東洋陶磁美術館を出て元来た道を北浜駅まで。
そこから堺筋線で日本橋駅まで。
歩いて5分ほどで国立文楽劇場です。
地下鉄の構内や通路に文楽の紹介の掲示。
紙屋治兵衛が遊女紀国屋小春とが深夜に茶屋大和屋を抜け出し、網島の大長寺で心中するわけですが、その道行の場面です。
頃は十月十五夜の 月にも見えぬ身の上は 心の闇のしるしかや
今置く霜は明日消ゆる はかなき譬えのそれよりも 先へ消えゆく閨の内
いとしかはいと締めて寝し 移り香も なんとながれの蜆川
このあと「名残の端尽し」でいろいろな橋を渡り、網島の大長寺までたどり着きます。
ちなみにこの大長寺の跡地には現在藤田美術館が建っています。
「双蝶々曲輪日記」の大宝寺町米屋の段。
「双蝶々~」といえば、歌舞伎では角力場、引窓が有名ですが、
文楽では時々通しが出ますね。(といっても不完全ですが)
これは「義経千本桜」の「道行初音旅」の静御前ですね。
四月公演の宣伝ポスター。
文楽鑑賞教室の宣伝ポスター。
左の階段を歩いて50mほどで国立文楽劇場です。
駅を上がって逆に少し歩くと、谷崎潤一郎の「蓼喰ふ蟲」の一部がきざまれた石碑。
とある店にもポスター。これは東京の国立劇場での公演ですね。
劇場前には「豊竹呂太夫」の幟が並んでいます。
そう、英太夫が六代目豊竹呂太夫を襲名し、第一部はその襲名披露公演なのです。
劇場前の桜、まだ残っていますね。
劇場前の柱にも演目のポスター。
上の写真でも見えていますが、劇場に足を進めると芝居絵。
1階の展示室では企画展示「豊竹呂太夫-代々の魅力-」展。
1階の売店でプログラムを購入し、2階へ上がる途中に吊看板。
二階には豊竹呂太夫襲名披露のご祝儀の展示。
写真のシャッターを切ろうとしたら突然横からスマホがにゅっと。
傍若無人。
そしていつものスタンプ。
今日の演目は
祖父は山へ柴刈りに 祖母は川へ洗濯に 「楠昔話」
「曾根崎心中」
女の人形には足が無いのですが、
「楠昔話」の祖母小仙、そして「曾根崎心中」の天満屋お初も、途中で足が出てきます。
小仙の方は「碪拍子の段」で洗濯をするために洗濯物を踏んでいるところで、
お初の方は「天満屋の段」で床下に隠れている徳兵衛が自分と一緒に心中する気があるかどうかを確かめるところで。
芝居が終わったのが午後8時半頃。
なんばWALKを通って近鉄大阪難波駅までブラブラ歩いてゆきます。
大阪に通っていたとき、帰りにここでよく皿うどん食べたな~。
ここでも服買った。
くじらパーク
近鉄大阪難波駅に到着。
ここにも文楽の大きなポスター。高さ2mはありますよ。
なぜかやってきた電車は行き先表示は「回送」なのですが、アナウンスでこれに乗れということ。
次回の文楽公演は6月。「文楽入門」。
例年は学生たちの貸し切りで、席があれば予約できるということでしたが、
「社会人のための文楽入門」「BUNRAKU for beginners」としてそれぞれ2日、1日公演があります。
夏休み文楽公演の演目はまだ発表されていませんでした。
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