研究留学ブログ~ボストン~

留学までの準備段階、ボストン留学の記録など

聖書の勉強会 (Jan. 22)

2007-01-26 10:54:59 | 生活
今日はJose&Gabyの家で聖書の勉強会
夜の7時に集合して、夕食を食べた後で聖書の内容についてdiscussionするというものです。

この日の夕食はLian(前の英語クラスのクラスメート)の奥さんJinrinが中華料理を作ってきてくれて、とても美味しかったです。今回の参加者は私を含めて3人で、YoshioさんはNYに出張中でしたので奥様のMaikoさんも今回は欠席。来週からは5人で勉強会をすることになります。

聖書の勉強会というのがどういうものか想像できないと思いますが、簡単に言えば聖書に書かれている内容について深く考えていくという形です。最初に「ヘブル人への手紙」からスタートしました。創世記から順番に始めるということではなく、聖書の中でも一番内容が深い、この「ヘブル人への手紙」からということでした。まずは1章を読んで、そこからスタート。とはいえ、実際に深く議論したのは最初の数節だけです。


神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。また、罪のきよめを成し遂げて、すぐれて高いところの大能者の右の座につかれました。御子は、御使いたちよりもさらにすぐれた御名を相続されたように、それだけ御使いよりもまさるものとなられました。


この数文だけで、いろいろ深く議論したり、他の書(創世記、ヨハネの福音書)を同時に読みながらの1時間でした。あ、もちろん全て英語ですよ(笑)。ただ英語の方が理解しやすいかもしれません。今持っている聖書は日本語の対訳付きですが、日本語が不自由な文章(いわゆる「日本語でおk」www)ですので、英語で読んで英語で解釈する方がすんなりと入ってくると思われます。

帰りは車で家まで送ってもらいました。外は雪が少し積もっています・・・。


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Presentation & Pronunciation (Jan. 19)

2007-01-21 10:23:45 | 研究留学
新しい英語の教室がスタートしました。といっても、この日は受付と簡単なコース説明会。前回のScientific Writingクラスと取った人は、新設されたEditingのクラスに流れたみたいで、自己紹介の時には誰も知り合いがいない状況でした。先生のJaneとは授業開始前の雑談の時に話をしたくらいで、あとは全員知らない人・・・。前のWritingのクラスの最初の時はいろんな不安感もあって、警戒心バリバリ(笑)で自己紹介をやったのですが、4ヶ月をアメリカで過ごしてみてそんなものはどこかに忘れてきたようです。帰りはHarvardのYuichiさんという方と一緒にRed Lineで帰宅。この方が今回唯一の日本人クラスメートです。昨年の4月に阪大を卒業して、現在はポスドクとしてこちらに留学中だとか。

また短い近況報告ですなぁ・・・(苦笑)。
関係各所から問い合わせが来ている新規アルツハイマー病の原因遺伝子発見のニュースに関して。SORL1 という遺伝子のSNPが老年性アルツハイマー病の因子ではないかという報告が、先週のNature Genetics の電子版に掲載されました。現在明らかになっている遺伝性のアルツハイマー病の遺伝子はAPP, PSEN1, PSEN2 の3種類のみ。これらは全て若年性アルツハイマー病の原因遺伝子です。老年性アルツハイマー病を引き起こす遺伝子はApoE の多型ですが、あくまでもリスクファクターで異常があると必ずアルツハイマー病になるわけではありません。今回のSORL1 も同じで、リスクファクターとしてのSNPです。全患者のうち10%~20%ぐらいがこの遺伝子異常に関連されていると考えられているようですが、大騒ぎするほどの発見ではないというのが正直なところです。今回関連が報告されたSNPの一部はcDNA上にあり、アミノ酸置換が生じているのですが、多くはイントロン部位にあり、果たしてその影響なのか、SNPがある場合だとSORL1の発現量が低下するそうです。SORL1の機能とAPPの関係は以前から示唆されていて、細胞表面にあるAPPをリサイクルするのにSORL1が必要で、SORL1が不足するとAPPがERに送られてβ-clevage→γ-clevageと一連の切断反応でAβを産生する方向に傾くみたいです。


Gabyの誕生日(Jan. 11)

2007-01-14 16:02:09 | 生活
今日は英語の先生でもあるGabyの誕生日ということで、パーティーにお邪魔することに。何かここ最近はJoseとGaby宅でのパーティー参加報告ブログみたいですけど、実験も黙々とこなしていますから(笑)。

今日のメインディッシュはミートフォンデュ。フォンデュというとチーズフォンデュが有名ですが、今回のは肉の素揚げ。つまり、あらかじめ下味をつけておいた肉を好みで串に刺して、食卓で揚げるというものでした。今回用意してもらったのは、牛肉、豚肉、ラムでそれぞれが別の味付けで、さらにソースもマスタード、チーズ、クランベリー、マンゴー、ワカモーレ(アボガドのペースト)など様々です。日本でも串かつがあることを話すとJoseは試したそうにしていましたが、Gabyが却下(笑)。そういえば渋谷の串かつ食べ放題の店に悪いメンバーで行った記憶も。

食後はデザート。Maikoさんが作ってくれたチョコレートケーキとショートケーキに加えてGabyが作ったプディングも。翌日が平日ということで早々と解散。今日は聖書の講義もありませんでした。

来週からは再び英語の教室がスタートします。今度はPresentation&Pronunciationのコースを取る予定でいます。

うぉ!すごい短い。
最近はThe Good Germanをじっくり読んでいます。映画とは違った展開の仕方ですので、微妙に感覚が狂ってしまいます。Clive Cusslerの本とは違って、今回の本は難しいです。さらに加えてドイツ語の地名が多く登場してきますので、頭の中も整理しづらい状況です。人物関係も複雑で、役職が戦時中のものとか軍関係のもので混乱気味です。まだ1/3も読んでいないかも・・・。最近は実験が忙しくて、家に帰ってもひたすらネットで現実逃避することが多いので、なかなか本を読めません。目を使うと本当は良くないんでしょうけどね。

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仕事初めと新年会 (Jan. 2)

2007-01-05 10:14:40 | 生活
お屠蘇気分に浸る間もなく仕事初めです。今日からDoo以外の全員が出勤していました。Doraとも会って、次のミーティングを設定、週明けの月曜ということになりました。綺麗なデータが出ていないのでちょいと鬱・・・。まぁ、これらの問題点をディスカッションするという方向で。

今日はYoshioさんの家で新年会。JoseとGabyも一緒です。自宅前で拾ってもらって、Fenway近くにあるYoshioさんの家へ。完全オートロックの近代アパートでした・・・。ドアにHarvardの校章があったので、ひょっとしたらHarvardが持っているアパートなのかもしれません。家賃は聞き忘れましたけど、奥様が働いていないということなら、それなりのお値段なのかもしれません。おせち料理は黒豆、紅白なます、伊達巻。煮物、お寿司、芋餅も。そして何といってもお雑煮ですよ。心配していた味噌仕立てではなく、出汁仕立てでした。Yoshioさんは大阪出身で、奥様が北海道出身、奥様の権限で出汁仕立てにしているそうです。どっかでそんな家族(父親が関西・母親が雪国)を見た気がします(笑)。やっぱり煮物が一番ほっとしました。醤油と出汁の味付けは日本人ならではです。

9時前においとまして、JoseとGabyに車で送ってもらいました。久々に日本食家庭料理を味わえて、新年を良い気分で迎えられました。

余談。
この1/1からBostonの公共交通機関が値上げしました。一昔前はトークンというコインを使っていて、その後は経過期間として切符、そして今回のシステムからCharlie Cardという日本でいうSuikaやIccoca、香港でいう八達通(笑)のようなプラスチックのプリペイド方式に。これに伴い、地下鉄料金がこれまでの$1.25から$1.70に値上げ。しかもこれはCharlie Cardを持っている場合の値段で、切符を買う人は$2.00という料金に。

これが導入されるにあたって、僕自身の中では心配していたことが一つありました。今までは地下鉄のみでバスを利用することがなかったので、バスの定期なぞは持っていませんでした。今回からCharlie Cardで地下鉄・バスの両方に適用できるので、地下鉄は定期、バスはSuika方式で利用できるなと考えていました。心配はバス用にチャージしておいたお金が地下鉄使用時に引かれるのではないか、という点でした。ところがMBTA(ボストン交通局)は僕の想像を超えていました。解決策は「地下鉄とバス両方の定期券のみ発売」というものorz。バス単独の定期はあっても地下鉄単独の定期は廃止されてしまいました。値段も跳ね上がってこれまでの$44から$59へ。44×(1.70/1.25)が59.84なので、乗車一回の値上げ分だけ比例して値上げされたことになります。これでバスが乗り放題なんですから結果としては「お得」だったのかもしれません。とはいえバスは使わないですからねぇ・・・。使うとしたら祝日にラボに行く時・・・、ってこれで祝日も定期券のみで職場に行けるようになってしまいました。祝日だからという言い訳が通用しなくなりました。

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Happy New Year! (Jan. 1)

2007-01-03 12:29:28 | 生活
新年明けましておめでとうございます。今年一年もどうぞよろしくお願いします。

今日は朝から雨が降ってました。雪ではなく雨ということで、ちょっと暖かい日でした。今日はHarvardに映画鑑賞。見た映画は最近公開された"The Good German"。日本語の小説では「さらば、ベルリン」という題名だそうです。ジョージ・クルーニー(ERシリーズ、Ocean's Elven、Ocean's Twelve)、トビー・マグワイヤ(Spider-Man、Spider-Man 2、Seabiscuit)、ケイト・ブランシェット(The Lord of the Ringシリーズ、The Aviator)らが出演。全編白黒という一風変わった映画でした。

時は第二次世界大戦末期、ヒトラーがベルリンで自殺した直後のポツダム会談中の出来事。当時のベルリンは既にソ連統治地域と西側統治地域に分けられていました。アメリカ全権と共にベルリンに到着したジャーナリストのガイズマー(ジョージ・クルーニー)、彼はその昔ベルリンで過ごし、ドイツ人科学者エミール・ブラントの妻であるレナ(ケイト・ブランシェット)と不倫関係を持っていました。ガイズマーがベルリンに来たのは単にポツダム会談を取材するだけでなく、かつての愛人を探すためでもありました。そんな中、アメリカ軍の兵士タリー(トビー・マグワイヤ)が死体で発見されます。彼は軍物資をソ連の闇市に横流ししており、そのお金でレナと恋人関係になっていました。ガイズマーはこの2人の関係がタリーの死に関係あると考え、その真相に迫っていくのですが・・・。

とりあえず、英語の映画を字幕無しで見るのはこれが初めてかと思います。ということで、いろいろ難しい会話もあって半分ぐらいしか理解できなかったのが残念。周囲の登場人物との関係がもっとはっきり理解できれば、内容ももっと詳しく理解できたと思います。ただ全編を白黒にする必要があったのかが疑問です。当時の雰囲気を出すために、あえて白黒にしたのだと思いますが、暗い色調のカラーにしても良かったのでは、と凡人の感想。最後の結末も微妙で、どうしてアメリカ軍、ソ連軍の両方がエミール・ブラントを探していたのかが良く分かりませんでした。これは私のヒアリング力が欠けているのが原因かと。

小説をもとにしているので、ちょっと探して読んでみようかと思っています。クライブ・カッスラーのシリーズもTreasure of Kahnがペーパーバックになるまでお預けですので。ついでにこの作者が書いたLos Alamosという題名の本も読んでみたいと思います。

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New Year's Eve (Dec. 31)

2007-01-02 02:51:18 | ボストン観光
今日は英語の先生(Jose&Gaby)の家で大晦日のパーティーということで午前中から準備。アメリカのドラマにあるような「持ち寄りパーティー(potluck party)」ということで久々に料理。といっても特殊技能もなく、こっちにある材料で何ができるか微妙なところ。簡単な材料で手軽にできるもので、おせちの一品になるものということで、栗きんとんとだし巻き卵に挑戦することに。

前日の買い物で、Central周辺とPorter周辺を探し回った結果、栗がみつからなかったのでさつまいもだけのきんとんに変更。卵焼き専用のフライパンも買って、いざ挑戦。ところが、だし巻き卵がうまく巻けないということでこちらは断念。おそらく出汁の量が多く、水っぽいからだと思われます。きんとんの方はさつまいもを切って、皮をむいて水にひたしてアク抜き。アクが抜けたところで、ひたひたの水から茹でて、柔らかくなったところでお湯を捨てます。水分を蒸発させて、さつまいもを潰して、簡単な味付け。本当は栗の甘露煮のシロップを使うそうなんですけど、甘露煮がなかったので蜂蜜と砂糖で代用。少し焦がしてしまいましたけど、なんとかそれっぽいものが出来上がりました。

夕方5時に一旦集合、CentralからBoston CommonまでRed Lineを使って移動。氷を使った彫像を鑑賞しながら花火まで待つことに。7時に花火が開始、15分ぐらいで終了したのでCopley Squareまで徒歩で移動して、残りの氷の彫像も見ました。CopleyからいったんPark Street Churchまで戻って、暖かい飲み物を飲んだ後、再びCentralまで。この時間になると全ての地下鉄が無料という出血大サービス。帰りの地下鉄ではCopley Place前で演奏していたグループが使っていた楽器について、Habiroさんと悩んでました。楽器に触らずに、電場に手を入れることで音階や音量を調節する・・・。ホーミー(これはモンゴルの発声法)、セサミン(これはゴマの成分)、と近い名前が出るもののなかなか出てこず、最後にHabiroさんの奥さんのMayuが「テルミン!」と正解を出してくれました。他のメンバーはきょとんとしてましたけど、我々は納得してすっきり。テルミン:Wikipedia

家に到着してパーティーの開始。まずはHabiroさん夫妻がお好み焼き作りに挑戦。たしかにこのパフォーマンスは受けますよね。なかなか材料が揃わない中で、ちゃんとしたお好み焼きができました。Japanese Pizaと言ったら他のみんなが納得してくれたので、そのほうが通じやすいんでしょう。私は強引にきんとんをJapanese sweet mashed potatoと主張しました。間違っては無いと思うんですけど・・・。中国人のLianと奥さんはあんまんと手作りの餃子。韓国人のKatieはプルコギ。もう一人のゲストKristeneはアメリカ人ということで牛肉と豆のスープ。国際色豊かなパーティーになりました。

途中でHabiroさんとKatieが帰って、残ったメンバーで新年を迎えることに。テレビ映像が映らず、東海岸時間の新年はグダグダになりながら、ラジオでぎりぎり5秒前のカウントダウンをキャッチして、シャンパンでお祝い。ネットテレビを接続して、今度はシカゴのカウントダウンで2回目のお祝い。・・・って繰り返したらハワイの新年まで迎えなきゃならないので、ここでお開きに。最後にみんなで新年のお祈りを捧げて終了。車に全員乗り込んで、家の近くまで送ってもらいました。

今年も良い一年になりますように。

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