッキのどこかに張り出され、それに専用の解答用紙に記述して回答し、正解者の中から5名に商品を上げると言うもの)を行っていた。行きのフェリーの中では、ビンゴは私が当たり、新日本海フェリー特製のレトルトカレーが、妻はクイズラリー当選者の一人になり生びール券を頂いた。さらに帰りのフェリーでは、再度私がビンゴで2等をあて、系列のオーセントホテル特製のダブルチーズタルトが後日自宅に送られてきた。


ダブルチーズタルト(17cmくらいの大きさだった )

横にあるのは私の身障者手帳の裏面DSC_0172.jpg

 かくして、今回の旅行も無事に終える事ができた。

 帰ってきた当初は、疲れもピークになっている為、家に帰ってほっとするが、今は元気も取り戻し、もう新たな旅の計画を練りはじめている。(笑)

 

 今回の旅行記も、オフ会のレポを含めて6回の連載になってしまった。最後までおつき合いいただいた方々に、改めて感謝し、旅行記を終える。

 

カムリ・クラウン仙台オフ会2015と東北の旅ー小樽港から若隠居邸までー​ 

 

カムリ・クラウン仙台オフ会2015(写真1枚追加)

 

カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 秋保温泉から気仙沼へ

 

カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 気仙沼からくろさきへ(旅行4日目)

 

カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 くろさきから秋田の上畑温泉へ(旅行5日目)


カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 くろさきから秋田の上畑温泉へ(旅行5日目)

2015-07-19 21:50:00 | 

 6月23日(火)朝5時半頃、すっきりと目覚める。窓の外は、青空が広がり、昨日までの濃霧が嘘のように晴れ渡り、爽やかな日差しがさしていた。

 

 7時の朝食開始に合わせ、朝食をいただく。

 この旅行では、時間的なゆとりがあるため、のんびりと朝のしたくを整えて9時半頃に出発していたが、この日は、爽やかな朝日を浴びながら気持ちよくドライブしたくなり、8時には宿を離れた。

 

 まずは、昨日濃霧のため立ち寄る事を取りやめた「北山﨑」を目指す。目指すとは言っても、元々宿泊したところがその近辺のため、距離は5kmくらいのもの。ものの5分程度で到着した。

 

 朝早いため、駐車場には1台の車もない。遅れて、軽のワンボックス車が到着。「おはようございます」と挨拶を交わし、どこから来られたのか尋ねると、「3週間程北海道の各地を廻ってきた。寒かった。」と言っておられた。どこのナンバーであったのか忘れてしまったが、岩手のナンバーではなかったと思う。軽自動車をキャンピングカーに改造し、旅をしておられたようだ。この先、本州を南下しながら帰るのではないか。

 

 綺麗に整備された公園内を海岸目指して歩く。距離200〜300mくらいのもの。ふと「熊出没注意」の看板が眼にとまったが、走る事が出来ない私は、その時は「仕方ないな」と腹をくくる。(笑)

 

 綺麗に整備された展望台から、朝日を浴びた北山﨑の厳しくも美しい断崖地形が眼に飛び込んできた。Settaiさんが、訪れてみる事を強く薦めた理由がわかる。

 ウイキペディアによると、日本交通公社全国観光資源評価の「自然資源・海岸の部」で唯一の特A級に格付けされた所だとのこと。「なるほど」とうなずく。

 

 妻は、第一展望台から崖を下った第2、第3展望台まで足を運んだが、私はこの場で待つ事にした。

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私の印象。ネーミングがなぜ「北山﨑」なのか?「山﨑」は姓に多くある名前で、その名前から受ける印象からは、断崖絶壁で景観美にすぐれた景勝地という印象に繋がらない。余計な事ではあるが、もう少し適切な(印象に残る)ネーミングを検討した方がいいのではと思った。

 

 この公園内には、ネイチャーセンターがあり、資料や四季折々の映像などをみる事が出来るようになったいたが、開館が9時となっていた為、切り上げて次の目的地、龍泉洞へ向かった。

 

 龍泉洞までの距離は31kmおよそ40〜50分程度である。10時前には到着した。龍泉洞入口に近い市営の駐車場が整備のため閉鎖されていたので、お土産屋さんの無料駐車場に止めさせていただいた。

 

 気温は既に30度近くまで上がっているのではないだろうか。日差しがまぶしい。入口で入場券を買うが、例のように身体障害者1級の手帳を見せると、介添えの同伴者を含めて半額になる。二人併せて1人前の入場券で入場させていただいた。私は2回目の訪問でうっすらと記憶にあったが、妻は初めて。

 

 鍾乳洞は規模の大小はあるものの、鍾乳石、石筍、地下の川や池、大きくえぐりとられた洞穴など内部は何処も似た様なもの。私は行かなかったが、はしごを伝って下ると第一地底湖、第二地底湖などがあり、妻はそこまで行って、「神秘的」と感想を述べていた。全体の印象は、沖縄でみた鍾乳洞の規模を大きくした様なものとも言っていた。秋芳洞に次いでわが国2番目の規模を誇る鍾乳洞であった。20度に満たない洞内は涼しさを通り越して寒ささえ感じる温度であったが、外へ出ると強烈な日差しが襲ってきた。思わず、ソフトクリームを買ってしまったが、良いところにソフトクリームを売る店があるものと感心(?)した。併せて、別なところにある新龍泉洞もみてきたが省略。

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IMG_1210.JPG 駐車場をお借りしたので、何も買わないで失礼するのも気が引けたので、昼食をレストランでとる事にした。迷った時にはラーメンと言うのが、私の定番。メニューにある三陸ラーメンなるものを頂いたが、これは評価に値しないもので、ラーメンを食べると後悔する事は少ないのだが、今回だけは後悔してしまった。

 

 この日の予定はこれで終え、後は宿泊地の秋田県横手市上畑温泉に向かうだけ。217km、盛岡まで下道を走り、盛岡から高速を乗り継いでおおよそ5時間の距離である。

 

 旅行5日目ともなると、ドライブも結構飽きてくる(笑)。見慣れた風景が続き、感動も薄れ、ただただ運転に集中する。とは言うものの、盛岡に入るのは初めて。市内に近づいてくるに従い、「これが盛岡か」と感想めいたものを感じる。さすが、県庁所在地、道路なども綺麗に整備されているように感じた。

いつか、再度盛岡に立ち寄り、今度は1泊して「わんこそば」を食べたいと思った。

 

 高速に入り、途中一カ所「錦秋湖SA」に立ち寄った。ここは、上下する高速が1カ所のSAを共同利用する形式であった。なるほど、リーズナブルと感心した。

 

 宿泊地は、横手市外の田舎に1軒だけぽつんと建っている温泉宿であった。そこへ行く前に、明日訪れる予定の増田の蔵のある一画を確認して向かった。市内から16kmくらい、殆ど民家が途切れそうな田舎の一画にそれは建っていた。平日の所為もあるのか、駐車している車は、2台程しかいなかった。

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 建物の造りはお金がかかっていそう。立派に見えた。案内された部屋は、間取りが広くとられた二人で過ごすにはもったいない程。入ってすぐに玄関があり、左右に分かれて洗面台・お風呂のスペース、通路の反対側にはトイレと冷蔵庫が備え付けられ、その奥にツインベッドの洋室(多分14〜5畳くらいはあるのではないだろうか)とその奥に10畳の和室が備わっていた。膝の悪い私は、和室は殆ど使っていない。

 

 スタッフの接遇態度もよく、申し分ないように思えたが、残念ながら、お風呂の外回りが雑草で覆われ、不衛生に見えたり、渡り廊下から見える外側に、工事などで使用したものと思われる材木などが無造作におかれているのを見て、少々残念な思いをした。

 

 夕食も満足できるものであったが、省略。

 旅行第6日に続く。