むるあの趣味部屋

むるあの話の中でも趣味に関しての評価関係を集めてみようかなと。

大合奏バンドブラザーズ(NDS)

2005年01月19日 11時25分36秒 | ゲーム(NDS)
■大合奏バンドブラザーズ@NDS
公式サイト

【オススメ度】
★★★☆☆
【自己満足度】
★★★☆☆

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さて、PSP系のレビューの後はNDSレビューです。
一応今回の件については、むるあ的に先に書いておくと「音ゲーはあまり得意ではない」という点を考慮して、参考までに読んでもらった方がいいと思います(^^;

個人的に下手の横好きってなところで、音ゲーをちょこちょこやるので、NDS初期タイトルでは密かに一番注目していたタイトルでありました。

音ゲーといえば、やはりKONAMIのビートマニアシリーズに代表される流れが主流だと思うんですが、大合奏バンドブラザーズは、そういう中ではちょっと異色の作り(=差別化だと思われますが)になっています。

まず、楽譜は落ちてくるorあがってくる形式ではなく、左から右に流れていくラインに合わせてボタンを押していくシステム。
楽譜自体はゆっくりと縦に流れますが、横1行に四小節分の楽譜が表示され、その四小節終わったら(=ラインが一番右へ到達したら)下の行左からまた右へ、と流れます。

そしてちょっと独特なのが、ドラム系楽器以外のパートでは、押している時間の長さというのもがちゃんとあります。
それより短く押した場合はミスの扱いになります。

また、TOUCHエリアはそこでタッチパネルを触ると、そのエリア分の曲を自動演奏してくれます。

使用キーは難易度に合わせて増えますが、主に十字キー(4方向)、ABXYLRの各ボタンの計10個。
難易度がプロになると、LRはオクターブあげorさげに使用されますが、それ以前の難易度ではドラム系以外では特に使用しないです。

ゲームは一人の場合はスタジオのレコーディングを3曲(ランダム)でこなし、規定点数以上にいければ次の難易度のレコーディングと、練習用楽譜が増える(=難易度があがる)、というのを繰り返す感じです。

それで、このゲームは個人的に、最初はよかったのですが、難易度があがるにつれて「辛い」ゲームとなってしまい、結局プロに至る前で止めてしまってます(汗)
なので、作曲とかまではできていないのですが、そこまでの中で感じた部分を書いていこうと思います。

まず、NDS本体の特徴上、ボタンやキーが小さいのがネックなんですよね。
お陰で早いキーの流れで間違って別のキーを押していたり、長押ししないといけないのに、ちょい押しになって切れてしまって、というのが、難易度があがるにつれて増えてきました。
自分手が大きいんで、この辺は結構致命的でした(汗)

後、楽譜の表示が慣れないと厳しい、というのがあります。
NAMCOのパカパカパッションでも感じたことですが、流れて降りてくるorあがってくるものにタイミングを合わせるのはは、体感的に先を追いやすいしやりやすいと思うんですよ。
だけど、楽譜が切れて別の場所へ、というのは、それだけ目を追う方が大変なんですよね。
切れのいい楽譜だといいのですが、8分音符の連続だったり、ちょっと不規則なリズムでそこにさしかかると、タイミングを逸するっていうのがありました。

TOUCHも正直、オプションでありなしを設定して欲しかったなぁと。
リズム良く押せている時にTOUCHを押さないといけないのは、リズムが崩れるんですよ。
かといって、TOUCHが透けていてパネル押さなくても音を鳴らせる、というわけでもないため、どうしてもTOUCHを無視出来ないってのが、個人的にちょっとマイナスイメージでした。

でも、個人的にプロまでがんばろう! と思えなかったのは「練習」メインっていう部分だったかもしれません。

ビートマニアや太鼓の達人などをやるときって、難易度やモードを選んで、ノルマ数の曲をこなして、点数やコンボ、評価をみて、というのを繰り返します。
つまり「クリア」という本番が常にあって、そのクリアを目指すために何度もがんばろう、という気になると思うんですよ。

でも、バンドブラザーズでは目標はレコーディング。
レコーディングが終わると、自動で難易度がUP。
(練習で難易度さげて遊んだりはできますが)
つまり、自分のクリアってイメージが、レコーディングまでの練習、っていう部分に費やされちゃうんですよね。
で、出てくる曲やパートはランダム。
でも1曲に6~8種くらいの楽器がありますし、曲数もかなりあります。
(曲数に関しては個人的によかった部分ではあるのですが)

既存の音ゲーは、自分でクリアできる難易度を選べるっていう点で、自分にあったクリアスタイルを目指せます。
でもバンドブラザーズは、プロまでの過程が「強制」であるため、クリアした! って気になれないのですよね。

練習で曲を練習している時も、好きな曲とかがんばっているうちはいいんですが、どうしてもやりたくないorあまり触れない曲っていうのもあるんで、それが出てきて泣かされたり、それこそプロの前でここまでの難易度になっちゃうんだ、みたいな限界を感じさせられたのが、途中で投げてしまった原因にもなってます。

と、自分の中での厳しい部分はありましたが、こういう部分は慣れで克服できる部分でもあるのは、総じてどの音ゲーでも言える事だと思います。

このシステムや操作上でも問題なくこなして、プロになっている方々もいますし、音ゲー特有の喜びでもある「うまく弾けると嬉しい」っていう部分は多々あります。
また、選曲も任天堂ファンには貯まらないメドレーから、洋楽邦楽なども取り揃えていますから、そういう多彩な曲を堪能したい方もいいかと思います。
(さすがに容量等の関係でしょうが、歌がなかったのはちょっと寂しかったですが(苦笑))

音ゲーの中でいうなら異色というか、癖がある作りのバンドブラザーズ。
ただ、それもゲームの味にはなっているとは思いますし、ダメなゲームっていう印象はありません。
難易度が高いほうが燃える人とか、それこそ音ゲーで作曲したい! と願う人であれば購入してみてもいいと思います。
(但し作曲はプロにならないと、手入力できないのでご注意を)

でも、まだ試せていないのですが、これをみんなで合奏できたら、それは面白そうなんですよね~。
そういう環境がある方への評価はまたあがりそうな予感はありますね。

ちなみにやっている方がいたら聞いてみたいのですが、たまに知っている邦楽とかを弾きながら「え? このメロディの裏ってこんな音なの?(汗)」って時ないですか?
それがちょっと気になっていたのですが、自分が音感悪いだけなのだろうか(^^;