東寺で小子房が特別公開されていました。
立体曼荼羅も久々に観たいし、五重塔の初層の特別公開も観たいし。
もちろん宝物館での「東寺の天部像」展が一番の目的ですけど。
共通券を1300円で購入です。
小子房のパンフレット。
初めてこんなところがあることを知りました。
小子房は鎌倉時代に後宇多天皇が建立した庵で、南北朝時代には北朝の光厳上皇が一時期ここを御所とされました。
通常は天皇や勅使をお迎えするための建物として使われました。
現在の建物は昭和初期に再建されたもので、六つの部屋で構成され襖絵は堂本印象画伯、
庭園は七代小川知兵衛によるものです。
門の端にある受付でチケットをもぎってもらってから入ってゆくと、
この前を左に折れて小さな戸をくぐると、大きなイチョウの樹、そして地面には鬼瓦。
向こうの方には檜皮葺の勅使門。
靴を脱いで庭の写真を撮りながら。
砂利が一部高くなっているのがわかりますでしょうか?
勅使が来ると、ここに緋毛氈が敷かれ、そこを通って小子房へと入ってくるそうです。
小子房に入ると、数人の職員さんがそれぞれの部屋の説明をしてくれます。
各部屋はちょっとずつ違って、天井、欄間、障子の枠などがランク別に豪華になってゆきます。
もちろん一番豪華なのは勅使の間でした。
外から見た勅使門。
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