新聞を開くと、先日訪れた神戸市立博物館での「我が名は鶴亭」展の記事。
都立美術館の若冲展は凄いことになっているようですね。
完全あきらめです。
新聞を開くと、先日訪れた神戸市立博物館での「我が名は鶴亭」展の記事。
都立美術館の若冲展は凄いことになっているようですね。
完全あきらめです。
この前まで兵庫県立美術館で「富岡鉄斎」展が開催されていました。
前期3/12~4/10、後期4/12~5/8。
なので、4/10にそれぞれの前期、5/8にそれぞれの後期展を観に行こうと思っていたのに、
忙しかったのと、遠出が億劫だったので断念。
「我が名は鶴亭」展の後期展のみを今日観にでかけました。
今日「神戸まつり」が開催されるということで、凄い人出。
道路の端に多くの人が座り込んでいます。
普段なら10分ほどで博物館に到着できるのですが、15分ちょいかかってしまいました。
博物館の東側には今日の展覧会の大きな広告。
そして博物館内に足を踏み入れるとそこにも。
ここでは写真撮影が可能です。
今回の展覧会のちらし。
18世紀の京都、大阪に、
絵画の新風がやってきた!
その名は鶴亭(かくてい・1722~85)―長崎出身の黄檗僧、画家である彼は中国由来の美しく、おめでたい花鳥画「(南蘋風花鳥画」をかっこよくアレンジし、京都、大坂に初めてもたらして、一大ブームを巻き起こしました。一方で、黄檗僧が得意とした水墨花木図も数多く手がけました。憧れの地・長崎からやってきた鶴亭は、唐(から)の香りをまとう羨望の的。かっこいい花鳥画=「花鳥画(かっちょいい・が)」を生み出す鶴亭に、伊藤若冲も大きな刺激を受け、池大雅も深い交友を持つなど、京坂の画家に与えた影響ははかりしれません。本展は没後230年を経て、鶴亭の画業と生涯に迫る初めての回顧展です。鮮やかな色彩と豊かな表情の鳥が魅力的な著色花鳥画、大胆かつ冴えわたる筆遣いの水墨花木図の数々を展観します。その多くが初公開!あわせて、鶴亭が学んだ黄檗絵画や南蘋風花鳥画、同時代の画家や弟子の作品もご紹介します。若冲、大雅も憧れた鶴亭の花鳥画(かちょいいが)の世界をどうぞお楽しみください。 (ちらしより)
1階のホールではすでにこの展覧会が始まっています。
第1章:我が名は鶴亭!
ここでは、初公開の鶴亭の竹鶴図。
あとは3階と2階が展示会場。
第2章:鶴亭のエッセンス
第3章:鮮烈!花鳥画ワールド
ここには7点もの初公開の鶴亭の花鳥画。
第4章:墨戯前開
鶴亭って結構多くの墨絵を描いているんですね。
ここにも8点の初公開の鶴亭の墨絵。
第5章:鶴亭を語るモノ
ここには初公開の鶴亭の墨絵1点、初公開の書簡3点、初公開の短冊1点、そして池大雅の初公開の書簡1点。
第6章京坂流行る南蘋風/鶴亭風
ここには初公開の鶴洲の花鳥画1点、初公開の鶴翁の花鳥画1点、初公開の鼓嶽山人の花鳥画・墨絵各1点。鶴亭・佚山の屏風1点。
伊藤若冲の群鶴図屏風、風竹図、曾我蕭白の鷹図もありました。
第7章:鶴亭の花鳥画(かっちょいいが)
ここには初公開の鶴亭の屏風3点、花鳥画が2点。
階段の踊り場にこれからの展覧会の案内。
次回は6/18~8/28ボストン美術館蔵「俺たちの国芳、私の国貞」展。
これ今東京のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中のですよね。
そしてその次には「松方コレクション」展。
兵庫県立美術館での次の特別展は、7/16~9/22「生誕130年記念 藤田嗣治展 ― 東と西を結ぶ絵画 ―」
そして10/15~12/25に「世界遺産 ポンペイの壁画」展。
ポンペイの方はゆかないと、ね。
いつも通り、図録は購入せず、絵葉書を2枚。
「海棠黄鳥図」 鶴亭 長崎歴史文化博物館
「松に白鷹図(部分) 鶴亭 神戸市立博物館
このほかにも「南蛮美術・古地図企画展『西洋との出会い』」というのをやっていました。
あの有名な「聖フランシスコ・ザビエル」(重文)像や、
南蛮屏風のなかでも有名な狩野内膳の筆による南蛮屏風(重文)も展示されていました。
12時に仕事が終わったので、電車に乗って奈良公園へ向かいます。
近鉄奈良駅の東向商店街にある「やまと庵」で昼食。
いろいろメニューがあるのですが、昼のランチ。
肉のランチは鶏のから揚げ、魚のランチは鰆の西興味噌漬け焼。
ということで魚のランチ。
これで800円ですから、結構お得ですね。
ご飯も無料で大盛りにできますし、味噌汁をにゅうめんに変えることもできます。
さて、奈良国立博物館へ。
バスに乗ろうかと思うと道路が大渋滞していて、徒歩で向かうことに。
循環バス2台を抜かしてしまいました。
えっ、修学旅行の学生が列をなしています。
館内の最前列から観覧できる列は90分・・・
そこに並ばず、その後ろから。
単眼鏡を持って行ったので十分美しく見ることができました。
学生たちはほぼ全員速足で会場を通り抜けてゆきました。
今日の目的は、いろいろある写本をじっくりと観ること。
後者は前期から巻き替えでした。
そして粉河寺縁起絵巻(国宝)も巻き替え。
前期で展示されていた地獄草子(国宝 奈良国立博物館)も宝 辟邪絵(国宝 奈良国立博物館)に展示替え。
もうこれで今回の展覧会は終了ですね。
今日も庭園を開放中でした。
庭園内には、前回咲いていなかった花がたくさん咲いていました。
オニタビラコ
ニワゼキショウ
紫色のニワゼキショウ
シロツメクサにミツバチ
池にはメダカ
このあと道を渡って氷室神社へ。
前回訪れた時よりも多くの睡蓮が咲いています。
もう桜は全部葉桜でした。
大きな食用ガエル(ウシガエル)が、ブォー、ブォーと鳴いており、
よく見ると池のあちこちに食用ガエル。
帰ってから調べるとウシガエルは特定外来生物なんですよね。
さて、夕方スーパーに買い物に行き、帰ってくると、太陽が沈んでいて生駒山に残照。
ライトアップされた大極殿と残照。
そしてもうすぐ半月になろうかという、太くなった三日月。
今回東寺訪問の一番の目的。
仏には、東寺講堂の立体曼荼羅のように、如来・菩薩・明王・天部の四つのグループがあります。このうち、天部は、仏敵を懲らしめる守護神と、現世利益をもたらす福徳神の大きく二つにわけられます。
守護神としての天部は、講堂の国宝四天王立像のように、大日如来をはじめとする多くの仏を守り、須弥壇の四隅に安置されています。もう一つの福徳神としての天部は、御影堂の御供所(台所)などに安置された大黒天立像や、祈祷本尊の弁財天のように、人々の幸福や平安を祈ってまつられていました。
また、国宝兜跋毘沙門天立像は、もともと羅生門に安置され平安京を守護していたと伝えられています。東寺では講堂や食堂に置かれていましたが、江戸時代には西院の毘沙門堂で、「都七福神」の毘沙門天として、うやまわれてきました。守護神と福徳神の両面を持つ興味深い天部像といえるでしょう。
本店では、当時の寺宝の中から天部像にかんする宝物を一同に公開します。中でも、国宝兜跋毘沙門天立像は、昨年宝塔の小修理を行い、修理後初のお披露目となります。また、国宝天蓋を公開するのは実に九年ぶりのことです。この特別展を機に東寺千二百年の寺宝にふれていただければ幸いです。 (ちらしより)
入り口で出品目録を兼ねたパンフレットをいただきました。
出展数は少なかったものの、、国宝兜跋毘沙門天立像の迫力は凄かったですね。
大黒天像も三点出展されていましたが、一つはその表情が怒り?
大黒天は耳で頭をさせているようですよ。
京都駅のバスターミナルを経由し、七条通りを東へ。
堀川通りを右折して堀川七条のバス停で下車。
北の方に西本願寺が見えています。
西本願寺の堀川通りを隔てた向かい側に龍谷ミュージアム。
いつもなら京都駅の一つ手前のバス停 烏丸七条で下車して徒歩で向かうのですが、
バスが満員で降りることができなかったんですよね。
京都駅で数人を残して乗客は降り、また大勢の人が乗り込んできました。
慌てて最前列に移動です。
龍谷ミュージアムのチケット売り場は地下で、
会場は3階、2階、ちょっと変わっています。
ミュージアムの入り口。
地下に降りたところに
入場券。
ちらし
あらゆる生命の根源“水”。地域や時代を超えて、人々は水を敬い、畏れ、そして様々な願いを捧げてきました。とりわけ、四方が海に囲まれ、かつ水源が豊かな日本では、仏教や神道の思想・儀礼が深く関わり合い、水にまつわる多くのほとけや神が信仰されました。たとえば竹生島(滋賀県)や江島(神奈川県)など「水の聖地」の女神とされる『弁才天』や海運の神『住吉明神』、雨乞い祈祷の本尊となった『龍王』などはその好例といえるでしょう。また近世においては、国内各地の水辺の名所を描いた華麗な屛風絵が人々の目を楽しませました。
本特別展では、水に込められた願いや祈りを表した絵画・彫刻・典籍などの名品を通して、日本人が育んできた豊かな水の精神性を紹介します。浄らかな水が生んだ神秘のかたち―その造形美を心ゆくまでお楽しみください。 (ちらしより)
きっと弁財天なんかがメインとなるんだろう、とおもっていたら、もちろんそれもそうなのですが、様々な水がかかわるものが展示されています。
長谷寺の十一面観音も水にかかわりが深いんだ。
例のごとく図録は購入せず、絵葉書を。
MIHO MUSEUM所蔵の弁財天座像。
MIHO MUSEUMはたくさんええもんを所蔵していますねぇ。
大阪本山寺所蔵の宇賀神像。顔が人、体が蛇という異形の神像。5/5までの展示です。
一方、顔が蛇で体が人間という、石山寺所蔵の天川弁財天曼荼羅。
奈良国立博物館所蔵の春日龍玉箱。
サントリー美術館所蔵の丸山応挙筆青楓瀑布図。
大阪金剛寺所蔵の月日山水図屏風。
前期展示ということでたのしみにしていたら、4/27までの展示でした・・・
これらの絵葉書を入れてくれた封筒のロゴ。
さて、多くの展示を観て、小腹が空きました。
朝食、食パン1枚にコーヒー、目玉焼き卵1個、野菜ジュースを朝6時に食べたきり。
たしかこの辺にたぬきうどんを出している店があったはず・・・
大阪でたぬき、といえば、油揚げの乗ったきつねそば。(なのでたぬきうどんはありません。)
関東でたぬき、といえば、天かすの乗ったおうどん。
で、京都にはたぬきうどんがあって、きつねにあんがかかったのがたぬきうどん。
堀川七条を東に入ったところにある「大阪屋」さんでたぬきうどんを昼食にいただきました。
細めのおうどんに細切りの油揚げと九条ネギ、そしてあんがかかっていて、
おろししょうががトッピング。
さて、この後東寺(教王護国寺)にでも行ってみよう。
そう思って店内に貼られていたバス路線図を眺めていると、
店の女性店員さんが
「どこに行きはるん?東寺やったら歩いて10分ほどやから、歩いた方が早いですよ」
と言って、行き方をおしえていただけました。
では歩いて東寺へ向かいます。