はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

搬家(banjia)+按摩(anmo)

2006-01-21 16:07:31 | 杭州生活
引っ越し当日。
引っ越し先が近いため、先週から自転車を使って荷物を少しずつ新しい家に運んでいたのだが、それが裏目に出た。

昼過ぎには引っ越し屋さんが来てくれることになっているのに、朝から頭痛がして背中も痛く、起き上がれない。この一週間重い荷物を運び続けたせいか、肩こりがひどくてそれが頭痛の原因らしい。
鎮痛剤を飲んでひっくり返っている私の横で、相方(中国人)が一人でバタバタと残った荷物のパッキングをし、引っ越し屋に連絡し、昼ごはんの出前を取ってくれた。

昼過ぎに来る予定だった引っ越し屋がいつまで待っても来ないので、相方が電話をして何やら怒鳴っている。
聞けば引っ越し屋から昨日、「明日1時に伺います。」という確認の電話を2度ももらっているのに、来ないのでこちらから電話してみたら、
「年末で忙しいので、3時か4時にしか行けない。」と言うのだ。

だったら昨日の電話は何だったのか?
こっちは1時の予定で段取りをしているのに、どうしてくれる?
そもそも遅れるなら、客に電話の一本でもするのが礼儀だろう。
年末で忙しいのは昨日からわかっていたはずだ。小学生でもできるスケジュール管理が何故できない?客の納得できる理由を言え。

てなことを相方が電話で怒鳴っている。
また中国じゃよくあることだが、引っ越し屋側は一言も謝りもしないのである。
「想定の範囲内」とはいえ(っつーか、中国じゃ何が起こっても「想定の範囲内」?)、中国人でも腹が立つらしい。

結局別の新聞広告で別の引っ越し屋を探し、その会社に来てもらうことになった。
中国は今が年末で、引っ越す人も多いのに、引っ越し屋で働く多くの出稼ぎ労働者が帰省するため、この時期引っ越しするのは大変なのだ。
ちなみに杭州ではまだまだエレベーターのないアパートが主流で、引っ越しの荷物はすべて人力で上げ下げしなければならない。

引っ越し屋に「今住んでいるアパートは2階で、引っ越し先は4階。距離は車で3分、荷物はだいたい15箱くらい。家電製品は。。。」と詳細を告げると見積もりしてくれる。
当たり前だが5階以上の階から5階以上の階への引っ越しは、割高になる。
日本の引っ越し屋のように荷造り自体は手伝ってくれないし、台車もカートも無いが、冷蔵庫から洗濯機、TVまで全部人力で運んでくれるのには、本当に頭が下がる。
来てくれた引っ越し屋のおっちゃんに話を聞いた。
「本当は早めに帰省したかったのに、今が稼ぎ時だからって社長が許してくんねえんだよ。田舎?田舎は河南省だ。他の奴もみんな山東とか、河北とか。。。遠い奴ばっかりさ。」

おっちゃんと若い衆(?)5人がかり、約2時間かけて何とか引っ越しが完了した。

私は大した荷物も運んでないのに背中と頭が痛くてたまらず、寝るにも寝られないので、夜遅くに按摩(マッサージ)屋を探して全身マッサージしてもらうことに。
按摩屋では若いマッサージ師の男の子(ちょっとジャニーズ系)にしてもらったのだが、夜遅かったのでヒマだったのか、世間話をしながら2時間近くもマッサージしてもらって、随分楽になった。
彼も河南省の洛陽から出稼ぎに来ていて、私が洛陽に行ったことがあると言うと洛陽ネタで盛り上がった。

本日の引っ越し費用:150元(約2100円)、マッサージ費:50元(約900円)
日本じゃ考えられないこの値段は、地方から来た出稼ぎの人々に支えられているのだ。

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