研究留学ブログ~ボストン~

留学までの準備段階、ボストン留学の記録など

年度代表馬関連

2006-11-28 11:18:39 | その他
全然留学とは関係ないですけど、毎年恒例の勝手にJRA各賞の予想。最優秀2歳は阪神JF勝ち馬、朝日杯FS勝ち馬でほぼ確定ですけど、勝つ勝たないは別にしてアストンマーチャンとオースミダイドウが一番近いかもしれません。

最優秀3歳牡馬:メイショウサムソン

春の2冠を取ったメイショウサムソンで良いと思われます。ただドリームパスポートが有馬記念を勝つと少なくとも票は割れるはず。でも過去に2冠馬が出た場合(トウカイテイオー、ミホノブルボン、サニーブライアン、ネオユニヴァース)はそこで決着していることが多いので、今年度もそこで決着すると思われます。

最優秀3歳牝馬:カワカミプリンセス

エリザベス女王杯でケチが付きましたけど、無敗でオークス・秋華賞を制した点からも問題なしと見ます。


年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬:ディープインパクト

凱旋門賞は残念でしたけど、今年の国内戦は今のところ無敗。あえて古馬牡馬部門で票を入れるとしたらダイワメジャーですけど、1桁得票なんじゃないですかね。

最優秀4歳以上牝馬:ダンスインザムード

第1回ヴィクトリアマイル勝ち馬。まぁ、このレースがダンスインザムードのために作られたレースという気もしましたけど・・・。改めてこの馬の戦績を見直すとエリザベス女王杯には一度も出走していなかったんですね。ちょっと驚きです。まぁ、毎年マイルCSで好勝負している印象があるので言われてみればそうなんですけど。

最優秀父内国産馬:混戦

正直何を選んで良いのやら(笑)。今年のG1勝ち馬って意外にマル父が多いんですよね・・・。フェブラリーSのカネヒキリ(フジキセキ)、桜花賞のキストゥヘヴン(アドマイヤベガ)、NHKマイルCのロジック(アグネスタキオン)、オークス・秋華賞のカワカミプリンセス(キングヘイロー)。これにG1未勝利のドリームパスポート(フジキセキ)、メルボルンC勝ちのデルタブルース(ダンスインザダーク)。春のパフォーマンスは軽視されがちですのでカネヒキリ、キストゥ、ロジックは恐らく票が伸びないでしょう。有馬を勝てばデルタ、ドリームパスポートにもチャンスがあるでしょう。でなければG1を2勝したカワカミ?

最優秀短距離馬:該当馬なし

今年の短距離路線は混戦でした。国内短距離G1の2つを外国馬に持って行かれている点で一層のレベルアップが望まれます。ちなみに1600m以下のG1勝ち馬は高松宮記念・オレハマッテルゼ、NHKマイルC・ロジック、ヴィクトリアマイル・ダンスインザムード、安田記念・ブリッシュラック(カク外)、スプリンターズS・テイクオーバーターゲット(カク外)、マイルCS・ダイワメジャー。この中から選ぶのは至難の技。大穴でサマースプリントシリーズ総合優勝のシーイズトウショウ。

最優秀ダート馬:カネヒキリ・・・
個人的には「該当馬なし」という判決でも良いのですが、フェブラリーS勝ちとドバイ入着という評価で。帝王賞で2着、秋シーズン全休ということで印象はかなり薄いと思います。ジャパンCダート勝ち馬のアロンダイトですけど、東京大賞典を勝つようなことがあれば本物と認められて今後の期待を込めて選出される可能性もあるでしょう。

最優秀障害馬は専門外なので(ry

休み明け (Nov. 27)

2006-11-28 10:28:44 | 研究留学
たまっていた分を更新。

金曜。一応ラボに出勤。暦の上では平日ですから、バスも普段どおりに運行。ちょっと実験をしかけて、あとは月曜のミーティングに向けたデータ整理。ラボメンバーには会わずでした。夜はジャパンCダートの検討と購入。といってもこのメンバー構成だと何が来ても不思議は無いという予想で、不真面目な馬券購入。コンセプトは1)石坂厩舎バンザイ・2)森厩舎バンザイ・3)外人騎手バンザイ・4)地方競馬騎手バンザイの軸2頭で3連複数点流しとワイド。結果から一番近かったのは1)の石坂厩舎バンザイ(1着4着)でした。外してもあまり悔しくないレースでした(だったら最初から買うなという話(笑))

土曜。一日家で休日を堪能。Suffolkdownsに行っても場外馬券しか売ってないですし、無理に郊外まで行く必要も無いかと。街は買い物客でごったがえしていたそうですけど、そんな喧騒に揉まれることもなく。夜は当然のようにジャパンCの検討と購入。こちらはちょっと真面目に予想して、ディープ1着付けの3連単流しを200円。個人的にはハーツクライが人気というのがどうしても理解できず、思い切って消しの選択。喉鳴り云々に関しては気にしませんでしたけど、前走の負け方も微妙でしたし・・・。2着3着には3歳馬(サムソンとドリパ)とデットーリの3頭をチョイス。フサイチパンドラとかも気になったので、こちらはディープ軸の3連複流しの1点に追加。あとは「万が一」に備えてサムソン・ドリパの馬連も購入。結果はディープ→ドリパ→ウィジャで38倍。久々にG1を的中できた気がします。

日曜。ラボで仕事。月曜のミーティングまでに出しておきたい結果があったので、休日返上で仕事。ところが金曜の実験でボーンヘッドをやらかしてしまったようで、計画通りに進まず。こればっかりは取り返しがつかなかったので、急遽翌日に実験できるように細胞を調整。そうこうしているうちにDooとEugeneがラボに現れて実験をしていました。私は一足先に退散。

今日(月曜)。とりあえず午前中に一つ実験を仕掛けて、ミーティングに向けた資料整理と論文読みも少々。夕方4時からという時間でしたけど、今回は事前に言いたいことを整理していましたし、今後の方向性に関しても聞きたいことが聞けたので、満足のいくミーティングでした。まぁ、このミーティングで午前中に仕掛けた実験(再確認のための実験)は必要無いだろうということで、今日は終了。

最近はYouTubeで日本の音楽を聴いています。まぁ著作権云々という問題もありますけど、数多くのPVがアップされています。メジャーなバンドや歌手のPVを一通り見終わって、ふと気になったYellow Generation(笑)。知らない人のために説明しておくと、放送作家のおちまさと氏がパーソナリティをつとめていた「ロストジェネレーション」というラジオ番組で詩の朗読を担当していたメンバーが、2002年にユニットを結成して「Lost Generation」という曲でデビューしました。当時の私は「おちまさと信者」でしたので、ファーストアルバムを購入して聴いていました。このユニットの特徴的な点は「詩ありき」で曲を作る(というか提供してもらう)ところで、印象的なフレーズがいくつもあります。またPVも全て「おちまさとプロデュース」でしたから完成度が非常に高かったです。Wikipediaで最近の活動をチェックしたら何と2006年11月15日、ブログで解散を発表。だとか・・・。気になって某巨大掲示板を見たところ、デビュー初期のおちまさとプロデュース時代と比べて、その後の活動がパッとしなかったからだろうという書き込みがありました。確かに私がYellow Generationの活動を知っているのは初期だけです。ちょうど3rdシングルのCarpe Diemを発売して、直後のアルバム発売まで。これってテレビ版「ロストジェネレーション」が終わった頃なんですよ。
過去の日記検索「イエジェネ」
過去の日記検索「Yellow Generation」
今改めて曲を聴き返すとやっぱり良い詩です(・・・としみじみ)。日本に帰ったらイエジェネのアルバム持ってきます。

サンクスギビングのパーティー (Nov. 23)

2006-11-25 12:06:58 | 生活
今日はかねてから予告してあったように、Scientific Writingの先生であるJoseとGabbyの家でパーティー。家からは歩いて10分弱という場所でしたけど、あいにくの雨模様で歩きづらかったです。

到着すると、既に1組の夫婦の方がいらっしゃってました。YoshioさんとMaikoさんで、YoshioさんはBrigham And Women's Hospitalで働いています。一度だけ英語の授業の前にJoseから紹介されましたので、知らない仲というわけでは無いですけど、じっくり話をしたのは今日が初めて。パーティー開始までJoseから日本に関する質問。「イード(Edo)はいつからどうしてTokyoになったのか?」という話。ここはMaikoさんが江戸時代と明治時代の境に天皇が動いて江戸から東京になったと説明(もちろん英語で)。次なる質問が「Tokyoってどういう意味?」というもの。いや、しっかり考えたことなんて無いですけど、「東の京(首都)」ということなんじゃないかという話をしているところで、Habiroさんと奥様のMayuさんが登場。Habiroは苗字なんですけど、彼はこの響きが気に入っているようで、いつも自己紹介の際には"Please call me Habiro"とおっしゃっています。Habiroって変わった苗字ですけど、「羽廣」さんだそうです。Habiroさんも交えて、先ほどの話の続き。日本人全員の意見で「東の京」ということで一致。他の例として中国の北京も昔の京(みやこ)から北側に移動したから「北の京」と漢字で書くんですと説明。

っていうか中国人様御一行がまだ到着してないんですけど(笑)。ぼちぼち中国人たちが登場。Huiは家族連れで、奥様とお嬢様も一緒。Jinbou(マカオから来ている中国人)も遅れて到着、最後にEnjuとお友達のFengが来たところで全員集合。っていうか今日の参加者は日本人vs中国人(笑)。


綺麗に準備されたダイニング。




立派に料理された七面鳥とそれを切り分けているJose


食事の前にみんなでお祈り。七面鳥の他にもいろいろと料理が出揃って、みんなで取り分けながら談笑。食事が済んだところで、聖書の言葉を読んで、改めて神に感謝する一同。デザートを終えたところでお茶を飲みながらサンクスギビングの由来をいろいろと話していたら10時半になっていました。JoseはみんなでUnoをやりたかったみたいですけど、時間も遅いのでお開きということになりました。

いろいろ宗教的な話を聞けたのは興味深かったです。ただ残念なことに私は仏教徒なんですよね・・・。敬虔な仏教徒というわけではないですけど、あえて信仰の対象を挙げるとしたら仏教というレベルです。あまり下手な議論をふっかけると問題になるんですけど、宗教に関する私見を少々。個人的には「唯一神」を掲げている宗教には疑問を持っています。信じる者のみが救われるという教義にも疑問を持っています。本当に神が存在するならば、信じる者も信じない者も平等に救ってくださるのではないでしょうか。仏教の教義の中でも「私を信じなさい」という言葉が出てきますけど、キリスト教やイスラム教ほど強いものでは無いと個人的には思っています。

仏教の教えの中で「徳」という概念があると思います。徳を積むことで安寧が約束されるということのようですけど、果たしてこの「徳」は来世に持ち越せるものなのか?個人的には懐疑的です。徳というのは現世にいる間に巡り巡って自分のところに帰ってくるものだと思います。「情けは人のためならず」という諺があります。「人に情をかけるのは当人にとってよくない」と誤った解釈をされてる方もいると思いますが、この言葉の本来の意味は「人に情けをかけるということはその人のため(その人を気遣ってすること)ではなく、『自分のため』である」という仏教の教えです。つまり「情をかける」という「徳」を積む行為は自分に帰ってくるということを暗に示している、と個人的には解釈しています。ここで「悪徳」に関しては述べられていませんけど、悪い行いというのも巡り巡って自分に降りかかってくると思います。私は輪廻転生はあると思います。でも前世の善行・悪行が現世に持ち越されるということは無いと思っています。また、自分に徳の恩恵が巡ってこなかったとしても、自分の周りや家族に目に見えない形で巡ってくると思います。逆に考えると、今の自分が幸福な状態であるのは自分自身の徳によるものではなく、私の周囲にいる人や家族によってもたらされているという考えもできます。自分自身では正しく仏教の教えを理解しているとは到底思えません。もっと違う解釈の方が教義上正しいのかもしれません。あくまでも個人の思想・信仰ですし、この考え方を他人に強制するつもりもありません。信仰とは強制されて生まれるものではなく、あくまでも自然に湧き起こるものでは無いでしょうか。

・・・。長々と宗教観(そこまで大層なものでは無いですけど)を述べてしまいましたけど、「個人的意見」ですから(笑)。あまり気になさらないように。とはいえ年に数回は自分自身の信仰心を見つめなおすのも良いのではないでしょうか。

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サンクスギビング前日 (Nov. 22)

2006-11-24 03:11:04 | 研究留学
今日はサンクスギビング前日ということで、休日に向けての追い込みをする人もいれば、既に休日モードで出発まで時間つぶしという感じの人も。誰が誰とは言わないですけど(笑)。Dooも早めに帰宅。おそらく、明日のパーティーに向けての買出しに行くのでしょう。サンクスギビングは日本の正月に近い雰囲気かもしれません。多くの店が休業しますし、食事は伝統料理(サンクスギビング=七面鳥、正月=おせち料理)を用意して家族が集まるという点では同じです。翌日は大売出しがあるという点でも一緒。日本では「初売り」で福袋を買うことになりますけど、こっちではブラック・フライデーと呼ばれてあちこちで大売出しが行われるそうです。サンクスギビングは11月第4週木曜日と制定されていて、その翌日はもちろん金曜日です。なぜ「ブラック」なのかというと、この日の売り上げで黒字に転じる店が多いことからブラック・フライデーと呼ばれるそうです。この話を聞いて、一日の売り上げだけで黒字に転じたとある競馬場を思い出してしまいました。

昼食はHenriと一緒に149で食べて、そのときにHenriの予定も聞きだしました。Henriは家族と一緒にドライブに出かけて週末を過ごすそうです。サンクスギビングの週末は民族大移動ということで空港も混むし、高速も混むそうです。これも日本の正月と似ているかも。他に日本とフィンランドの教育システムについての話も。フィンランド語は全世界で500万人が使用していて、そのうち95%がフィンランド国内ということで日本語と似た環境です。フィンランドは教育レベルが高い国の一つですけど、大学では授業が英語で行われることがほとんどで、そういった点では日本語で講義を行う日本とは大きく異なります。

研究室に戻って、実験はそこそこに論文読み、実験計画とそれに付随する情報収集。煙草を吸うたびに新しい課題を頭に描いて、それに基づいてさらに情報収集。気がついたら夜でした。

帰りはCentral駅前の酒屋で明日のための仕込み。といってもワインに詳しいわけでは無いので、ラベルに馬の絵が貼ってあった赤ワインをフィーリングでチョイス。日本のお酒も置いてありましたけど、日本酒は好みの差があるのでちょっとひねって梅酒をチョイス。甘すぎるかもしれませんけど、日本人の方も見えるそうなので、懐かしんでもらえれば。というか、自分が飲みたいというのもあるんですけど(笑)。さすがにサンクスギビング前日ということでレジは長蛇の列。店員さんにID(パスポート)を提示したところ、「アリガトウゴザイマス」と日本語で対応されました(^^)

明日はゆっくりと過ごして、パーティーに向けて体力を養います。

サンクスギビングへ向けて (Nov. 21)

2006-11-22 12:05:36 | ボストン観光
昨日(月曜)はDoraとミーティングの予定でしたが、翌週に延期。一応、何を報告するかまとめておきましたけど、来週に持ち越しです。今週、データが増えればいいんですけど。今日はMaryが何やら嬉しそうな感じ。話を聞くと、以前にいたラボから論文がpublishされ、Maryの名前も載っているということでした。私なんかはこの年になると一喜一憂することもなくなっていまして、落ちても過剰に凹まない、通っても喜びすぎない、といった感じの冷めた自分がいます。落ちたら「悔しい」という気持ちをもっと持つべきで、それをバネにして次に進むのが望ましいかと思いますけど、自分の場合は紙一重、つまり「悔しい」という気持ちからマイナス方向へ進む可能性があることを承知していますので、できるだけ感情の波をフラットに近づけるという制御をしてしまいます。ともあれMaryにとってはこの論文が初めてということで、励みになることでしょうし、喜ばしいことです。

火曜。今日も黙々と実験。午前中にWesternの結果を出して、ブロットとにらめっこ。・・・、ネガっぽいデータ。もう一回実験をやってから最終結論を出す予定。午後は培養室に引きこもって、延々と細胞操作。再実験用の準備と、別の実験に使う予定の細胞たちを起こして終了。もう一度ブロットを見直して、いくつか疑問点をピックアップ。何本かのバンドが変化している(モノでは無いがAPP由来であることは確か)のがノンスペなのか、条件特異的に出てくるものなのか。ちょっと考えてみるのも面白いかもしれません。たとえそれが全く関係ないものでも、解釈の仕方をいろいろ考えるだけでも訓練になりますし、次回に似たようなことがあれば、その実験と結びつけて考えることもできますし。全く無視して見過ごすのは簡単ですけど、せっかくデータとして出たものなのでちょいと考えてみようと思っている次第です。

Dooが帰る前にサンクスギビングの予定を聞いてくれました。予定がなければ、家でのパーティーに来ない?ということでした。(;つД`)泣かせてくれるじゃないですか。既に先約が入っていることを伝えて、丁重に辞退。

そういえば木曜のパーティーには何か持っていった方が良いのでしょうか?外国人、パーティーといえば真っ先に思いつくのはダウンタウンのごっつええ感じで松本がやっていた「あんな~、パーティー行かなあかんねん。なんかええもんないか~」というコント(爆)。昔研究室でその話題を出したところ誰も知らなかったという恐ろしい爆弾(笑)。店員役の今田耕司がパーティーに行く外人役の松本の相談に乗るという設定で、今田がおよそパーティーに似つかわしくないものを店の奥から持ち出し、それに対して松本が「そうそう、これをこうして・・・ってアホかー!こんなもんパーティーに持ってけるかー!」とノリ突っ込みで返すというコント。今思い出すと当時としてはシュールな笑いを追及してたなぁと思う作品です。今田が一言もしゃべらないのも面白かったですし、松本の苦しいノリ突っ込みに苦笑いしている姿も面白かったです。って、全然関係ないことを思い出したりしましたけど、赤ワインでもと思っております。

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休日出勤 (Nov. 19)

2006-11-21 10:15:37 | 研究留学
今日は休日出勤でした。さすがに2日連続で家に籠っているとカビが生えそうだったので、時間を見計らって職場へ。この場合の「時間を見計らって」はバスの時間です。土日は30分に一本なので、中途半端な時間にMGHに着くと20分ぐらい待ちますので。無料シャトルにこだわらずに普通のバスでいいだろという話もありますけど・・・。

ラボに到着するといつもと違って人がウロウロしていました。EugeneとCamilaもいて、他の実験デスクにも何人かチラホラ。まぁ、木曜日にはサンクスギビングということで日曜出勤はそのための貯金といったところでしょうか。実験自体は薬剤処理をしてひたすら待つだけでしたので、待ち時間の間に論文数報チェックして、現在進行中のプロジェクトの概要と具体的な実験計画を策定。どこまで大きい絵が描けるか分かりませんけど、いろいろ書いてるうちにまた論文を引かなきゃだめだったり、調べていくと枝葉が細かくなって幹を見失いそうになります。根幹(テーマ)をしっかりとさせて、枝葉(データ)は幹に栄養を充分に送るだけ必要。かといって過剰の枝葉は幹を隠してしまいますし、他の枝葉も光が当たらなくなり、結果として木全体(論文)の見栄えを損なってしまいます。急いで接ぎ木をしなくても幹から自然の流れで枝葉が伸びるというのが一番良いでしょう。時には考えながら枝葉の方向を変えて、良い木を育てるのが望ましいかと。これを「研究は盆栽だ」理論と名づけます(笑)。

最終バスに間に合うように帰宅。家ではネットサーフィンと相変わらず。体調が芳しくないので早めに切り上げて就寝。不眠ってわけではないですけど、朝起きても疲れが抜けてないことがしばしばあるので。精神的なものから来てたら嫌ですねぇ・・・。まぁ木曜にはパーティーがあるし、その翌々週には先輩がボストンに来るし、その週末はBobとMohegansunだし、そうこうしているとクリスマスだし。楽しいことが目白押しと考えて乗り切ります。

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長く感じた一週間でした・・・(Nov. 18)

2006-11-19 13:37:27 | 研究留学
今日は土曜ですが、どこにもでかけないで一日中家でネット。軽く引きこもりの状態でした。いや、ここ数日が非常に忙しくてラボ内でDooとdiscussionをしない日は無いという状況。つまり、何かしら英語でコミュニケーションを取る必要があるわけで、週末ぐらいは一人でボンヤリと過ごしたい気持ちでした。

今週やったことといえばインフルエンザの予防接種。こちらでは"Flu-shot"と呼ばれています。MGHだから特殊というわけではなく、MITの人に聞いても受ける機会があるそうなので、アメリカでは一般的なのかもしれません。注意書きの中には日本語で書かれたものも置いてあり、MGH内には意外に日本人が多いのかなぁと思いました。

金曜のScientific Writingのコースでは全出席をしているのは私一人だけだと思います。何人かと仲良くなって、シャトルバスで会っても会話をするようになりました。他にも「149ビルでよく見かけるんだけど何階で働いているの?」という目撃情報が寄せられていまして、149ビルでは迂闊な行動は出来ないなと(笑)。昼食をとるのとバス待ちぐらいしか用事は無いんですけどね。今週はCV・レジュメ(履歴書)、推薦書の書き方の講義で、他人の推薦書を書く機会はまだ無いと思いますけど、自分で自分の推薦書のdraftを書く場合には非常に有効。文法ではIndependent Clause(独立節)とDependent Clause(従属節)についての勉強。従属節に関しては緩いルールの一方、独立節同士を結びつける場合には明確なルールがあります。これに関しては気をつけなければならないところです。クラスの最後では前回の宿題を全員で議論しながら文章校正。ピリオドが多い課題文をいかに流れるようにつなげて、ピリオドを減らし、どのように文章間の関係を明確にするかが課題。WordのReadabilityという機能についても言及。詳しくはWordを立ち上げて、Helpメニューから「読みやすさ」で検索してもらえれば設定方法が分かると思います。英文の場合、一番下に出てくる3つの項目が読みやすさの指針で、passiveは英文中に使われている受動態の割合、reading easeは読みやすさで100点が最高で、数値が高いほど易しい文章を示し、grade levelというのが学年換算で何年生が理解できるレベルであるかを示してくれます。ちなみに学術論文のほとんどが12年生(最大値)を示していて、いままで自分が書いた文章がこれ以下ではないかと不安に思ったり(笑)。この日の授業は30分延長して9時半までかかりました。

松坂関連。
予想していた通り、金曜のmetro紙のToday's debateのコーナーで松坂関連の質問がありました。
Do you think the Red Sox spent too much money trying to communicate with Japanese pitcher Daisuke Matsuzaka?

一人目
Yes. In some ways I think the wanted to outplay the Yankees, which is always going to hurt them.
松坂投手への金額はあくまでもYankeesに取られたくない、負けたくないという一心から出たものだという評価。なかなか冷静。

二人目
Anything that hurts the Red Sox is good for me. I'm a Yankee fan.
Red Soxが苦しむことなら何でもOKですって。理由はYankeesのファンだから(笑)。巨人が清原を取った時も同じようなことを阪神ファンが言ってたような・・・。

三人目
Absolutely not. More than likely it's working as long as we get good pitching and the Yankees are behind us.
とYankeesを試合で負かし、Red Soxが優位に立てると思えば高いという金額ではないという評価。

まぁ、二人目は特殊な例ですけど(笑)ボストン市民は半信半疑の状況だと思います。っていうかまだ交渉権獲得だけですから。1ヶ月以内に契約交渉がまとまらないと悲しくなりますよ・・・。来シーズンはみんなでFenwayに行こうとラボ内で盛り上がっているんですから。

D-Mat
新聞を飾った松坂の写真。右の新聞は早くもRed Soxのユニフォームを合成済み


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ディープインパクト失格

2006-11-19 03:57:20 | その他
フランス競馬統括団体のギャロから正式処分が下りました。凱旋門賞3着から失格という処分で、調教師に罰金ということで決着がつきました。

予想していたこととはいえ、残念です。かといって、これまでのディープの戦績に傷がつくわけでも無いですし、無敗の3冠馬という栄誉も失われるわけでもありません。

「咳をしたので、気管支拡張剤(イプラトロピウム)を投与した」ということで、現地で薬剤を購入、吸入装置(マスク)も現地の獣医師に借りたそうです。日本から薬剤を持っていっていなかったということは、今回だけの特別な投与ということが想像できますし、悪意を持って(競走能力の増強目的)投与したわけではないと思います。投与期間が守られたにも関わらず、イプラトロピウムが検出されたことに関しては、投与の際に馬が暴れて馬房内に飛散した薬物が馬房内に残存し、微量ではあれ、継続的に摂取する状態にあり、結果としてレース後の検査で陽性反応が出たとの結論でした。

http://www14.big.or.jp/~amble/b/eii/doping.htm
http://www.lrc.or.jp/dope/index2.html

1番目のサイトは今回の件ではなく、競走馬のドーピングに関して丁寧な解説がなされています。2番目のサイトは競走馬総合研究所のドーピング検査に関するサイトで、どのように検査が行われているかを解説してあります。

おそらく各国も同様の検査体制で、装置の違いこそあれ、似たような手法を取っていると思います。第一段階の迅速なスクリーニングで陽性(この段階では疑わしいというレベル)が出た場合、第二段階の詳細な分析に移り、原因薬物の特定にいたるそうです。この場合、検体内の濃度は問題にならず、0(検出限界未満)か0より大きいかによって白黒がつけられていると思われます。今回のディープインパクトの場合、ことがことだけに詳細な検出量まで算出され、飛散薬物うんぬんとう決着になったのだと思います。どれほど検査の精度が高いか分かりませんけど、一部の飼料の干草から缶コーヒーの缶の破砕断片が見つかったというだけで、調教師が出走予定馬を取り消した事例がばんえい競馬であったと思います毎日新聞(キャッシュ)。逆に言えば、これぐらいのことですら敏感に対処しなければならいほど検査精度が高いことも想像できます。

日本の場合は禁止薬物が検出されると刑事事件にまで発展しますし、このばんえい競馬の一件は厩舎サイドが非常に気をつかっていたことを示していると思います。そういった点からすると、今回の池江調教師の管理体制は甘かったと思われます。

JRAのディープ祭りに積極的に加担してきたわけで、冷や水をさされる格好になりましたが「いい薬」になったんじゃないでしょうか(←誰がうまいこと言えと)。年内残り2走、どちらの競走も売り上げが伸びるとは思えませんが、JCでハーツクライ以外の日本馬に敗戦ということになると、有馬の売り上げが伸びる可能性もあるかもしれませんね。

Red Soxが交渉権獲得! (Nov. 14)

2006-11-15 12:29:06 | その他
レッドソックスに交渉権 西武・松坂の大リーグ移籍(共同通信) - goo ニュース

ここ数日、metro紙のスポーツ欄では日曜のPatriotsの敗戦が取り上げられていて、松坂投手に関する話題が掲載されていませんでしたけど、明日のスポーツ欄ではまず間違いなく取り上げられるでしょう。一面で取り上げられる可能性まであります。他の新聞も一面に掲載される可能性が高いと思います。明日は¢25硬貨を一杯持って新聞を買いあさってみたいと思います。

ここ数日、いろいろなサイトでアメリカメディアが松坂をどのように評価しているのかを見てましたけど、WBCでの活躍で高い評価を得る一方、メジャー経験の無い投手が果たしてどこまで通用するのか疑問で、入札金額もそこまで跳ね上がらないだろうという論調もありました。5100万ドルという破格の入札結果になりましたけど、以前に触れたように明らかな妨害工作と思われる場合には2番目に高額を提示したチームに交渉権が移る可能性もあるわけで、契約を結ぶまではこの騒動は終息しないでしょう。

松坂は高すぎるけど岩村、井川はお買い得だろうというコラムがありました。これまでの日本人選手と比較して、イチローや松井はすごい実績を残した選手で、井口も成功した部類に入っていました。ただ石井一久、松井稼頭夫に関しては辛口の論評で、好成績を残せない選手もいることを忘れてはならない、とありました。不思議なことに今年ワールドシリーズで優勝したにも関わらず、一切触れられていなかったのが田口。先発出場も少なかったですし、メディアの目にも触れにくかったのでしょうけど、監督の信頼を得て同じチームで長くプレーしていることをもっと評価しても良いと思います。

Red Soxが破格の入札金を提示したことで、ファンが疑問に思うのは果たしてこの金額が妥当であったのか(ペイできるのか)?という点でしょう。Green Wall Monsterでお馴染みのフェンウェイパークですが、シーズンを通してほぼ満席の状態で、チケット収入は微増にとどまると思われます。中継の放映権を日本のテレビ局に売ればそこそこの収入にはなりますが、東海岸ですのでナイターが日本時間の午前中という時間帯での放映。しかも投手ということで全試合の中継も不必要、したがって比較的安い金額で買い叩かれる可能性があります。日本向けのテレビ中継が入ればフェンスに日本企業からの広告看板の申し込みがあるかもしれません。ただこちらも余剰スペースがあまり無いそうなので微妙です。他に収入が見込めるのはグッズの売り上げ。Red Soxのロゴが入ったブランドものは日本ではそれほどメジャーでは無いので、熱心な大リーグファンの需要はあるかもしれません。入団が決まれば松坂関連のグッズは売れるでしょうし、ここが一番の稼ぎどころかもしれません。

まだ契約交渉のテーブルにつく前の段階で、来年松坂がRed Soxで投げると決まったわけでは無いですけど、これで故障したり結果が残せなかったりすると大変だなぁ、といらぬ心配もしています。metro紙のToday's Debate(街ゆく人にアンケートをするコーナー)で「松坂に対してこれだけの金額を支払うことに賛成?反対?」というアンケートもそのうち出るかもしれません。

日本から観戦ツアーを組むのも大変でしょうね。日本からボストンへは直行便が無いですし、チケットを手配するのも大変そうですし、ボストンの宿は高いし(笑)。一週間に一便だけでもいいから成田⇔ボストンの便ができないですかね。ちょうど松坂の登板機会に合わせる感じで。

今は交渉の経過を見守って、ボストンに来てくれることを願ってます。

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一週間の終わり

2006-11-12 09:06:21 | 研究留学
朝、少し遅れ気味にラボに到着。Henriは既に到着済み。昨日のことを少し話してから金曜朝のUnit Meetingへ。昨日のメンバーのうち、EugeneとAndrewが不在、他のメンバーは疲れた顔で登場しました。Andrewは今日は来ないという話(笑)。

Unit Meetingの後でも疲れが抜けませんでしたけど、黙々と実験をこなして良好な実験結果。今はγ-secretaseの4つの複合体とAPPを過剰発現させた細胞(from Dr. Selkoe)を使っていて、それらがきっちり過剰発現しているかどうかの確認作業中。こちらは一応終了して、実験に使えるということになりそうです。問題になるのは「そのγ-secretaseが機能しているか」という点。Westernを見る限りAPPを単独で発現させた場合と比べてそれほど機能が亢進しているようには見えないのです・・。Dooには「それほど劇的に変わるわけではないと思う」と前もって言われていましたけど、それにしても変化が認められません。ここはちょっと微妙なところ。

みんな今日は早めの帰宅。5時前にはすっかり静かになったラボですが、今日はLauraが来ることになっていたので少し長く待つことに。LauraはCoryの前の技官で、ラボ内の雑用をいろいろとやってくれていたそうです。以前に面接に行った際にも話をしましたし、あの当時のメンバーでまだ会っていなかったのがLauraだけでしたので、会って話しをしたいなぁと思っていました。英語のクラスがあるのであまり長くは待てず帰ろうとしたところ、ロビーで守衛さんと話をしているLauraと会えました。彼女は7年ラボにいたそうで、今はMerckに勤務中だそうです。本来なら僕が4月スタートという予定でしたから、Lauraとも一緒に過ごせるはずだったのにそれができなかったので心配してくれていました。

英語のクラスの前にちょっとBordersへ。買う本といえばClive Cusslerの本と相場が決まっているのですが(笑)、新作のSkeleton Coastを読み終えたのでこのシリーズ(Oregon files)第1作目に戻ってGolden Buddhaを購入。このOregon filesは日本では刊行されていないようで、洋書でしか読めないようです。Scred Stoneというのが2作目にあたるので、これも手に入れたいところです。

Bordersを出て英語のクラスへ。相変わらず早い時間についてしまう・・・。7時開始でいつも6時半に到着という「こいつ暇なのか?」と思われるぐらいの到着時刻。授業開始まで待っていると、3人の日本人学生がクラスに参加したいとGabbyと話をしていました。さすがにここまでクラスが進んでいるとこれからの参加は難しいということで、このクラスへの参加は見合わせるという話に。彼ら(男2、女1)は金沢大学からの交換留学生で、来年の5月までこっちに滞在するそうです。その間にTaffts Univ.の授業をいろいろ受けるそうなのですが、ESLのクラスが無いということで探しているそうです。

英語のクラスの後で2日連続で飲み。今日はアパートのメンバーでダウンタウンに繰り出そうということになっていたので、みんながどこにいるのか確認。結局みんなCentralにいるということで、Centralで降りて店を探しました。店に入ると店員さんが「誰か探しているんですか?あちらに何人かいらっしゃいますけど」と日本人(中国人?韓国人?)らしき集団がいるテーブルを教えてくれました。いえ、違います(笑)。テーブルを探し出して着席。この会を企画してくれたSigardとは既に面識がありましたし、隣に住むMartinとも喫煙仲間。他に4人の男性がいて、全員の名前が覚えきれません・・・。隣に座っていた男性はJamesで彼はアメリカ人。スポーツの話で、彼の好きなチームがドジャースということで斉藤隆投手の名前が挙がりました。向かいの席に座っていたのはMarkでイギリス人。日本に滞在したことがあるらしく、どこに住んでいたのか聞いたところ"Shibuya-ku, near Meguro"という話。えー、こういう言い方をする場合ほぼ確実にあの大学になるわけで、確認したところやっぱり駒場キャンパスへ留学していたそうです。

11時前には退散。金曜の夜ということで店も混雑していましたが、アパートのメンバーとも知り合えて良かったです。今回のはテストケースで、次からはダウンタウンに繰り出そうということになりました。面白かったのは、今回のメンバーで誰もテレビを持っていないということ(笑)。確かに家具つきで全てが揃っていて、テレビは自分で買いなさいということになると躊躇しますよね。テレビ無しで過ごす時間が長いほど、なくても困らないという感じになってそのうち購買意欲も失せるのでしょう。

さて「松坂問題(問題なのか?)」ですが、複数のサイトで松坂の入団先がRed Soxになりそうだという嬉しい報道。現在は大リーグ機構から入札金額が西武へ通知されただけで、チーム名は明らかにはなっていません。入札金額も明らかになっていないので、自分のチームが落札したできたかは大リーグの各チームも知りません。それでも情報はいろいろ飛び交うもので、4500万ドル(約53億円)で入札したRed Soxが交渉権を獲得するだろうというものを筆頭に、3000万ドル(約35億円)で落札したと報じられたRengersの入札金額が実は2200万ドル(約26億円)に過ぎなかったというもの、落札額が予想を大幅に下回る1300万ドル(約15億円)だったという報道まであります。ニューヨークのYankeesとMetsが獲得できなかったという報道もあります。岩村も入札締め切りで、Red Soxもそれに入札したという話がありますけど、まさかびっくりの日本人同時獲得でしょうか?岩村に関しては三塁手の補強が必要ということからパドレスが本命視されていましたけど、若手の三塁手をトレードで獲得したということからそれほど必要性がなくなったのも事実。ただ二塁も守れる岩村に興味があるそうですし、控えの三塁手としても使えるということで獲得に前向きであることは確かです。これでRed Soxが落札していたら驚きです。

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