涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

松竹座で壽初春大歌舞伎 昼の部

2017-01-08 15:00:00 | 古典芸能

3日前の木曜日、夜の部を観てきたわけですが、今日は昼の部です。

あの時になかった戎橋筋が戎橋の南東、かに道楽のすぐ東側に設置されていました。
そういえば明日は宵宮。本宮の日には宝恵駕行列。 

   

大阪難波駅から難波ウォークを歩いて戎橋商店街まで。
そこから地上へ出て5分ほど歩くと松竹座。 

  

昼の部の演目は、
・吉例寿曾我
・梶原平三誉石切
・恋飛脚大和往来 新口村

八代目芝翫が登場するのは梶原平三誉石切。
三人の息子が登場するのは吉例寿曾我。橋之助は梶原にも登場します。

やはり自分としては「恋飛脚」の方が楽しみでした。
今まで上方系だと、鴈治郎らの新口村、松嶋屋の新口村を何度も観てきています。
今回は松嶋屋系。仁左衛門が忠兵衛と孫右衛門の二役。
我當が元気なら、我當が孫右衛門、そして梅川は秀太郎で。

今回の梅川は仁左衛門の息子孝太郎です。

近松の原作「冥途の飛脚」では新口村は雨の中の出来事ですが、
雪の中だと雰囲気が出ますね。

「奈良の旅籠屋三輪の茶屋、五日、三日、夜を明し、二十日あまりに、四十両、使い果して二分残る。
鐘も霞むや初瀬山・余所に見捨ての親里の、新口村に着きにける」

大阪新町(心斎橋駅の西の方)から奈良、三輪を通って橿原市の新口村へ逃げてきた二人。
結局捕まって忠兵衛は千日前の刑場(松竹座の南東、歩いて5分ほど)で死刑になるんですが、
そういう事を知っているとしみじみとした芝居です。

芝居が終わったのが午後3時ちょっと前。

この後国立文楽劇場の第二部です。 

 



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